- [著]西部 邁
- [著]中島 岳志
- カテゴリ:
- 単行本 (303頁)
- ISBN:
- 4062145057
- 発売元:
- 講談社 (2008/01/08)
- 価格:
- ¥ 1,680 (税込)
- Amazonポイント:
- 16 pt
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 655 より
素直に読めば面白い
“保守”なんて、これこれでございますと言い切れないものは、
いつまでも、何度でも、うだうだと言い続けるより
手立てが無いテーマでしょう。
考えることよりも
快・不快、好き・嫌いの反応だけが当たり前となっている中で、
うだうだしく“考える”“語る”という行為が必要なのでしょう。
その一つのとして
素直に読めば、考える種は散りばめられている。
ボヤキ良し悪し
先のレビューにもあるように、確かに西部氏のボヤキたっぷりです。
往年の西部節が炸裂しているとも捉えられるので、いい意味でこのボヤキや
愚痴を楽しめることができます。
簡単なことを難しい言葉で遠まわしに、長々と。
最近の新書ブームで多々ある短文で、切れ切れの文章よりは深く読み応えがあり、
これこそ脳を疲弊させるほど刺激する一冊ではないかと思います。
聞き飽きた西部のボヤキ
これまで小林よしのりや弘兼憲次との対談で西部のボヤキは散々聞かされてきたので、正直もうウンザリという気分だったが、かの『パール判事』の著者、中島岳志の意見を知りたく思い通読。
が、やはり西部が喋りすぎで、散々聞き飽きた現在の日本(人)に対するボヤキと、いつもの胡散臭い英単語語義解説が延々と繰り返される。中島の方は、どうも西部を自分のメディア戦略上の道具として利用しようとしているようで、ほぼ聞き役に回り、「やはり福田恒存と西部邁が、ビッグ2だと思います。」なんて歯の浮くような絶賛をしている。
唯一、後半で中島が提起した京都学派の保守思想上の位置付けに関する論議は、新鮮味があり、宮台真司の「大東亜主義」論考と読み比べてみるのも面白いだろう。
中島さん、どうか次は宮台さんと対談してよ。
