- [著]森永 卓郎
- カテゴリ:
- 単行本 (224頁)
- ISBN:
- 4062130173
- 発売元:
- 講談社 (2005/10/30)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
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「反・萌え経済学」
萌え産業というものは現時点において衰退の傾向に入りつつある中、この本における内容がいかに間違っているのかがわかります。
まず、突っ込み。それとこれとは話が違うのを一緒にしたりする。現実と虚構の境目を無視する(アキバ系やオタクの場合、必ずこの状態に最終的に陥り、ロリータコンプレックス事件を引き起こしてしまい人生破滅という結末へ!!)。それに、第3章では全然関係なさそうな内容、というよりは「萌え産業」の背景を詳細に書きすぎた内容になっていること。
それから、アキバ系はイケ面だろうがブサ面だろうが、アキバ系はアキバ系であることを強く力説します。ブサ面のアキバ系も警察沙汰になる事件を起こしてしまったのですから。そして秋葉原の連続殺傷事件。
最近になって、メイドカフェの中には暴力団と関わりのある店があるのではないか、と言う話も聞きました。それらを踏まえれば、いかに「萌え産業」が低レベルなのか、わかるはずです。
オタク世界の昇華
現在は終了したが、「ニュースステーション」等のTV番組で御馴染み、それからミニカーコレクターとして知られる経済アナリスト・森永卓郎氏が昨今の「萌え」ブームについて主観的、及び客観的見地から評価したのがこの本である。
例えばメイドカフェと東京ディズニーランドはRPG(ロール・プレイング・ゲーム)という観点から見れば同じ発想だとか書いており、やや強引な感じも受けなくは無いが、それでもつい読み耽ってしまうのは彼の力量の成せる業か?
それにしても「萌え」をここまで細かく分析した本というのはあまり例が無いので、「萌え」について文化的且つ経済学的に捉えたい向きには最適であろう。ただそれはあくまでも一般人とオタクの中間に存在する層しか理解しないかもしれないけども…。
萌えをベースに、日本経済の将来も考えられます
萌えを題材に、エコノミストらしく
経済をベースに解説されています。
ただし、数字を羅列したような、いかにも経済学風の
内容ではなく、経験に基づいた萌えに対する考え方も
描かれています(著者は心底、秋葉原好きに違いない)。
両者のバランスが上手く取れており、
さらっと日本経済の未来図を述べている箇所もあります。
萌えに対する批判めいた論調もなく、
読後感も爽やかで、気持ちよく読める1冊です。
楽しそうに執筆している姿が目に浮かぶ
経済学となっていますが、
内容は 「萌え」 ビジネスの一連の成長過程や各萌えビジネスの詳細紹介、
将来性についての言及がなされている本です。
非常に電車の中では読み辛い表紙。
でも、内容は3時間とかからず読みきれる構成なので、
軽く手にとって流し読みするだけでも十分楽しめると思います。
しかもそれだけで、オタクをビジネスといった観点から考える土台を
自分の中に芽生えさせることが出来るかもですね。
良い意味で固定観念を崩してくれると思います。
この本の最も特筆すべきことは、作者自身が 「萌え」 が好きなこと。
メイド系のお店に取材に行った際の体験談や、
秋葉原でのリアルな描写。
「萌え」 こそが社会の主流になっていくという著者自身の主張など、
ちょっと行き過ぎかなって思える部分も結構あります。
ま、そこが面白かったりするんですが・・・
でも、様々なニュースやテレビ番組を見ていると
確かに 「萌え」 を取り上げているものが多いのも現実。
だからこそ、少しこういった分野の知識をつけてみても良いのかなと思いますね。
そんな知識をつけるのに恰好の教材であるこの著書。
一度読んでみてはいかがでしょうか。
自称経済評論家の経済知らず
この人、経済のことわかっていないというのと、
オタク産業に擦り寄ろうという汚さが顔に出ている。
立ち読みしてひどい本だとわかったんで買わなかったけどね。
成長産業は本当に消え失せたの??
モリタク先生、チャプター3で「巨大な成長産業は携帯電話が最後で今後はもう出てこない」とおっしゃってますけど果たしてそうですかね?いまの経済は確実に飽和しつつある、と。
そういう文脈で「今後も飽和しないビジネス」は、1)コレクション市場、2)芸術・文化市場、3)恋愛市場ですと。ここはナアルホド〜確かに3つとも一度ハマったらいくらでも金をつぎ込める。
「萌え」はある意味、上記3つのマーケット全てを包摂しているってわけか。でも「萌え」の種類はあまりに複雑・多岐にわたりすぎて黄金のビジネスモデルはなかなか出来難い。
著者自らの萌え経験を踏まえての分析だけにナルホドと思わせる部分も多いのですが、ぶつ切りの連載トピックをまとめて一丁あがりのお手軽本なので「経済学」と銘打つほどのディープなつっこみ感はなく、「モリタク印税稼ぎのためのアキバ最新リポート」な本という読後感。
結構参考になりました。
萌えについてはさらっと書いてあるけど、市場については詳しく書かれていて参考になりました。
あとネットオークションについても書かれていて興味深かったです。
私はネットオークションで物を買うので、ネットオークションでの需要と供給の関係なんかもわかりやすかったですね。
他に読むべき本がある。
タイトルは『萌え経済学』ですが、実際に「萌え」
ということばから連想されるような内容が記述され
ているのは、全4章のうち前半の2章だけです。
後半の第3章「アートに萌える豊かな日本へ」と
第4章「オタク化する消費とネット市場」では、それぞれ
高付加価値市場とネットオークションに関するどちらかと
言えば一般論が展開されています。また、すでに出版され
ている「萌え」をあつかった本と比較して、特に目新しい
情報はありませんでした。
もし、この分野について知りたいのであれば、同じ講談社
から出版されている『萌え萌えジャパン』の方がお勧めです。
価格に差はありませんが、内容的にもボリューム的にも充実しています。
経済学からみた「萌え」論
近頃盛んに茶の間に登場するようになった「萌え」という言葉。
所詮はオタク用語、と思われ軽視されがちだが、
そんな「萌え」の現状を改めてまじめに考え直す上でのよりどころとすべき良書。
「萌え」の社会に与える影響がどれほどのものであるのか、
オタクであろうとそうでなかろうと、ぜひ一度は目を通していただきたい。
表紙を見てふざけた本と思うなかれ。
ぜひこの本を読んで「萌え」について再考してみてはいかがだろうか。
萌えビジネス−新しい消費のカタチ
その巨大な市場規模から「萌え」市場は今、熱い注目を浴びている。
本書では「フィギュア」や「メイド足つぼマッサージ」などといった「萌えビジネス」の最前線の紹介と、中小企業や個人が中心となった新しいモデルとしての萌えビジネスの特徴を解説している。
「成長産業は消え失せた」という著者の指摘通り、日本経済はこれまで「大量生産・大量消費」のモデルによって経済成長を遂げてきたが、衣食住が満たされモノが溢れる現代においては、売れるもの作りは非常に困難になってきている。
そうした中で、ビジネスの規模を拡大させている萌えビジネスの成功の秘密は(1)コレクション市場(2)アート市場(3)恋愛市場という決して飽和することのない需要に対応していることであるという。
「日常品から高付加価値商品へ」よく言われることであるが、意外と実践できている例は少ない。本書で紹介されている「萌えビジネス」はこうした新しい動きに非常によく対応している。既存の産業にとっても学ぶべきものは多いのではないか。
また、本書では、ネットオークションや共同購入制度の紹介を通じて「消費者=供給者」の経済、いわゆる「プロシューマー」の具現化も紹介している。近年多くのビジネス書で紹介されている概念であるが、萌えビジネスの視点で見ると非常に説得力がある。
本書は、「そこまでやるか!」という表紙のインパクトとは裏腹に、現代の消費論に踏み込んだビジネス書である。オタクを自認する方以外にも参考になるので是非読んでいただきたい。
なお、電車で読むときにはカバーを掛けるのを忘れずに・・・
