- [著]門田 隆将
- カテゴリ:
- 単行本 (311頁)
- ISBN:
- 4062129663
- 発売元:
- 講談社 (2005/06/29)
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- ¥ 1,785 (税込)
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フルスイングの人生
NHK総合で「フルスイング」と改題しドラマ化もされた話題の1冊。本書「甲子園への遺言」は、伝説の打撃コーチ高畠導宏さんの生涯を綴ったもの。高畠さんの人生はまさに「フルスイング」という言葉がぴったりとくる。35年間プロ野球界で、選手、コーチとして過ごし、何と、59歳にして高校教師になる。そして甲子園を目指す。
プロ野球界では、落合、イチロー、小久保他現在監督、選手として大活躍し日本球界をひっぱっている面々を育ててきた。そして、どこのチームからも引っ張られる実力派。60を目の前にし、教員免許を通信で取り、教壇に立つ。本書では幼少期から晩年までが書かれるが、どの時代も全力勝負だ。
始めての授業で、黒板に「気力」と書き、生徒たちにこういったそうだ。「君たちはこれからの人生でいろいろな困難にぶつかるだろう。でもどんなことがあっても気力で乗り越えてくれ、いいか、人生には気力が大事なんだよ。」いつもフルスイングで生きてきた高畠さんのこの言葉は、生徒たちの心に刻まれたことでしょう。そして本書を通じて生い立ちを読んだ読者の心にも、温かいメッセージとして残ることでしょう。私も本書からとても大切なメッセージを頂いたように思う。
ここまで純粋な野球人はいない
高畠導宏は30年にわたり7球団を渡り歩き、卓越した野球理論と洞察力で延べ30人以上のタイトルフォルダを育成したまさに『伝説のコーチ』と呼ぶに相応しい人物である。その伝説のコーチが50歳を超えて一念発起、今度は甲子園を目指すが、志半ばで病魔におかされ他界する。
この本を読むまでは、プロの打撃コーチが教職免許まで取得して高校野球の指導者になろうとしていることに誠実さと律儀さを感じていた。
しかし、この本を読んで彼の『転職』の理由に驚いた。彼は野球のコーチとしてのテクニックを甲子園優勝という形で表現したかったわけではなく、野球のコーチをしているうちに自身に足りないものが心理学と気づき、それを学ぶために教職免許を取得して、実践するために高校教育の世界に身を投じたのである。つまり、根っからの野球人なのに探求を続けるフィールドが野球におさまらなかったのである。
プロの打撃コーチとして最も成功した人物であろうと思われるが、しかし、成功した職業をなげうって、『自分が求めるもの』を50歳を超えてなお求め続けることは困難だ。ほとんどの人は現実的な理由を見つけ、それを自分に言い聞かせて諦めているのではないか?それとも、彼のように一つの道を極めることで人間は純粋さを保つことができるのだろうか?
ここまで自分に純粋だった野球人はいないのではないかと思うが、伝記としての出来はもう一歩。
まず、鶴岡、野村のくだり。高畠がプロの基本を学んだのは南海であるから、背景を説明しておく必要はあるだろう。しかし、シンキングベースボールや鶴岡、野村の確執は既にかなりの回数文章化され、本書自身も多くの文章を引用している程だ。少しくどく、脱線している感が否めない。書くなら、もう少し高畠の目線から書くべきだ。
次に配分。延べ30人も門下生がいるのだから、彼らへのインタビューをもう少し増やすべきではなかったか?学校時代のルポは本当にこれが限界か?
同じストーリーが繰り返されているところが散見されて読みにくいところも気になる。
好人物のノンフィクションだけに残念だ。
高校経営は単純である(;'Д`)ハアハア
(;'Д`)ハアハア スポーツの強豪校として『有名』になりたければ、野球部に力を入れさえすればいいというシンプルな理念には、納得させられた・・・。
確かにバレーやバスケのやうなマイナースポーツで『全国優勝』したところで、県大会優勝→甲子園出場のほうが注目度が高い・・・
故に野球部だけに力を入れるのが上策である。
『文武両道』ほど 分かりやすい指標はなく、その武は野球部の功績のみで支えられる・・・
簡単なものだ・・・。
中学時代に名を馳せたやつらをスカウトすれば、一気にドリームチームである!!
ワンピースで、ロギア系の悪魔の実を食ったやつらを集めれば、それだけでドリームチーム
になるという道理に似ている・・・。
新設大学はゴミ以下だが・・・新設高校は 有名大学合格率が高ければ、それだけで名門校となる・・・。
何故か? それは・・・有名大学合格率・・・たとえば東大合格者数というのは・・・
東大という『権威』によって、高校の格が支えられるからである。
新設大学がいかに一流企業の就職率が高くならうとも、大学という場所は 大学そのものの
『権威』によって 価値が定まるので・・・新設大学が成功する事はありえない。
それは 武蔵・東大寺グループの大学経営の失敗を見れば明らかであらう!!!
(大学経営は高校経営ほど簡単ではない)
おいらが高校経営に乗り出すならば・・・東北という未開の地に・・・東大・京大コースなど
に特化した受験校を建てる!!!
高校それ自体に価値がある(官僚になった場合・出身高校まで見られるので)名門高校には
勝てないが 山形東 や仙台ナンバースクール程度なら・・・・
おいらが高校経営に乗り出せば、勝つ自信があるっ!!!!
徹底的に、自分の好きな事を自分でやる。すばらしい!
自分の好きな事、野球に、全身全霊で取組んだ、人生。
人と人のかかわりにおいて、人の気持ちに、耳を傾け、
自分のこととして取組んだ、人生。
感動できます。
NHKのドラマは、高校での教師生活が舞台で、それも
すごく良かったが、この本は野球人生がテーマ。少し
視点は違います。ご承知を。
生き方の指針を示す良書
著者、門田さんの文章は「そして」が多い等、読んでいてやや苦になる所があるが、このような実在の人物を取り上げ、本としてまとめた功績は大きいと思う。
教壇に立ってからの話は、本書中盤のプロ野球裏面史よりも興味深い。私が最も感銘を受けたのは、高畠さんが高校生に語った「伸びる人の共通点・一流になるための7つの条件」である。勝負の世界で長くよい仕事をされた方の言葉だけに説得力がある。これは「夢をかなえるために必要な力」と解釈することもできるだろう。
これほどに魅力的な人物像は、さらに多面的なアプローチで掘り下げてほしかった。本書で高畠さんという人物を知った人は、もっとその人となりについて知りたいと思うに違いない。
惜しい部分もあるが、一人でも多くの人に読んでもらいたい良書である。
2年間
100人いたら100通りの打ち方があると、選手と対話しながら練習を進めるやりかたは凄いと思いました。
ほめて選手の長所をのばすやりかたは、陸上の小出監督と同じ考えかただと、思いました。
2年間高校野球の指導ができない、規則のため 高畠さんは甲子園で指揮を執る夢が実現できませんでした。
高畠さんならどんなチームができたのだろうと思うと残念です。
素晴らしい
NHKドラマを見て、この作品を知ったので購入してみました。
内容を書きすぎるとアレですので多少控えめに。
読んでるうちに色々な選手から尊敬されていた人なんだなーとか
あの人とこの人はこういう関係だったのか。などと言った発見もあります。
何よりほぼ定年に近い年で教師を志した高畠さんという人間性に惹かれました。
"氣力"忘れられない言葉になりそうです。
また、ドラマとの相乗効果でさらに感動しました。
この本は野球を知っている人、知らない人問わず一度読んで見るべきです。
買って損をするということは無いと思います。
英会話
英語の先生と帰国子女の子の回をドラマで見た
私は中高6年間で1回も英会話をしたことがない
英会話の授業はあったが実際の会話をしたことはなく
教科書を読んだり紙に書いたりしていた
ドラマの話は参考になるんじゃないだろうか
どうして寿命は分けてあげられないのだろう
「覚悟に勝る決断なし」
こういう気持ちで日々生きていますか?
私の場合、頭ではわかっていても行動力がついてこない。
ただ、日々流されて生きているだけなんだと、この本を読んで実感させられました。
なんだか本当に恥ずかしい人生のような気がします。
ドラマの「フルスイング」もいいけれど、この本はもっといいですね。
人間には、一生のうち、時期がきたら読んでおかなければいけない本が
何冊かあると思います。
この本は、紛れもなくそのうちの一冊です。
私は、わが子が社会人3年目を迎えたときに、
この本をプレゼントしてやろうと思っています。
まちがいなく、一生の宝物となることでしょう。
高畠先生が作った高校野球チーム、選手を見たかったと心の底から思います。
可能ならば、私の寿命を何年分か差し上げてでも。
いずれ、野球界には、高畠氏の教えを受けた選手がコーチとなるだろう。
そのときに、高畠イズムを少しでも後世に伝えていって欲しいと思う。
彼と触れ合った選手にとって、
ゲームで活躍することも恩返しでしょうが、
彼の教えを伝えることも恩返しになるということを
わかって欲しい。
彼の教え子の中から第二第三の高畠が出ることを祈って。
NHKのドラマは明日最終回を迎えます。
今までは家族全員で見ていたけど、
明日だけは一人で見たいと思います。
そして、自分の生き方を変えてみようと思います。
「覚悟に勝る決断なし」
人思いの人
プロ野球界伝説の打撃コーチが最後は高校教師となり甲子園を夢見る、点に興味を持ち
本書を手にとりました。
プロ野球コーチ人生30年を通して選手個々人に応じた指導を行い、数々の名選手を
育ててきた点も「伝説」と称されるだけあってすごいのですが、実際にそこから高校教師
になってしまうところに、高畠氏の意思の強さが感じられました。
何より本書を通して感動したのは、教え子に対し思いやりや愛情を持って接することが、
勝負師の世界であるプロ野球界であっても、高校教育の場であってもまったく異なること
なく人を育て上げていく、ということがわかったことです。
本当に感動しました。
