- [著]東野 圭吾
- カテゴリ:
- 単行本 (482頁)
- ISBN:
- 4062145901
- 発売元:
- 講談社 (2008/03/05)
- 価格:
- ¥ 1,785 (税込)
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珠玉のエンタメ!
分かりやすい口語体はドラマを見ているかのようで、主人公たちは実に活き々と、まるで意思をもった実在の人物のように魅力的だった。妹・静奈の七変化は楽しみだし、兄弟達が手を組んだときの、シテヤッタリ!感がたまらなかった。
時折登場する、賭けや罠にはワクワクさせられた。物語のキーアイテムともいえるハヤシライスには、読者は臨場感を伴って一層の馥郁を与えられた。赤ワインの芳香も芳しいが、同時に陰惨な記憶を回想させるアイテムでもあり、鬱々とした気持ちにもさせられた。
作者がいうように登場人物が作り出したというに相応しく、まさに珠玉の作品だった。
お粗末
東野さんどうしちゃったの…という感じでした。
この真犯人いただけないし。(ラストは一番読者が興ざめする展開)
売れている時期だから出版社が無理くり書かせたような
がっかりの一冊、しかもハードカバー…
とても1600円する代物ではないですな。
ただ、読みやすいのでミステリ入門として買うならいいかも。
ディープな推理小説フアンには決しておすすめできない本です。
東野圭吾の真骨頂
読みたいとずっと思っていてなかなか読めず、ようやく読むことが出来ました。
登場人物のディテールの丁寧な描き方がさすが東野圭吾です。
ドラマは見なくて良かったです。
ドラマのWebサイトであらすじを見たら全然違うので驚きました。
東野評価の基準になり得る代表作
今回の作品は、東野作品の評価の"基準"になるのでは?というのが第一の感想。
前半は白夜行を思わせるような不気味な雰囲気があるが、しかしテーマは"兄妹の絆"。
それが一貫してぶれることなく描かれているので、安心して最後まで読めた。
ミステリーなのだが、多少そちらの印象は薄く、犯人探しよりも三兄妹と周りの登場人物とのドラマに惹かれた。
色々な意味でとても「美しい作品」であり、初心者にもお勧め出来る。
スパイスはないが物足りなさは感じなかった。
流星の絆
展開の切替え方が凄かった いつにもまして東野圭吾の良さが出てたと思う
途中までは、兄弟の良さとかどうやってこの兄弟が人を騙して行くかがおもしろかったが、犯人を追っかけて必至にくらいつく所が見ててハラハラしたあといつもどおりの色々な人の視点から見せていくやり方も白夜行とか同様に飽きずに読めた。
そして最後までこの人だと思わせておきながら実はその人は犯人に結び付く鍵であっただけで、どんでん返しされたのはいつもにもましてびっくりしたこの最後の締めの結果で180℃回転させるこの人の作品は凄いと思った。
まだまだこの人の作品は一杯あるようだからチョコチョコ見ていきたい。
ドラマ原作
ドラマ化されのもうなずけるほどに、いい意味でも悪い意味
でもテレビドラマ的な物語でした。もしかしたらドラマ化を前提
に書かれたのでしょうか?
とはいえ、相変わらずさくさくと読めるので、ストレスを感じる
ことはありませんでした。しかし、どうしてもドラマ的な「偽善」
を感じてしまいます。別に救いのない暗い話しを読みたいわけで
はないのだけれど、それにしてもラストの出来すぎ感はちょっと・・・
自分としては、養護施設内での苦労話しとか、世間の冷たい仕打ちの
中をどのように逞しく生き抜いていくのか等、もうちょっと掘り下げた
視線で社会の矛盾を抉り出してもらいたかったかな。最近の東野作品
にも言えることですが、ドンデン返しを楽しむだけがミステリーでは
ないと思います。
はたして傑作?
自分は東野圭吾がわりと好きで多くの作品をこれまで読んできました。
そして一目みたら忘れられない独特な本のカバー、また「最大の誤算は妹の恋心」というそそってくるセリフ。 ファンにとっては、見逃すことなんてできるはずがありません。
しかし実際読み終わったあとの感想は、なにか少し残念なかんじがしました。 美しい妹にたいしてあんまり惹かれなかったのが一つの原因でないかと思ます。 それは白夜行などで不思議で奇妙だけど、なぜか美しくて惹きつけられた女性の深みの差をかんじずにはいられなかったからです。
でもでもでも しかし… 後半になるにつれページをめくるのに止まらない手。読み終わったあとの余韻。さすが東野圭吾というかんじでした。
傑作とまでは自分の中ではとらえられなかったけど、作者の力量、ストーリーのおもしろさ 十分に読む価値はあると思います。
というわけで星4つでどうでしょう…
甘さを感じるも、全体として悪くない作品。
この10月から放映が始まった、ドラマ「流星の絆」。
それを観ていて、一体どこまでが原作に則っていて、どこからが脚本家(クドカンこと宮藤官九郎)のオリジナルなのか、ということをとても知りたくなり、遅ればせながら読んでみた。
感想としては、そう、ひとまずは面白かった。
犯人も意外な人物だし、両親を殺された3人のきょうだいが長じて詐欺師グループとなって云々、という展開も奇想天外だし、また、淡い恋心が交錯するさまなども、かなり楽しめた。
ただ、いかんせん、結末を読んだ時点で、スーッと気持ちが冷めてしまった。
あの終わり方は、こう言っては何だが、少し甘すぎるように思う。
そのため、基本構造は面白かったのに、何となく全体的に薄い作品だったかのような印象に終わってしまった気がする。
──とはいえ、全体として見れば、必ずしも悪くない作品だった。
また、「甘い」と感じられた結末も、この作家の一種の持ち味といえば言える。
一読して損はないだろう。
結末には不満もまずまずの内容
ミステリー小説としてはおもしろかったです。犯人と思われる人間が実は犯人ではなく、意外な人物が犯人というのは定番だと思います。ただ、最終章が後日談のようになっていて、テレビドラマの戸田恵梨香演じる静奈が幸せを掴むかのような結末には、多少矛盾を感じはしました。それでも、全体としては良かったと思います。
ドラマ化を意識?
東野圭吾作品ということで、あまり期待しすぎないほうがいいと思います。
事件の伏線もあり、犯人の動機も矛盾はないのですが、全体にうすい内容という印象がします。
三人兄妹の「絆」でストーリーが展開していくのですが、ほろりとさせられるようなエピソードもなく、何より登場人物の少なさが気になります。3ヶ月ごとに始まるテレビドラマのようです。意識して書いたとは思えないのですが。
「手紙」で、運命の過酷さ、切なさに大感動したので、同じ作家の作品とは思えませんでした。
