図南の翼―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

  • [著]小野 不由美

カテゴリ:
文庫 (425頁)
ISBN:
4062552299
発売元:
講談社 (1996/02)
価格:
¥ 693 (税込)
在庫状況:
通常24時間以内に発送
Amazon.co.jp で商品情報を見る

ユーズド商品:¥ 1 より

この商品をブログに貼り付ける

4,017 位
評価: 5.0
2008
09/28
Sun

クソ小生意気な少女の壮大なる挑戦の物語

[No.37] posted by ホレイシア

 十二国記シリーズの一つだが、単体で読めなくもない、かな。どうだろう。
 この世界では、砂漠に囲まれた世界の真ん中に山があって、そこに麒麟が住んでいる。王が道を誤って不在となると、我こそはと思う者はその山へ昇り、「次の王に私はどうでしょう」と麒麟にお伺いを立てるのだ。
 主人公は若干12歳の、何不自由なく育った少女。周りの気概のない大人に見切りをつけ、可能性などないと承知の上で蓬山を目指す。砂漠には当然、いろいろ危ない仕掛けあり、獰猛な動物はいるわ、人間もすべてライバルだわ、小野氏らしい容赦のない厳しい世界がこれでもかと続き、大変な冒険になるのだが、子どもであることを百も承知の上での小生意気な発言の数々が何とも言えず痛快だ。
 子ども向けっぽい装丁だが、騙されてはいけない。これは情けない大人に向けた、大いなる嫌味の物語である。
 

2007
09/22
Sat

続きに期待して・・・

0.0% (0 / 1)
[No.36] posted by ももっち

先王が亡くなって27年、恭国は荒れていた。
誰もが新王を望むがなかなか、現れない。
じゃあ、あたししかいない!?

って言うわけで蓬山をめざした珠晶12歳。

なんか、威勢がいいし強気でこういうキャラ好きだなーって、思ったのもつかの間、
なんて小賢しい。口が減らない。あぁ、生意気。
この子嫌い。
でも、読むのはやめられない・・・
歩きながら読んでたしね、実際。

少しずつ、少しずついろんなことがわかっていく珠晶。
それでもやっぱり、まだまだ子ども。
きっと、本当の苦労はこのあとなんだろうなぁって、思う。
まだまだ幼い考えの珠晶がこのあと、どう成長するのか
その続きに期待して、星5つにしたいところをあえて、4つに。
だって、ここで、星5つにしちゃったらこの先それ以上つけれなくなるものね。

このシリーズを1作読み終えるたび、小野不由美さんてすごいなぁって、感心します

それと、最後のほうで、懐かしいひとが登場します。
元気そうでうれしかったな。

2007
09/12
Wed

アタシの一番好きなキャラが主人公。

100.0% (4 / 4)
[No.35] posted by もっち

アタシが好きな、恭国・珠晶のおはなし。
先王が倒れてから二十七年。
人々の暮らしも徐々に荒れ始め、お金のない貧しい人から死んでゆく。
なぜかと言うと、守ってくれる用心棒(杖身)を雇ってないんだもの……。
珠晶は、豪商の父親を持つ十二の子供。
誰かが王になれば、国はよくなってゆくのにっ……!
憂えているのは、誰もが一緒。だったら「誰か昇山しなさいよ!」と
言ってみても、みんな「まさか!」と笑うだけ。意気地なしっ!

……わかったわ。だったらあたしが行くっ!

わずか十二の子供が、大人でも音を上げる厳しき黄海を渡る。
そこで出会う猟尸師・頑丘と正体不明の男・利広。
昇山する者のうち、お金のある者は、剛氏と共に黄海を渡る。
そうすると、自然とひとかたまりになる。
生きるか死ぬかの状況に陥った時、王の資質というのが見えてくると思う。

珠晶はいろんな人を観察しながら、過酷な状況を乗り越えてゆく。
いろいろ、本当にいろいろ考えながら、最善の策をちゃんと学んでゆく。
そして生まれ持った頭の回転の速さと、物怖じしない度胸、達者な口。

……アタシは、この子がホントに好きだー!!

昇山すると言っても本当のところ、珠晶自身「自分が王になれる」とは
あんまり思っていない。だって一応、自分家に居ればまだまだ生活できてたし。
(ここら辺がまだまだ子供な部分だけれど。これからがもっと荒れるから)
ただ、国がどんどん傾いていくのを憂える資格として、自信持って
「だって、あたしはちゃんと昇山してみたもの!」と言うために。
その言い分は、ちゃんと理に適っている。
珠晶の運命は如何に……?なーんてね!結局、珠晶は王になります。
この子が王なら、アタシは仕えてみたいかも。

追記:十二国記のレビューも8個目?このPCも大分、変な漢字が変換候補に
    出てくるようになっちゃった(笑)

追記:アタシが好きなキャラは、珠晶と尚隆と六太と利広。
    こう考えてみると、大概「ふてぶてしい」のが好きなんだなぁ…。

2007
01/17
Wed

十二国記の教科書

100.0% (6 / 6)
[No.34] posted by SKY_WING

テレビでアニメを見て、その世界観がよく表現できていることに関心し
その続きをということで読みました。
今回の話は十二国記の世界観やルール(という言い方おかしいかも
しれませんが)が良くわかりやすく書かれている作品で、読み終わりの
爽快感もあると思います。
この少女がどういうふうに国の建て直しを図ったのか、続編を書いて
ほしいと思うのは私だけでしょうか・・・。

2006
10/26
Thu

珠晶色な一冊。

25.0% (1 / 4)
[No.33] posted by ドュミー

小野先生のことを調べると相当な遅筆らしく何でも一気に読まないと気が済まない私には一冊4年も5年もかけて書かれている十二国記シリーズを話に引き込まれているといいながらも1日や2日で読んでしまうのはこのうえなく辛いですがそうしなければ先が気になりソワソワしてしまいこれもまた辛いところです。

私は珠晶が嫌いでした。昇山する前までは勝ち気でしっかりしたお嬢さまと思っていましたが頑丘と出会い旅を始めてからはその正論そうで実はそうではなく頑丘が言うようなその言葉にある本当の意味を知らずに大人は、大人は、というただ「偉そうに言うだけ」の子供に見えて仕方ありませんでした。もちろん周りの大人や珠晶の家族らも自分の豊かな生活を壊したくなく苦しくて喘でいる人に何もしなかったりするのも情けなく感じますが。

この十二国記シリーズに共通するのは主人公が自分で過ちを探りそれに学ぶという経過が必ずあります。例に漏れず珠晶も頑丘の意図を察せず季和達と行動を共にした時はじめて頑丘の意図するものが彼女が季和を見て考えるようになるのは成長している証拠であって良いことだとだんだんと珠晶のことを好きになりました。それからの珠晶は何となく上辺だけのしっかりした性格でもなく本当にしっかりしたことをやってくれたのでやはり王は彼女でなければならないとー。

更夜もちょこっと出て嬉しかったですがもう少し供麒と珠晶の「風の万里〜」のときのようなやり取りが見たかったなぁなんて思います。いつかまた見れるときが来るのを楽しみにしてます。

2006
10/20
Fri

珠晶の自信

92.3% (12 / 13)
[No.32] posted by pommier_pomme

自分もいつのまにか大人の考えになってしまったのかしら…と思います。大人が暗黙の了解のうちに自らを諦め、困難から尻込みして自分の生活だけを守りに入るように、私も自分の幸せだけを願うようになっていたのだと思います。
だからか、読み始めは珠晶の「この世界を何とかしなければ!!誰もやらないから、私がやるのよ!!」という考えが理解できませんでした。自分に自信が無く、前にどんどん出て行くことが嫌いな私は、珠晶のように自分に自信を持って、自分の考えを前面に出し、という人物は半分妬みからすごく苦手でした。だから最初は、陽子や戴麒の話と違って、ちょっと共感できないなと思って読んでいたのです。

でも、読んでいくうちに分かりました。他人のために何かしようと立ち上がる人は目立ちたがりやだ、傲慢だ、自分とは関係ない、自分さえよければいい、、、そんな考えは、結局は私の逃げではないか?ということです。私は、珠晶みたいな人間は半分羨望から嫌いです。でも私は、珠晶のような人物がいなければきっと生きてはいけないのです。責任をそういう人たちに預けて、世が悪くなれば文句だけを言う。自分は何もしないで、責任を負うことから逃げて…。今の日本を支えなければいけない若者も、圧倒的に政治的な事を疎み、自分自身を可愛がることにだけ必死なのではないでしょうか?私は国や政治に関する難しいことは分かりませんが、珠晶のような人物が自分の安寧にだけ固執せずに、皆のために何かを行おうとする希少な人物であることだけは分かります。そしてそういう人が、きっと今の世界にも、たくさん必要なんだということも…。

珠晶はかっこいいです。そうやって素直に言える人になりたい。人のために、誰もが疎むリーダーになろうとする人を、「かっこわるいよねー」なんて言っていた自分を心から恥じます。珠晶は子どもですが、私はもっと子どもだったんだな、と思います。
自分の考えを改めさせられるほど、心にずしんとくる一冊。

2006
02/19
Sun

好きな人に読んでもらいたい本です

76.9% (10 / 13)
[No.31] posted by sherry_vermouth

やはり、歴史物の壮大なファンタシーには多くの人が抵抗があり、読みにくさを感じているかもしれませんが、この本は本当にオススメです。

十二国という世界にどっぷり浸かって下さい。
簡単に十二国記について説明をすると
1、その世界は12の国で出来ている
2、12の国に12人の王と12の麒麟がいる
3、麒麟が天意によって王を選び、王に一生仕える
4、国は絶対王政のもと成り立ち、玉座についてしまえば永遠に見た目上は歳をとらないし病に伏すこともなくなる
5、しかし、人道に悖った事を王がし続けると麒麟が病気に罹り、麒麟が死ねば王も死んでしまう

図南の翼では、12歳の珠晶が王になるため、麒麟に天意を図ってもらうために旅立つ・・・と言う話です。

自分が12の時に、こんな事まで考えなかったし、心から珠晶を凄いと思えます。何かしたいのに思い切って踏み出せない人。是非、読んでみてはいかがでしょうか?

2006
02/17
Fri

王の器とは....そして恭を統べるのは...

94.7% (18 / 19)
[No.30] posted by ブックファン

十二国記の中でも、最も楽しめる作品ではないかと思います。なぜなら貴方はこの世界を想像の世界だけで感じるだけではなく....あなた自身がこの世界を肌で体験できるからです。この物語を読まれた方は分かると思いますが、麒麟が王を選び、そしてその選ばれた王が一国を統べります。そしてその王は一国を巻き込むだけの強運の持ち主。しかしこれはこの本の中だけのことではありません。必ず読者の方もこの王の魅力に引き込まれてしまうでしょう。読んでいるうちに必ず分かります。王は誰なんだか.....。
 さて物語ははじめ主人公(珠晶)と黄朱である頑丘との出会いから始まります。そしてそれまでの珠晶の生活・旅路を振り返りいよいよ逢山を目指します。
 おそらくここまでこのシリーズを読まれた方は分かると思いますが、昇山については詳しくは明らかにされませんでした。しかし今その道のりが明らかにされます。今このレビューをご覧になっている貴方、もう王の運気に巻き込まれていますよ。さぁ貴方も珠晶と供に逢山を目指しましょう。
 

2005
12/09
Fri

少女小説の傑作

92.0% (23 / 25)
[No.29] posted by ルクレツィアの娘

もちろん、大人が読んでも楽しめる作品。
でも、ここはやはり10代後半の女の子(男の子でも良いけど)に
はりきって読んで欲しいと思います。

わたしはこの中に書かれている「プロを敬う必要性」を
高く評価したいですね。

それに、オトナの理屈の他面性。
オトナにはそれぞれの理屈があって、
それはどれも、一面で正しく、一面で間違ってて、
その狭間で非常に悩んだり憤ったりするのが10代後半。
(二十歳を過ぎころには割り切れちゃったりするから)

「世界には飢えた子がいる」とか言い出したり、
「100人の村」みたいな本を薦めるような
わかったふうなオトナに感化されてしまうと
道を切り開いて生きる力がなくなっちゃいますからね。
そういうオトナの言動に不満をかんじる少女にオススメ。

2005
11/12
Sat

日本人全員珠晶にひっぱたかれたほうがいい(笑)

91.7% (11 / 12)
[No.28] posted by 有閑書生

王をなくして傾くばかりの国に、そんな現状をだめだだめだと愚痴をこぼしながら自分からは何も使用としない大人。この現状を見て、珠晶は決意した。恭国(このくに)を統べるのは、あたししかいない!!

この作品は十二国記の作品の中でもとくに元気の出る作品です。
主人公珠晶の大人相手の啖呵が気持ちいい!同時に耳に痛くもあります。
さらに、物語最後には、読者は珠晶がただ気の強い少女じゃないことを知り、よりいっそう彼女に感情移入することでしょう。


CD・DVD・楽器 | インテリア・寝具・収納 | おもちゃ・ホビー・ゲーム | キッズ・ベビー・マタニティ | キッチン・日用品雑貨・文具 | ジュエリー・腕時計 | スポーツ・アウトドア | ダイエット・健康 | 水・ソフトドリンク | パソコン・周辺機器 | バッグ・小物・ブランド雑貨 | レディースファッション・靴 | 花・ガーデン・DIY | ペット・ペットグッズ | 家電・AV・カメラ | 車・バイク | 食品 | 美容・コスメ・香水 | 本・雑誌・コミック | 旅行・出張・チケット | 不動産・住まい | 学び・サービス・保険 | 百貨店・総合通販・ギフト | デジタルコンテンツ | 車用品・バイク用品 | インナー・下着・ナイトウエア | 日本酒・焼酎 | ビール・洋酒 | スイーツ | 医薬品・コンタクト・介護 | メンズファッション・靴