- [著]石岡 瑛子
- カテゴリ:
- 単行本 (400頁)
- ISBN:
- 4062120836
- 発売元:
- 講談社 (2005/08/31)
- 価格:
- ¥ 2,730 (税込)
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製本が甘い?
読んでいたら製本が甘い?のか分からないが、ページがとれてしまいました。。。
もっとしっかり作って欲しい。
自己顕示欲は出すか出さぬか ハッキリしてくれ!
アメリカを中心に世界的な支持を受けている美術監督でグラフィック・デザイナーの石岡瑛子女氏。日本人は業界の関係者や、そういう世界に興味ある人しか知らない名前だろう。なぜなら活動の中心も評価されてるのも主に海外だからである。他のレヴューが細かく説明しているので、同じことは書かないが、世界的なアーティストたちの舞台や映画を陰ながら支えている、美術界のドンのような人だ。その手さばきは素晴らしい。洗練されてて、大胆で、味があって、強烈にモダンだ。
例えばBJORKの「COCOON」のアートワークなどは、石岡氏を知る以前から「こういうのを考える人ってのはスゲぇな」と惚れ惚れしていたのだが、まさか日本人がやっていたとは驚きだった。まあとにかくそんな彼女のエッセイというか、仕事日記という感じ。アーティストたちとの交友や共同作業を通して感じたことを一つ一つ丁寧に綴っていくという案配です。ゆえにデザインやアート関係の仕事を目指している人には堪らない箇所がけっこうある。
んが、何故ここまで褒めてて3つ星なのかといえば、彼女の異様なまでの自画自賛が一々神経を逆なでするからだ。他者の失敗談と、自分の成功を交互に語ることでコントラストを出して、いかに自分が抜きん出てるかを一々説明する辺りはかなり我慢ならず、そんなに自尊心が強いならアラーキーみたく「天才ですから」って断言して書いてくれた方がずっとスッキリするのだが、自画自賛の後に一々卑屈に謙遜したりするのが余計に鼻につく。
しかし根本的な表現哲学やセンスは非常に洗練されていると感心した。たしかにこの人にだったら安心して大きな仕事を任せられるという確信が持てる。それだけに、画集のような形でここまでの軌跡を紹介するのは最適だろうが、エッセイというのは彼女の価値を半減している。
こういう人はメディアに顔を出せない方がカッコいい。
映画・オペラ・ミュージカル・ジャズ・ビョーク・ファン必読!
世界最高のデザイナーでありながら、日本ではいまだ知られていない、
石岡瑛子氏の素晴らしい自叙伝です。
最初の章では、日本では黙殺された以上に、「マスコミによる情報の歪曲」、言わば、やらせによって、根拠ない批判を受けつつ、カンヌ映画祭で芸術貢献賞を受賞した映画「ミシマ MISHIMA」についての事情が丹念に描かれています。
男尊女卑に満ちた日本の映画界の閉鎖性に愕然としながらも、最高の作業をし終えたこの映画を機に、石岡瑛子氏は、デザイナーとして日本を除く世界中から注目され、活躍をし始めたのですが、以後、マイルス・デイヴィスとのコラボ、数々のオペラ、コッポラ、ビョーク等との作業によって、いつもどこかで強く印象に残っているデザインの多くが実は石岡瑛子氏のものであったのだな、という事に、この本を読んで気付かされ、びっくりしてしまいます。
最近、他の本には感じたほ事のないくらいに、文章がよどみない流れで、読み物としても一流のものだと思います。
映画や演劇、音楽ファン全てに、その裏側を知る上でも、特にクリエイターの方々には強くお勧めしたい本です。
