- [著]吉村 和敏
- カテゴリ:
- 単行本 (239頁)
- ISBN:
- 406214722X
- 発売元:
- 講談社 (2008/06/06)
- 価格:
- ¥ 1,890 (税込)
- Amazonポイント:
- 18 pt
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 2,552 より
映画の映像を立体的に理解できるようになる
「赤毛のアンのおしゃべり英語レッスン (これ一冊でできるわかる) 島本 薫」に掲載のある写真の作者の、写真を中心にした本です。
プリンスエドワード島のよいところが、まんべんなく写っているので楽しいです。
深く魅了される「美」
こんなに美しい写真集に出会ったのは、久しぶりです。
広大な自然と人造物とが共存し、自然は、優しさと力強さを呈します。
時に穏やか、時に神秘的、時に厳しく、時に楽しげです。
「美」そのもの、かつ、ロマンティックです。
掲示されている写真は、現在のプリンスエドワード島です。
本書は、グリーンゲイブルズのアンの解説書ではないのですが、
関連する写真の掲載や、簡単な解説もなされています。
アンに深く関連する写真集をお求めの場合は、NHK出版などから出版されているものを、おすすめします。
それよりも、本書では、アンのみならず、我々自身が、この島の美しさに魅了されます。
小説作品に、あまりこだわる必要はありません。
我々自身の眼で、美しさを堪能出来る、心洗われる写真集です。
透きとおる様な色彩の風景
「世界一美しい」というオビの文句は、大げさではありません!
本当に美しいです!
緑と茶色に区分けされた、美しい畑を上空から写した景色、
白く輝くような教会、
可愛らしい民家、
赤色の納屋、
白い花が溢れるリンゴ畑、
木漏れ日の小道、
紫色のルピナスの花畑…等々
どのページを開いても、美しい色彩で溢れています。
ページ数的にも満足w
特別な想い抱く特別な地を一冊にまとめた珠玉のアート
愛と魂のこもった写真集です。
それもそのはず。
この作品を手掛けた人気写真家・吉村和敏氏は、今からちょうど20年前に、“生まれ故郷の信州に似ていると思った”カナダへ飛び、中古車を購入し、1か月かけて彼の国を横断し、そうして出会ったこのプリンス・エドワード島にこころ奪われ、約1年間滞在します。
その後も、季節の折々に訪れては、その魅力をカメラに収め、そうしてプロ写真家としての道を、着実に歩んでいきます。
本作は、この20年もの歳月の中で、作者が切り取ってきた、この土地の風景に溢れています。
今の自分があるのは、あの出会いがあったからこそ…。
誰しもそんな出会いが、人生の中には必ずあるはず。そうしてその特別な出会い、特別な相手や場所に対し、いつの日にか、何らかの形で、恩返しが出来たなら…と強く思うもの。
作者にとり、それはカナダという国であり、その東端に浮かぶプリンス・エドワード島なのではないでしょうか。
そんな温かな想い、温かな眼差し、更にはシャッターを切る瞬間の、厳粛な空気が、美しい写真と詩的な文章、この作品全体から、ひしひしと伝わってきます。
夢中になれる対象と出会い、そうしてその対象を想い続ける、ぶれない姿勢と強い意志を持つ者は、とても幸せであり、とても凛々しい。
吉村さんが手掛けられた“プリンス・エドワード島”の作品集では、『プリンス・エドワート島―世界一美しい島の物語』、『草原につづく赤い道―プリンス・エドワード島の12か月』もお勧めです。また島との出会い、そうして写真家になるまでの物語が綴られた『緑の島に吹く風』も、読み応えがあります。
