- [著]萩原 健一
- カテゴリ:
- 単行本 (348頁)
- ISBN:
- 4062145227
- 発売元:
- 講談社 (2008/03/14)
- 価格:
- ¥ 1,680 (税込)
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ゴーストライターが書いたとしても、この本の面白さは減じ得ない
ネタとして面白かったのは
・石原裕次郎さんを始めとする大物芸能人たちとの交流
・黒澤明監督の事
これは、植木等さんとともに、黒澤氏のキャラクターを良く描いたエピソード。
さすがに、植木さんのように叱ることができなかったみたいだけど。
・松田優作との事
基本的に松田優作がショーケンのことを強く意識し、貪欲に取り込んで行ったこと。
・赤坂の「ビブロス」で見かけた世界的文豪って誰だろう?
・「外科医柊又三郎」でショーケンからいじめられたって告発した共演者って誰だろう?
2008年7月26日 萩原健一58歳、 “ショーケン”劇場、第三幕開演!!
前著『俺の人生どっかおかしい』(1984・ワニブックス刊)以来、24年ぶりの“ショーケン”こと萩原健一氏の自叙伝である。前回は大麻事件での逮捕から謹慎中に出版された書であるが、今回も映画『透光の樹』での恐喝未遂事件での逮捕〜謹慎の身から一区切りをつけ、再び人生を振り返る本書である。プロ書評家・吉田豪氏曰く、前著と比較して読むと面白さが倍増する。
ショーケンといえば、『太陽にほえろ!』マカロニ刑事、『傷だらけの天使』オサム、『前略おふくろ様』板前青年・サブ、また映画でも巨匠・黒澤明の時代劇超大作『影武者』、「たたりじゃ〜」の流行語で一大ブームを起こした『八つ墓村』、実在の事件を題材にした『誘拐報道』、ピカレスクロマンの傑作『いつかギラギラする日』など印象に残る役柄や作品が多く、日本を代表する役者の一人である!
本書は、若かりし頃の大麻吸引の常用性や女優たちとの女性遍歴を明かすなど一見爆弾発言のような内容に思えるが、出演作や共演者、お世話になった関係者に対しても熱い思いで語られている。
グループサウンズ時代からのライバル沢田研二、『太陽にほえろ!』石原裕次郎、『傷だらけの天使』水谷豊・岸田森、『八つ墓村』渥美清、『前略おふくろ様』川谷拓三・室田日出男などの共演者との挿話や当初、松田優作が演じた日本のヤクザ役の予定であった『ブラック・レイン』の裏話、また『影武者』黒澤明監督、『もどり川』神代辰巳監督、『いつかギラギラする日』深作欣二監督といった巨匠たちとの思い出話も面白い。
さらに、萩原氏が役作りにいかに力を入れているのかがよくわかった。とくにNHK大河ドラマ『元禄繚乱』徳川綱吉役と『利家とまつ』明智光秀役は興味深く、機会があれば是非とも拝見したい。
現在、仕事がなく独り身となった氏であるが、同じく還暦時に絶望に陥りながらもその後、見事に再起を図ったチャップリンや黒澤明のように復活することを期待したい。ショーケンの役者人生はまだまだこれからである。
凄さと駄目さの「キワキワ」な感じ
ショーケンの自伝ってほんと面白い!馬鹿と天才一重ってよく言うけど、この凄さと駄目さの「キワキワ」な感じって、やっぱパンピーとはぜんぜん違ってさ。全身に狂気を感じるもの。今の時代がショーケン的な存在を認めない、求めていないってのはしょうがないことなのかもしれないけど。今回の自伝で興味深かったのは、ショーケンのジュリーに対する評価、ライバル観ね。奴にはかなわねぇって部分と、でも俺は俺さって部分と。この本読むと、ジュリーの凄さもショーケンの凄さもわかるんだよなぁ。それは全然別方向の凄さであってさ。エンタメとアートの違い、プロってものの捉え方の違いって言うのかな。それと、松田優作は早くに亡くなったことでいまや神格化されちゃってるとこがあるけど、ショーケンの口から語られる優作はもっとずっと人間っぽいんだよね。ショーケンと一緒で駄目なとこもいっぱいあってさ。
そして、ショーケンの付き合う女の人ってみんな驚くほど共通してるよね。みんな1人でも生きていける強さを持ってるのに、なぜかショーケンにハマっちゃう。江波杏子、范文雀、小泉一十三、いしだあゆみ、前橋汀子、倍賞美津子...うーん、みんな強くて美しいってタイプである。
裕次郎や勝新、黒澤、ガッツ石松、田中清玄、瀬戸内寂聴、土光敏夫、マザー・テレサ!ってバラエティに富んだ大物たちとのエピソードも楽しい。干されてた時期に天地真理ショーのぬいぐるみに入ってた話とか!
いしだあゆみの家のベッドで寝小便しちゃった話、大麻で捕まった時の尿検査拒否と、ショーケンとおしっこの切っても切れない関係ってのも笑わせてもらいました。この人は、何十人もの人生を生きつつ、結局はショーケンっていう1人の人間の人生を生きてるんだよな。豊饒でこだわりのある人生。周囲にいたらきっと迷惑なひとなんだろうけど、本で読んでる分には面白いんだからいいじゃない。それが芸能人っしょ!
旧著「俺の人生どっかおかしい」の方が良かった
「俺の人生どっかおかしい」は、出生の秘密を語って、衝撃的でした。
この本をまとめたゴーストライターは、黒澤明は知っていても、神代辰己は知らないのでは。
最近の奇行ぶりは、昔の輝きを知る者にはつらいです。
謎も多い本
なぜか 青春の砂鉄については全く触れていない。それとテンプターズ時代。松崎さんとは、うまくいってなかったのかな?傷だらけの天使。岸田森さんとの話しをもっと書いて欲しかった。一番感動したのはギタリスト石間英樹氏を復帰させるエピソード。でもまだ書き足りない!補則の続編を!兄貴〜!一生のお願いだからさ〜。たのんます。
泣けるわけがないだろう
私たちの世代だと,萩原健一というと「太陽にほえろ!」のマカロニがつい頭に思い浮かんでしまう。個人的にも好きな歌手・俳優だったので何気なく買って読んでみたが,芸能人の自叙伝としてはあまりにも赤裸々で生々しく,「三度の地獄」を経験して独りになったショーケンの,孤独な傷痕がほの見えてきてもらい泣きしてしまった。
ショーケンの歌に「泣けるわけがないだろう」というのがあるが(テレビドラマ「冠婚葬祭部長」の主題歌),その歌にぴったりの本である。
おもしろい
萩原健一が自伝を出したことに好意的でない人も、読んだら見方が変わることでしょう。
アニキィ・・たまらんぜ。男ならみんなアンタに抱かれたい!!
レビューを見ていて思った事なのですが、この本の主題とも言えるショーケンのお遍路や禅行〔歩くこと、健康、ダイエットに気遣っている様子〕に誰も触れていないのが不思議でした。
当方も近年悪いことが続いたので、ショーケンに及ばずながら、行として参拝を始めました。
過去の作品についての回想の記述は当時の時代背景に造詣があり、作品自体を見た人でなければ、いまいちピンとこないでしょう。昭和の芸能史というのは言い得て妙だと思います。
かく言う当方も平成育ちなので暴露本と評価する人の気持ちはリアルタイムの人たちのやっかみとしか思えませんが、幼いころからメールとゲームにどっぷり浸かって育った若い世代にこそ低予算に関わらず伝説となった『傷だらけの天使』をはじめ、あの時代の作品に沢山触れて改めてこの自伝を読み返してみて俳優陣、製作陣のチームワークの熱さに共感してほしいと思います。
例えば、例に挙げた『傷天』は邦洋問わず90年代以降近年の制作費だけご立派なアクションヒット大作には絶対見られない、またはこのなかれ主義できな臭い近年の倫理観や製作上の法規制のの助長などによって、もう2度と再現される機会のない作品達の映し出す泥臭い人間喜劇は現代のネット社会が蔑ろにしている『人情、孤独、悲哀』をユーモラスに体当たりで訴えかけています。小津、黒澤時代の作品のように古臭くもありません。これから映像界を目指す人は是非、低予算に挫けず、気取らずに熱い人情や『男の中の男』を描く脚本を書いてかっこ悪い男の中の男を演じきれる無名俳優を起用して熱いスターする気概を持って取り組んで欲しいと思います。
今後はショーケンの歌にも再注目して今日も彼に習って、行に勤しもうと思います。
生ける伝説、死にそびれたスター、されどショーケン。アンタの最期を見取るまで俺も死ねない!!
思い出しました
最初にお断りしなければならないことがあります
私のレビューを読んでも、何の参考にもならないと思います(笑
なので、他の方が書いたレビューをご参考に「ショーケン」を購入するかどうかお考え頂ければ幸いです
この本を読み終えた10秒後、私は押入れの中に頭を突っ込んで探し物をしました
めっけ!探し物を手に、クリーニング屋さんへGO!
仕上がりの日 久し振りに袖を通した‘ビギ’のシャツ やっぱり着やすい
さっ!準備は完了!!
冷蔵庫からコンビーフ 牛乳がなかったのでビール そしてクラッカー エプロンは新聞紙
「傷だらけの天使」のオープニングのマネをする44才(←休日・笑
中学生の時、私のアイドルはショーケンでした
TVで躍動するショーケンに憧れて憧れて
最近は仕事や家庭のことで忘れていたけれど、やっぱりショーケンは私のカリスマでした!
「ショーケン」を読んだ44才の私に、こんな「傷だらけの天使」のマネをさせるんですから!(笑
この本は萩原健一さんの‘暴露本’では決してありません
また‘個人史’でもないと思います
「ショーケン」・・・萩原健一さんが関わった人&TV番組&映画&事件(!?)
当時の様子がリアルに描いてある書物なので、‘芸能史’と言っても良いのではないでしょうか
一年の内、夢中になって読みふけってしまう本はそうはないと思います
読んでみて下さい 感じてみて下さい そして・・・思い出してみて下さい
今が読みごろ 「ショーケン」!!
購入して損はしません
(ショーケンが復活したら5つ星!だから星は4つの評価です・・・生意気ですみません)
不謹慎ながら、すごぶる面白さ。
とにかくすごぶる面白い本である。GS全盛期のスーパー・アイドルから俳優に転身し、30年以上に渡って芸能界を疾走した大スターの、女、クスリ、酒、映画、音楽、人生。みゆき族として銀座を徘徊していた10代の不良少年期、最初は乗り気でなかったテンプターズ時代、映画監督に憧れた日々、実は、やめたくて仕方がなかった自身の転機作「太陽にほえろ」、今や伝説化した「傷だらけの天使」や「前略、おふくろ様」、黒澤明と勝新太郎の確執を身近で見ていた「影武者」、大麻取締法違反で拘留されていた拘置所での生活ぶりに、私の知人のTV局員を始め、業界人泣かせの蛮行の数々。話半分としても、実に面白い。不謹慎ながら、これがつまらない訳ないじゃないか。ショーケンがデモに参加して機動隊に追われたなんて逸話、可笑しすぎるぞ。
ジュリー、裕次郎、ひばり、優作に井上尭之、神代辰巳、いしだあゆみに倍賞美津子、そして黒澤明と言った稀代のスーパー・スターや伴侶、芸術家たちとの関係を赤裸々に語る一方で、映画、TV、ロックへのひたむきで真剣そのものの対応にはやはり凄みを感じさせる。
ゴシップ的要素も盛りだくさんだが、ショーケンファンのみならず、40才以上の日本映画&TVドラマがお好きな方にも楽しめる。
