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	<title>Reviews:新世界より 上</title>
	<link>http://www.amache.net/detail/4062143232</link>
	<description>description</description>
	<pubDate>Thu, 08 Jan 2009 18:17:30 +0900</pubDate>

<!-- Reviews -->

	<item>
		<title>衝撃を受けた徹夜本</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A1USB4HBTBG3K0</link>
		<description><![CDATA[上下2巻で１０００ページを超える作品だが、ページをめくる手を止めることが出来ない面白さだった。長編にありがちな中だるみもほとんどなく、この奇妙でダークな新世界を巡る少年少女たちの冒険に引きずり込まれていった。
<br />
<br />物質文明が滅んだ千年後の世界。人類はほんの僅か生き残り、小さな集落が広い日本列島に数箇所あるだけとなってしまった。
<br />人類は「呪力」という超能力を得て、平和で貨幣経済もないユートピアにも似た共同体を作っていた。
<br />しかし、新世界は管理教育、情報操作、洗脳、そして歴史の隠蔽、改ざんといった闇の部分ももっていた。世界を維持するには、真実は隠されなければならなかった。図書の分類と検閲。新世界に生きる人々、特に子供達は徹底した管理のもとに置かれていた。
<br />世界の秘密の全貌はしかし、なかなか明らかにはならなかったが、戦慄を覚えるほどの謎の輪郭がじわじわと読者に迫ってくる。なにか腐臭を放つものがどこかに隠されているような、そんな感じを受けながら貴志祐介の描く「新世界」の謎に魅せられて物語の中にどんどん入り込んでしまった。
<br />　醜い奴隷として使役されるバケネズミ。
<br />　自爆して敵を倒す風船犬。
<br />　自走式図書館のミノシロモドキ。
<br />そして、呪力を暴走させる悪鬼と業魔。
<br />
<br />なんという世界だろう。
<br />
<br />貴志祐介の脳髄から産み落とされたこの新世界は、悪と秘密と汚濁、そして謎に満ちている。
<br />主人公の早季と覚が、バケネズミの巣から脱出するため暗闇と悪臭とおぞましい生物のなかを走り抜けるシーン。
<br />人類を破滅から救うために旧世界の東京の地下を下る胎内巡り。
<br />ファンタジーと呼ぶにはあまりに生生しく、不気味に息づく奇形なモンスターに満ちている。
<br />　そしてなんともすっとぼけた自走式図書館のミノシロモドキ。
<br />緊迫した展開のなか、唯一の癒しキャラ（？！）かもしれない（笑）
<br />不思議と恐怖とミステリーをたっぷり堪能させてくれる作品だった。
<br />長さにしり込みせずに、一読してほしい。
<br />]]></description>
		<pubDate>Tue, 23 Dec 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>white cat</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>２００８年度　ＳＦ大賞受賞　でもＳＦ苦手な人も読めるはず</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#AQ32EAYA625IA</link>
		<description><![CDATA[２００８年度ＳＦ大賞受賞というのを知り、読んでみることにしたものである。 
<br />
<br />貴志祐介といえば私にとっては「青の炎」「硝子のハンマー」など、現代社会を舞台にしたミステリー作家というイメージだったのに「ＳＦ大賞」というのにものすごく興味を引かれたのである。 
<br />
<br />ストーリーについて特に述べることはしないようにしたいのですが、私が読んでいる途中で思い浮かべたのは「ナウシカ」「猿の惑星」「暁星記」「地球（テラ）へ」といった現代文明が滅んだ後に生き残った人々の生活、そしてもっと大きく言うと同じてつを踏んで再び文明を失わないようにするための社会作りの物語と途中までは思っていた。それは決して間違いではない。 
<br />
<br />が、上巻を読み終わった今思うのは「こんな話は読んだことがない」という興奮である。 
<br />
<br />序盤からなにやら不穏な気配が物語に常に付きまとう。それを忘れさせる楽しげな場面の後にそれが出てくるだけにその不穏な空気感は徐々に増大していく。 
<br />
<br />「世の中には知らない方がいいこと、知ってはいけないことがある」 
<br />思いがけずそれを知った主人公たちはさまざまな苦難に立ち向かわなければならなくなる。 
<br />さらに恐ろしいのは何を、誰を信じていいのかが分からなくなることである。 
<br />
<br />そのこととどういった関係があるのか今はまだ分からないが、上巻ラストで悲劇がおこる。 
<br />
<br />残された者たちが下巻でどういった事件に巻き込まれるのか、どう立ち向かっていくのか、そしてこの「新世界」とは何なのかが描かれていくのであろう。 
<br />
<br />下巻の帯には「見せかけの平和がいま崩れる」 
<br />「新しい秩序とは、おびただしい流血でしか生まれないのか。少女は、決死の冒険に身を投じる」 
<br />とある。 
<br />しかし単なる冒険ファンタジーではないことは容易に想像がつく。 
<br />
<br />楽しみであるが、物量に負けそうになる分厚さである。]]></description>
		<pubDate>Sun, 14 Dec 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>ちょいん</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>これこそエンターテイメント小説です</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A3STUI4SRB1LUQ</link>
		<description><![CDATA[壮大な寓話的な世界観、非常に細やかでイメージが膨らむ
<br />文章表現、牧歌的な雰囲気から一転してぐいぐい引き込ま
<br />れる展開。これこそがまさにエンターテイメント小説です。
<br />
<br />”分厚い本 ｘ 上下巻”と最初は絶望する気持ちにもなり
<br />そうですが、スタートしてみたら（特に上巻の3/4くらいか
<br />らは）あっという間に最後まで読み終わってしまいました。
<br />「ここまで細部まで創り込んでいたら儲かんないでしょ！？」
<br />と心配しちゃうくらい緻密に作られた物語の設定がすごい
<br />です。マンガのＡＫＩＲＡや小説の「最後の物たちの国」を
<br />ちょっと連想しちゃうかもしれません。
<br />
<br />読後の感想としては、「考えさせられた」なんて人もいる
<br />かもしれませんが、僕にとっては”ほんとに楽しかった”
<br />が一番しっくりくる本でした。
<br />]]></description>
		<pubDate>Wed, 03 Dec 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>食いしん坊</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>貴志さんのダークファンタジー</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A2YW2SILSOV7G0</link>
		<description><![CDATA[待ちに待ち、上下４０００円をだして購入した本作。 
<br />
<br />作品の大きなテーマは「人間の無意識な残酷さ」であると感じました。 
<br />
<br />で、それを浮き彫りにするために作り上げられた壮大な世界観、ダークファンタジー的なキャラクター（化けネズミ・カヤノスヅクリ等）は面白いと思う。 
<br />
<br />けれど、その壮大な歴史・状況設定のために、細かいところに色々矛盾点が出来てしまっていて、それをむりやり辻褄あわせようと苦労した結果、登場人物達の行動や言動が、あまり説得力がないものになってしまっているように感じました。 
<br />結果、今回主要な子供達が男３人、女２人いるんだけど、その誰にも結局最後まで深く感情移入することが出来なかったように思う。 
<br />これまでの貴志作品にはあった、行動にいたるまでの気持ちの動きや背景のかかれかたが、世界観の構築に筆を奪われ、その謎を明かさず、主人公の手記という形で語らせるというあいまいさでぼんやりしてしまっているのではないか。 
<br />
<br />
<br />少しくらい設定に矛盾点があろうと、人間の行動に説得力があり、キャラクターに魅力があれば作品は面白いのにな・・。 
<br />
<br />でも、あの厚さを最後まで飽きさせずに読ませるだけでも、筆力は凄いと思います。期待を掛けすぎるから、がっかりするわけで、１０代が読めば物凄く面白いという評価をうける作品のような気もします。 
<br />
<br />]]></description>
		<pubDate>Fri, 24 Oct 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>かっこ</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>新世界を書いているようで実は…</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A1F142QTY3KI38</link>
		<description><![CDATA[「黒い家」で衝撃を受け生まれて初めて本を読んで恐怖を感じさせられた。「天使のさえずり」で再び身の毛がよだつ思いをさせられた。性懲りもなく本書を手にとり、また異なる恐怖にさらされた。<br />最初は今までと作風の異なる異世界(未来の地球)での展開に少し面食らったものの、丁寧な描写から、穏やかに広がる田園風景などがまざまざと思い起こさせられ、気が付けばその世界に入り込んでしまっていた。<br />読み進めるうち、使役しているバケネズミとの絡みや言い伝えられる伝説などをおりまぜて、一見すると巷にあふれたシリアス系ファンタジーとめもとれる展開を見せはじめる。<br />しかし、読み終え、ひとしきりストーリーを思い返すうち、気付かされる。そこにあるのはありきたりな、「人間はいつの時代もごう慢であり救いようのない存在なのだ」というメッセージではなく、この人間たちは、今まさにここに存在するわれわれを焙り出した姿だ。<br />自分たちが良ければという利己主義を貫き、環境を破壊しつづける現代人。その事が将来、我が身を脅かすと認識しながらその場しのぎの手だてしかとらない現代人。その姿が、異世界の姿を借りて、描き出されている。]]></description>
		<pubDate>Wed, 22 Oct 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>ユキンコ</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>圧倒的な世界観</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A1876O7366CUZP</link>
		<description><![CDATA[人類の大部分が滅びた未来。サイキックを操る人々が一見平和に暮らしているが、それはほんの少しのほころびから崩れてしまう危うい均衡の上に成り立っているものであった。
<br />
<br />読み始めたら止まりません。一冊1000ページもある上下巻なのに、2日で一気に読まされました。
<br />
<br />とにかく世界観がよく練りこまれており、ディテールも精緻に描かれているため、架空の未来世界であるのに、生き生きと迫ってくるものがあります。伏線の活かし方も見事。無駄な部分がほとんどありません。
<br />
<br />読了すれば分かりますが、架空世界のメタファーを使いながら、現実の社会のありように対する深刻な危機意識が伝わってきます。基本的にはエンターテイメント作品でありながら、人間というものの業の深さについて、考えさせられる面もあります。
<br />
<br />SFアドベンチャー作品として一気に読める。青春あり、恋愛あり、友情あり、ミステリー・サスペンスあり、風刺あり、社会批判あり。さまざまな要素が詰まった本作は、SF嫌いでなければ、「必読」の作品であると思います。とにかく上巻を読み始めたら下巻まで一気です。上巻だけ買ってもまた本屋に走ることになるので、セットでの購入がおすすめ。]]></description>
		<pubDate>Sun, 28 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>ぷりうす</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>上下まとめてのレビュー</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A1SWSD93K4BXCS</link>
		<description><![CDATA[この作品は今までの作風とは違い、SF小説である。上巻のはじめは、ハリーポッターのような超能力を使ったクラス対抗戦の様子が描かれている。正直上巻は物語があまり動かないため、退屈ではあるが、下巻は人間がある集団に攻撃され無残に殺されていき、面白くなっていくので、上巻が我慢できるかが、この作品を楽しめるかどうかの分かれ目だと思う。
<br />今までの作者の小説とは違いSF冒険小説なので、ホラーや推理物が好きな人は楽しめないかもしれない。また私は登場人物の誰が死に、誰が生き残るのかがほとんど分かってしまい、ほとんどの人はバケネズミの正体もわかってしまうと思うので、純粋に物語を楽しむ小説で、謎を解明していく小説ではないので、その点は読むときに注意が必要だと感じました。]]></description>
		<pubDate>Fri, 12 Sep 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>ゴネット大佐</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>レビューを読む前に本を読もう</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A28RYEAF3WRO7S</link>
		<description><![CDATA[私が見た時、レビューの最初に「この作品は何も前知識を入れないまま読むことを
<br />おすすめします。下手にレビューサイトは見ないほうがいいですよ！」というレビューが
<br />あったので、レビューを読むのをやめて、本を読み始めました。
<br />
<br />最初の方は乗り切れずちょっとだらだら読んでいたのですが、読み始めるに連れて加速度が
<br />増し、一気読みしてしまいました（といっても、途中色々薀蓄が入っている部分は
<br />さらさら斜め読みしまってるんですけど^^;）。
<br />
<br />読み終えて、思い起こすと、本当に色々なテーマが詰まっていて考えさせられます。
<br />「先にあれこれ研究しないで、ともかく読んでみよう！」と言いたい作品です。]]></description>
		<pubDate>Sat, 30 Aug 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>不二</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>狂気の渦と冷静な学び。まさに知的格闘家の面目躍如！</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A20S9ZYG1ZBWZG</link>
		<description><![CDATA[ＳＦ小説と呼ぼうとファンタジー小説と呼ぼうと、ウェブ世界の進化が想像力を上回る速さで展開しているこの時代に、タイトルになっている全くの「新世界」を書こうとするリスクは相当に大きいものではないかと思う。この点、時代を現代からはるか先に設定し、ウェブというものが死滅している状況にしていることが、そんな時代が現出するに至る歴史の壮絶さも含めて、本書の物語性の豊かさを担保した。
<br />
<br />この作家の本はほとんど読んでいる。私の中では『クリムゾンの迷宮』が圧倒的に星５つなので、それに比べると作品としては星４つということになるだろうか。
<br />
<br />しかしこの作家は、まるで己の格闘家のような知的体力を試すようにジャンルにとらわれず作品を書き続ける。前作の『硝子のハンマー』は、この作家のファンはまことに意表を突かれる密室ものだった。今回は「新世界」の姿を、どこまで一般の想像を超えるものにできるかに挑戦した感がある。どんなに狂気に満ちた歴史の中でも冷静に生きる方法を学び続ける人間の描き方の中に、この作家がどこか究極的に人間を信頼している様が見て取れるようにも感じた。
<br />
<br />そういう意味での貴志祐介の挑戦魂が継続していることに星１つ加えることで、５つにしたい。最新作『狐火の家』はご愛敬として、次作はどんな意表を突いてくれるか。個人的にはノンフィクションもあり得るのでは？と思っている。]]></description>
		<pubDate>Thu, 21 Aug 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>ぴょんきち</dc:creator>
	</item>

	<item>
		<title>ゲーテッドコミュニティへの革命劇</title>
		<link>http://www.amache.net/detail/4062143232#A1ZYIEPCAAL2D4</link>
		<description><![CDATA[エンターテイメント小説。呪力をもつ人間がゲーテッドコミュニティを形成して、呪力を持たない動物を支配している世界で起こる革命失敗劇。
<br />呪力＝資産と置き換えると現代社会の比ゆともとれるか。
<br />
<br />欠陥、物足りないところはある。
<br />「呪力」の機能について疑問符がつく点。
<br />（言語習得などとはレベルが違う）生物学的な抑制の作用機序がなぜ後天的環境によって左右されるのか。
<br />物語の叙述が友人関係＝水平関係に偏っており、師弟関係、親子関係＝垂直関係の入り込む余地が少ない点。
<br />生物史については極めて詳細に叙述されるにもかかわらず、なぜ呪力を伝達する垂直の人間関係が殆ど描かれないのか。
<br />
<br />物語自体はかなり面白い。
<br />この著者ならではの筆致、得体の知れない濃厚な闇のような雰囲気が楽しめるのはこの手のモノが好きな小説読みには嬉しい。]]></description>
		<pubDate>Sun, 22 Jun 2008 00:00:00 +0900</pubDate>
		<dc:creator>shibue500</dc:creator>
	</item>

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