世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)

  • [著]副島 隆彦

カテゴリ:
文庫 (435頁)
ISBN:
4062563347
発売元:
講談社 (1999/03)
価格:
¥ 1,050 (税込)
在庫状況:
通常24時間以内に発送
Amazon.co.jp で商品情報を見る

ユーズド商品:¥ 870 より

この商品をブログに貼り付ける

10,183 位
評価: 4.5
2009
01/07
Wed

3年前からアメリカの次期大統領はオバマだと公言していた副島さんは、やはり只者ではない。

100.0% (1 / 1)
[No.20] posted by 21世紀のケインジアン

本書では、1980年代を中心にに活躍した全米の100人以上の知識人を右か左かなどのイデオロギーによって系統的に紹介してくれています。アメリカは日本と違い政治思想が百花繚乱状態ですので、日本人の感覚や学者の感覚で向うの保守、革新を捉えようとすると大抵失敗します。本書はおおまかな見取り図を描いてくれるおかげで非常に理解は早まります。政治家、学者、思想家をきっちりとそのバックボーンも含めて描いてあります。巻末には人名による索引もある。また、雑誌やテレビ番組の紹介もある。巻頭にはこれらの知識人の相対関係を示したチャート図まであり、手軽な辞書的な使い方が便利であると思います。

2008
10/09
Thu

米国を理解する上で必読の書

[No.19] posted by hiropon

米国の政治だけでなく、経済を含めその全体の動きを理解するうえで必須の書ではないだろうか。できればもう少し図解を入れてほしいが。当本の改訂版(近年のオバマ等も含め)を望みます!

2008
06/25
Wed

世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち

[No.18] posted by lionfan

アメリカの世論を動かす代表的な政治家へ知識人たちを手際よく紹介した本です。
自分にとってことに秀逸だったのは、「4章 『法』をめぐる思想闘争と政治対立の構図」でした。

アメリカの法学界の保守派は大きくは自然法派と自然権派に分かれている。
自然法派は「人間社会には、それを成立させて、人間を人間たらしめている自然のおきてがある」と考える派であるが、本当にそんなものがあるかということについては、この2500年間、少しもはっきりしない。
しかし西洋政治思想史では尊重されてきた考え方で、トマス・アクゥイナスは「この『自然のおきて』を定めるのは、やはり神である」と説明し直してヨーロッパ思想の本流となった(p.193)。

とか、

自然権派は自然のおきてがあることは認めながらも、人間は生まれながら何人も奪うことのできない権利を持っており、それは自然のおきてよりも優先されるのだ、という主張をする派である。
イギリスの思想家ジョン・ロックが「市民政府論」で主張した考え方だが、その岩波文庫版は後半の第二論文のみであって前半部はいまだに翻訳さえ完了していない。
つまり日本に「自然権」の思想は、まだキチンとは上陸していないため、日本人にはほとんど理解されていないのだ。

等、斬新な指摘が400ページにわたっていっぱいです。
これを読むと日本人の論理的な思考力の思想の弱さに恥ずかしくなります。
快著でした。知識人の香りを楽しみたいなら必読!!

2007
12/02
Sun

80年代の米国の知識人を系統的に網羅したユニークな本。しかし間違い多し。

92.3% (12 / 13)
[No.17] posted by アマゾン

良いところ
1980年代に活躍した全米の100人以上の知識人を右か左かなどのイデオロギーによって系統的に紹介。巻末には人名による索引もある。また、雑誌やテレビ番組の紹介もある。文庫本なので安い。巻頭にはこれらの知識人の相対関係を示したチャート図まである。

悪いところ
間違いが極めて多い。しかも小さな間違いでなく、信じられないような根本的な間違いが多い。すべてを指摘する余裕はないが例えば1ページ目を例にとるとジャックケンプの紹介で、「74年のある日ワシントンで、経済学者のジュードワニスキーとアーサーラッファーと三人でいっしょにレストランで食事をしながら雑談していた。この時、アーサーラッファーがテーブルの紙ナプキンに、「税率が下がれば生産が上がって、税収がふえるんだよ」という図を描いた。これが後に、ラッファーカーブと呼ばれるようになった減税優先経済学の関数式である。」とあるが、この有名なナプキン事件はジャックケンプでなくディックチェイニーと起こった話である。ジュードワニスキーは経済学者でなく、経済学には素人の新聞記者である(この点は重要)。ケンプとワニスキーがあったのは76年であり、ラッファーはその場にはいなかったのでこの話は成立しえない。またラッファーカーブは関数式などではない。サプライサイド経済学は非常にうさんくさいペテン話レベルの経済学だが24ページ目にはアメリカが誇った本物のサイエンスだったとか書いてある(この点は本物の経済学者のポールクルグマンによる本を読むとわかる)、などなど。

私はたまたま経済学を習っていたのでこれがわかるが、あなたが軍事や国際政治に詳しかったら、もっと多くの間違いが見つけられると思う。

2007
05/25
Fri

チャート式 米国思想家

100.0% (2 / 2)
[No.16] posted by twi

米国では「政治思想」は生きている。現実に政財界を動かし、時に大きな変革に導く。米国が初めから「理念の国」だからだ。一方、日本では政治思想は大学のみに棲息する多分に非現実的な不人気学問である。日本国の成立が理念とは無縁だったからだろう。とくに60年代以降、我が国の政治思想家の影響力は無くなった。したがって、アメリカ帝国の一属州でもある日本は、本書で紹介されている思想家達の思想の栄枯盛衰の波をもろに被ることになった。
とっつきやすいのが本書の長所だ。総花的で深みには欠けるが、大多数の日本人にとってリバータリアンという言葉さえ初耳だろう。
80年代の日米貿易摩擦は米国では明確に貿易「戦争」と認識されていたようだ。これは「軍事的に完全に支配被支配の関係にある国家間の経済戦争」であり、初めから勝負は見えていた。例外時=戦時など、において国家意志を決定する主権者は「実力」を持つものである。で、日本の主権者である米国人にしたい放題にされている。その際、基本戦略を策定するのが本書で紹介されている思想家(の中の勝者)なのである。

2007
04/18
Wed

アメリカ合衆国の政治が大雑把に「わかる」

100.0% (2 / 2)
[No.15] posted by あるふぁ123

アメリカ政治の底流にある思想、宗教、民族、地域を概観できる1冊。
著名な閣僚、経済・政治・社会・心理学者、俳優、社会運動家、宗教家を個人として取り上げ、思想・宗教・民族・地域の位置を点描することで、系譜が浮かび上がって見えてくる。
取り上げられた人物の半分以上は、著書を読んだことのある人物だったが、こういう背景を踏まえて読んでいれば、もっと深く理解できたと思う。
もう一度、読み返したい一冊であり、かつて読んだ本を読み返したくなる一冊。

2006
10/17
Tue

日本人が気づいていない大事なことが書いてある本

88.9% (24 / 27)
[No.14] posted by 海野雄吉

粗製濫造の気配が濃厚な副島本の中では、最もまともな内容の本であることは確かである。それは著者が教祖的になり天狗になる前に書いたからで、最初に出版されたのは1995年だったが、「現代アメリカ政治思想の大研究」と題したハードカバーの本は、実に多くの読者に強い印象を与えたという伝説がある。
それはアメリカのカレッジでは教養として教えている、自然権と自然法についての説明が行っていて、アメリカがジョン・ロックの思想に基づいて建国された事実が、きちんと書いてあったからだった。
日本の学生はアメリカの大学に留学しても大学院で学ぶために、基礎的な教養を身につけてくるものが少ない中で、この本にはそうした基礎的なことが書いてあり、その点でこの本は珍しい存在であった。その後になってネオコンが取り沙汰されるようになったが、それに先んじてネオコンを論じていた点では、アメリカの政治思想の底流に着眼して、鋭い指摘をしていたことは確かである。
だが、それから十数年の時間の経過による風化はひどいもので、この本を乗り越える著作が残念ながら一冊も現れておらず、船井某とかいかがわしい人物を相手に、売って稼ぐような内容の本を大量に書きまくったり、キワモノ的な本が圧倒的なのは残念だ。
そこで、もう一度十数年前の原点に立ち戻って、読みがいのある本を送り出して欲しいものだし、そろそろ続編を出していい時期が来ていて、読者はそれを待っているのである。

2006
04/05
Wed

アメリカ社会に興味を持つ第一歩として

80.0% (8 / 10)
[No.13] posted by モンスーン

「月面着陸……」うんぬんみたいな妖しげな方向にいく前の素直な副島本。
書いてあることが正しいかどうかはともかく、
アメリカ政治に興味を持つ第一歩には必ずなるでしょう。

より精緻なアメリカ政治理解を目指す場合でも、この本を乗り越えることを通して前進できる、と思わせるところが良い。

政治思想に興味を持つ一歩にもなるし、共和党と民主党の違いとか、現代経済(学)の理解の助けにもなるかな。

追記:ナチュラル・ロー(自然法)を、ワケの分からない神秘的な存在のように書いているところが、やや問題かな。「殺人罪の撤廃の是非が、立法府での議題に上ったことが歴史上数多くあったか、それをいま議題に上げることは容易か、これから先議題に上ることが頻りに起こりうるか、もしこれらの問いへの答えがすべてNOならば自然法は在る」っていう風に、わりと明晰に言える事じゃないかな?
あんな風に書いたら、ポジティブ・ロー(人定法)派のほうが圧倒的に頭が良くて、ナチュラル・ロー派は、「幽霊みたいなものを信じてるお馬鹿さん」のように感じられてしまうよ。

さらに追記:(英語がやや多めだからという事情もあろうが)横書きというところがイイ!だが、その後、副島氏は横書きで書いてないようで残念。

2006
01/27
Fri

アメリカの政治にパースペクティブを与える

88.9% (8 / 9)
[No.12] posted by enuyon

アメリカの政治の基本的な眺望や対立軸を理解できる一冊。
日本の新聞の国際面を10年読んでもこれほどの理解は深まることは決してないだろう。

2005
12/28
Wed

アメリカ政治の見取り図

88.2% (15 / 17)
[No.11] posted by きんぐ研究会一同

 ネオコンが日本でも有名になる前から出ている本ですが、ネオコンの歴史を知るのにも良い書物であると思います。
 アメリカは日本と違い政治思想が百花繚乱状態ですので、日本人の感覚や学者の感覚で向うの保守、革新を捉えようとすると大抵失敗します。本書はおおまかな見取り図を描いてくれるおかげで非常に理解は早まります。政治家、学者、思想家をきっちりとそのバックボーンも含めて描いてあります。著者も書いているように専門の学者しか興味を示さないような超ド級マイナーな学者は省いてある点にも好感が持てました。


CD・DVD・楽器 | インテリア・寝具・収納 | おもちゃ・ホビー・ゲーム | キッズ・ベビー・マタニティ | キッチン・日用品雑貨・文具 | ジュエリー・腕時計 | スポーツ・アウトドア | ダイエット・健康 | 水・ソフトドリンク | パソコン・周辺機器 | バッグ・小物・ブランド雑貨 | レディースファッション・靴 | 花・ガーデン・DIY | ペット・ペットグッズ | 家電・AV・カメラ | 車・バイク | 食品 | 美容・コスメ・香水 | 本・雑誌・コミック | 旅行・出張・チケット | 不動産・住まい | 学び・サービス・保険 | 百貨店・総合通販・ギフト | デジタルコンテンツ | 車用品・バイク用品 | インナー・下着・ナイトウエア | 日本酒・焼酎 | ビール・洋酒 | スイーツ | 医薬品・コンタクト・介護 | メンズファッション・靴