- [著]八木田 宜子
- カテゴリ:
- 単行本 (123頁)
- ISBN:
- 4062124319
- 発売元:
- 講談社 (2004/07)
- 価格:
- ¥ 1,470 (税込)
- Amazonポイント:
- 14 pt
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 1,200 より
少し怖くて悲しい物語
本の表紙には料理を持って立っている少年がいます。年寄りにも子どもにも見える顔です。背丈ほどもある長いコック帽に下駄といういでたちが、とても奇妙です。この小さなコックさんの開いた秘密のレストランをめぐる話です。
主人公のシゲオは小5です。一人で食事をすることが多いシゲオは、レストランの常連になります。出てくる料理の美味しさとボリューム、時々出てくるさし絵を見ると、よだれがたれてきそうな程です。コック志望のシゲオは小さなコックさんと出会うことで成長していきます。
思いもよらない結末の後、シゲオは暑い夏の日に起きた悲しい出来事を知ります。せみの鳴き声、二重の別れ。自分の夢をかなえられなかった子どもがいた時代がありました。それを思い出させてくれる物語です。
なんともいえない余韻と、裏表紙に描かれたハンバーグの絵が悲しみを誘います。料理の数々にこめられたコックさんの気持ちを思うと切なく、少し怖くもありました。できれば夏に読んで欲しいと思います。
食べることのありがたさが判るかも
なんだか不思議な絵に惹かれて手にとった。
あるはずのない場所に、突如として現れた不思議なレストラン。
そこは、子どものためのレストランだった。
コックさんもまた、不思議な人物だ。
主人公の少年は、毎日のようにそのレストランに通い、世界中のいろんな料理を口にする・・・。
それがまさか、日本が経験した過去の出来事に繋がっているとは。
先が気になって、読み終わるまで閉じることが出来ませんでした。
終わり方がちょっと寂しかったけれど、
心に残る物語です。
