- [著]本宮 ことは
- カテゴリ:
- 単行本 (231頁)
- ISBN:
- 4062146568
- 発売元:
- 講談社 (2008/04)
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2008
06/03
Tue
期待しすぎた私がいけないのでしょうか
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表紙にこうあります---原案*映画「少林少女」。
「原作」ではなく、あえて「原案」としているようです。映画とは一味もふた味も違う、小説ならではの世界を構築しているのでは、と期待して読みました。期待は裏切られました。
あらすじはこうです。
中国で9年間少林寺拳法の修行した少女が帰国した。少女は大学のラクロス部に入る。仲間に拳法を教え、自らはラクロスを上達させていく。紆余曲折ある中で、少女は少林寺拳法の真髄をつかむ。ラクロス部員達は少林寺拳法をラクロスに生かして、勝利する。
映画の方は見ていませんが、小説を読む限りは、ふた昔前のジャニーズ系アイドル主演映画の女性版といった趣でした。
もちろんそれ自体が悪いというのではありません。この小説を読んで、一番感じたのは、キャラクターが見えてこない、ということでした。キャラクターがまるで単なる記号のようで、かつ、区別がつかないのです。へたな落語家が演ずると、くまさんも、はっつあんも、区別がつかないのと、同じ感じでした。
想像ですが、作者(本宮ことは)は、頭に映画のイメージがあるばかりに、何も描写しなくても、読者にわかってもらえると考えてしまったのではないでしょうか。
映画という足かせがあって、非常に書きにくいのだろうとは思いますが、せっかく、新書ではなく、ソフトカバーとはいえ単行本の形をいただいたのですから、もう少しがんばってほしかったです。
