- [著]矢作 俊彦
- カテゴリ:
- 単行本 (392頁)
- ISBN:
- 4062143941
- 発売元:
- 講談社 (2008/06/20)
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- ¥ 1,785 (税込)
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是非、ショーケン(萩原健一)主演で見たい21世紀の『傷だらけの天使』
ヘッドホンにゴーグル姿のショーケンが、やおら起き出して冷蔵庫に行き、取り出したトマト、コンビーフ、クラッカー、魚肉ソーセージに貪りつく象徴的なオープニング!
情けないがカッコイイ"男の美学"が支持され、今なお熱狂的なファンから支持され続けている伝説のドラマ『傷だらけの天使』(1974・10・5〜1975・3・29)。本書は、まさに小暮修と同世代(団塊世代)のカリスマ作家・矢作俊彦氏により、21世紀に蘇った『傷だらけの天使』である。
――金脈問題での田中角栄首相の辞任、長嶋茂雄、ハイセイコーが引退したあの時代、「兄貴ィ〜」と慕われた弟分・アキラの死から30余年―― 未だにアキラの面影をどこか引きずりながらもホームレスの身に成り果てた50代の小暮修が、ホームレス仲間の死をきっかけにある事件に関与し、かつて聖地としていた“新宿”に戻ってきた。
本書は、変わり果てた新宿(=東京)を舞台に半ば“浦島太郎”状態となって現れた小暮修が事件を追い、携帯電話、PC、インターネットといったハイテク機器に悪戦苦闘しながらも外国人とIT長者が支配する闇の裏社会に立ち向かう姿が描かれており、世の中の変化や年齢を重ねても30余年前のあの時と何も変わらないオサム自身に読んでいて心地よさを感じさせる。
他にもオサムを「社会復帰プログラム」で更生させようとつきまとう市役所員・シャークショや同じくオサムに付きまとう謎の女子高生・澪、またドラマでも異様な存在感を示した探偵事務所々長・綾部貴子(岸田今日子)とその腹心・辰巳五郎(岸田森)がオサムの前に登場し、かつての視聴者にとっては大変喜ばしい内容となっている。
本作は元々映画化を前提として書き下ろされた作品であるが、岸田今日子氏(2006・12・17逝去、享年76歳)の急逝により企画が頓挫してしまった事が残念でならない。できれば、ショーケン主演で現在の小暮修を是非見たかった。
ハードボイルド(笑)
団塊ジジイ慰安小説ですねw
自分には全く必要のない作品でしたw
ハードボイルドとかいうのが好きな方が読めば楽しめるかもしれませんw
岸田今日子が亡くなっているのがいたい
すべての人生に終わりがあるように、終わらない物語はない。読み終えるのがこれほど惜しい本は無かった。
永遠に終わらない物語が無いならば、せめてもの望みは映画化だ。
ドラマシリーズの何人かは鬼籍に入られたが、俺たちにはショーケンがいる。
シャークショは妻夫木君が意外といいんじゃない?
伝説的テレビドラマの続編に感涙 路上生活者になった木暮修の戦い
1974年秋から半年間放映されたTVドラマ「傷だらけの天使」は、我が永遠の名作だ。ビデオのない時代、私は全話をカセット録音し各シーンを必死でメモした。最終回は、デイブ平尾歌う名曲「一人」が流れる中、カゼをこじらせて死んだアキラ(水谷豊)の遺体を夢の島に捨て、リヤカーを引いてカメラに向かって駆けてくる木暮修(萩原健一)の泣き顔のアップでストップして、鮮烈に終わる。ファンは皆、涙をこぼした。
本書はそれから三十数年後の物語――。五十代後半の修は、二十年余の海外逃亡生活を経て帰国、今では東東京市の公園で路上生活者となっていた。あるとき、仲間の一人が修と間違われて、何者かに拉致され命を落とす。どうやら木暮修を探し出せという指令が闇の世界に流されているようなのだ。いったい誰が、何のために? 修は久しぶりに新宿に戻り、見えない敵に向かって戦いを挑んでゆく。驚くべきことに事件には国家の暗部がからむ、歌舞伎町再開発計画がからんでいた。敵の姿が浮上するのに伴い、年老いた綾部貴子や辰巳が登場。物語は予想を超えるスリリングで異様な展開を遂げてゆく。
何という興奮! 修、負けるな、今度こそ薄汚い連中にひとあわ吹かせてやろうじゃねーか。
ああ、とても面白い。実によく書けている。良い仕事をした矢作俊彦氏に感謝!
伝説ふたたび!切なさに安っぽさまで含めて
とにかくありがとう。またオサムとアキラにあうことができた。いや、アキラは記憶の中にしか出てこないが。あのオープニング曲が聞こえる。オサムがトマトをかじる。魚肉ソーセージをかじる。口の中の外装フィルムに顔をしかめ、吐き出す。…
綾部(岸田今日子)の怪しい囁き「オサムちゃん」。オサムの吠えるような「アギラァ」という呼び声。読みながら、セリフすべてが音として聞こえてきた。
50代の宿無しのオサムは、すんなりイメージとして浮かんだ。あの世界がよみがえる。読み終えて、思わずレンタル・ビデオ屋に走った。DVDはなかったが、ビデオがあった。1巻と2巻を借りたが、最終巻は2本とも借りられていた。ふふふ仲間がいるね。
懐かしさに胸一杯
by muscle3529
学生時代に友人から薦められて読んだ、”マイクハマーへ伝言”以来矢作さんのファンで個人的に気に入った作品はほとんど読んでおります。そして今回、あの傷だらけの天使を30年ぶりに蘇らせてくれいっきに読み切りました。今私くしは53歳でドラマオンエアー当時は浪人しており代々木の某ゼミナールに通っており駅前でよく撮影の現場を見ていました。代々木の駅前でショーケンがしゃがみこんでいたのを思い出します。カプリコン1さん同様、出来たらビデオ化してほしいものです。ちなみに懐かしさのあまり読み終わってすぐ当時のビデオ1と13(共にVHS)を購入してしまいました。馬鹿なオヤジです。
木暮修が必要なのだ
矢作さんは近頃変わってきたのかと思っていた。
「悲劇週間」は確かに良い作品ではあったが、
矢作俊彦の真骨頂は発揮されていなかったのではないか。
30年ぶりに登場する木暮修はタイムマシーンに乗ってやってきた
トムソーヤの如く、振る舞い、暴れ、暴言を吼えまくる
この痛快さこそが矢作作品であるとワタシは思う。
「勝ち馬には乗るが、勝ち組には乗れないからな」
なんて修にしゃべらせる。
いよいよ修ちゃんは矢作さんではないかと思う瞬間だ。
矢作俊彦を知らない人
「傷だらけの天使」を知らない人
ショーケンを知らない人に是非読んで欲しい。
余談ながら作中に「相棒」の舞台挨拶云々というのが出てくるが
今の水谷豊に違和感を感じているのはワタシだけでないのかと思う。
「アキア!」と叫びたい
湘南ダディは読みました。
最近ではスキャンダラスな噂しか聞こえてこないショーケンが74,5年に主演したドラマ「傷だらけの天使」、当時としてはかなりユニークでコミカルなタッチのハードボイルドとして評判となったものでした。本作はそのドラマの雰囲気をそのまま生かして主人公修の30年後をノベライズしたもの、TVドラマのファンだった方には楽しめるでしょう。当時のショーケンはこの手のスネ者を演じるとなかなかいい味をだしていました。
さて30年後の修は東東京市の公園をネグラとするホームレス、本人にいわせると宿無しなのですが、やはりそれなりの過去があるだけにホームレス仲間からも彼らの社会復帰プログラムを担当している公務員の若者、俗称シャークショからも一目置かれている存在です。根無し暮らしの彼らに大事件がおきます。元芸能人のドーゾさんがヤクザ風の男達に拉致され重傷を負います。いろいろ調べに来たのが30年前、TVドラマで散々、貴子や修を執拗に追い回していた警部の部下であった藤山田警部補。どうやらドーゾさん、修と間違えられたらしい。こうなっては仁義の男修としては真相を解明しなくてはなりません。実は修は風邪で死んでしまった亨の殺人容疑でまだ全国手配中(海外逃亡のため時効になっていない)なのですが、危険をかえりみずもう決して戻ることはないと思っていた新宿の裏世界に戻っていきます。
オリジナルTVドラマの登場人物たちやコミカルなタッチをうまく生かしつつ、全編を通し携帯の使い方もわからない30年前の半裏世界の男修さんとIT文化の申し子のようなシャークショや若者達とのギャップを際立たせ、最新ITテクノロジーに明るい読者ならこんなこともあり得るというIT犯罪ドラマに仕立て上げたこの作者の力量はわかりますが、おふざけが過ぎてオリジナルのTVドラマにあった都会的なハードボイルドなティストが希薄なのが残念といえば残念。
よかった、本当によかった・・・!
久しぶりに、いや、大藪春彦以来、初めて再読しようと思った日本人の書いた本だ。読んだらすぐアマゾンで叩き売ろうと思っていたが止めた。 リアルタイムで「傷だらけの天使」を観ていた中坊の自分が、今は50過ぎのオヤジになっている。詳しく書けないのが残念だが、プロットの面白さ、あっ!というストーリー展開と泣ける結末が気持ち良かった(留めに自分がダブらせていた「真夜中のカウボーイ」が出るに及んで) そして文中のセリフにショーケンの声がかぶさる。願望は、映画化だ、ショーケン!どんな手を使ってでも、絶対に映画にしてください!でも、映画館では上映せず、ビデオテープの販売のみで!DVDは違う、ダメ!
これぞエンターテイメント
いやー久々になにも考えずに面白いと思った本でした。
私はテレビの記憶もあまりないのですが、それでもすぐに引き込まれました。
私もショーケンで映画が見たい、それもおもいっきりしょぼいショーケンで(笑)
