- [著]池谷 裕二
- カテゴリ:
- 新書 (206頁)
- ISBN:
- 4062575744
- 発売元:
- 講談社 (2008/01/22)
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ネイティブ式発音で行きたい人にもリエゾンや「英語に促音なし」などの法則は有益
著者はまず日本語を母語として育った人が、英語ネイティブの発音を体得することはあきらめろ、ときっぱり言います。この潔さは良い。
例えば私は今パソコンを目の前にしていますが、私がそれを認識できるのはパソコンがそこにあるからではなく、脳がパソコンがそこにあると認識しているからです。つまりそれが実体としてあるからあると認識しているのではなく、脳がそこにあると言っているからそれを実体と「見なして」いるのです。これ自体は別段新しい知見ではないですね。
これを英語学習にあてはめた場合、「9歳の壁」と言われているネイティブ言語習得のボーダーラインを過ぎると、私たちは例えば「L」と「R」の区別はもうできないのです。それは、両者を区別する回路が私たちの脳に備わっていないから。備えるための期間を私たちは脳を日本語脳にするために費やしたから、だと言うのです。
そこで、代替手段として著者が薦めるのが「Not at all」→「ナラローウ」式のカタカナ英語です。要は通じればよい。ネイティブになる必要はない、という割り切りです。
さて、それに賛成する人もいや私はネイティブ式で行く、という人にも本書はお奨めです。なぜなら、英語が単語から文章になったとき、発音がどのように変化するかということを具体的に書いてくれているからです。
例えば、「Good afernoon」→「グラフトヌーン」の場合。まず単語の間のdとaがくっついて「グッド」→「グダ」になります(リエゾン)。さらに「d」は母音にはさまれると「ラ行」に変化するので最終的に「グラフトヌーン」になります。
私は個人的には松澤喜好氏の「発音ができなければ、ヒアリングができない」という意見にも一定の共感を持っています。しかし、松澤氏の『英語耳』は一つ一つの発音については詳しくても文章をヒアリングするときについてはさらりと流しています。なので、本書は私にとって役に立ちました。
賛否両論あろうが…
英語の発音をカタカナ表記することは賛否両論あろうが、そうしなくても、ローマ字的なカタカナをイメージしている人が多いから、この勉強法はこれを矯正する上でも有効と考える。脳科学的な根拠も十分。ただし、読む本ではなく、練習する本なので、一読しただけでは効果はない(笑)。
読者を選ぶ本!
まず、「はじめに」を読んだら、直ぐに付属のCDを聞けばよいと思います。ここで、「著者推奨の日本人のカタカナ読み」と「ネイティヴの発音」を聞いて、「ネイティヴの発音」が理解できるレベルなら、この本を読む必要性はありません。むろん「ネイティヴの発音」の方が正解です。ただし、本はだれかにあげても、付属のCDはとっておくべきです。
「どちらもわからない人」で、高校を卒業しており、おまけに海外(特に英語圏)に行かなければならない人は、付け焼き刃ではありますがこの本のお世話になった方がよいでしょう。もう、時間がないのですから。
この本に書かれていることは、半分は本当で半分は嘘です。例えば最後の“t”はほとんど発音されないと書かれていますが、“Good night”で「ネイティヴの発音」で最後の“t”はかすかに発音されています。「グッド ナイト」は絶対に通じません。しかし「グッナィッ」は「非常手段」だということを肝に命じるべきです。
それと「カタカナ読み」は認めるにしても、アクセントが明記されてないのは極めて不親切だと思います。英語はアクセントを間違えると、全く通じません。
日本人が英語を苦手とするのは、著者も書かれているように「日本語の発音」が母音も子音も英語に比べて極端に少ないからです。ただ、「九歳までに英語漬にしないと手遅れ」という意見には反対です。JALのステュワーデスの英語はジャングリッシュではありません。彼女たちが100%帰国子女だとは思えません。むろん、海外の航空機に乗ったことのある人なら、日本人以外のステュワーデスがこのような丁寧な英語を使わないことはよく御存じだと思います。
ハイディ矢野の二番煎じ
前書「魔法の発音」を購入してみたら、本のタイトルだけでなく、内容までハイディ本と同じでがっかりした。
またもや類似本を出した著者の意図がよくわからない。
とっつきやすいです
この本の最初に書いてありますが、「魔法の発音カタカナ英語」を一部改訂した本だそうです。
他の正統派の発音本も読みましたが、とにかく練習を3ヶ月とか気が遠くなりそうなので、現在はこちらの本を
主に参考にしています。
書いてあることは、確かに学生の頃に教わったり、リエゾンなど他の本でも言っていることだと思いますが、それらを
思い切ってカタカナで書き、カタカナ法則としてまとめてあるところが、とっつきやすくて良いと思います。
脳科学者である著者の理論編では、「成人は練習で発音はできるが、本当に聞き取れるようにはならない」という、
ショッキングな内容が書いてありました。本当かどうかはわかりませんが・・・。
残念ながら・・・
新進気鋭の脳科学者・池谷裕二氏の英語の発音に関する画期的な著作が出たというので、大きな期待をもって取り寄せてみたが、残念ながら期待は見事はぐらかされた。筆者は、TOEICを受験した際に、英語の発音に関する本を10冊ばかり読んだことがあるが、率直に言って、この本に書いてあることは、既刊のTOEICリスニング対策本に書いてあることから一歩も出ていない。既刊書に書いてあることを目新しく「○○の法則」と言ったり、著者の留学中のエピソードで脚色したりしているが、オリジナルな指摘は見あたらなかった。
巷の「脳科学ブーム」に乗って、ごくありふれたことを「最新の脳科学によると...」等と勿体ぶって言う評論家を苦々しく感じていた筆者には、またか、という感慨を禁じ得なかった。
とは言え、これを読んで、またか、と思わなかった人には、朗報であるかもしれない。書いてあること自体には誤りはないからである。
自分の英語がそれらしくなる・・・
実際にアメリカ人などと会話をして
通じるか実証したわけではないのですが、
自分の発音が、それらしくなったような気がします。
英語の発音に関しては、相手に通じる最低限ライン
さえ身に付けば良いと思っているので、
この本は、とてもためになります。
SONYの英語教材でも、このようなカタカナ発音が
いくつか解説されていましたが、よりまとまったもの
となっていると思います。
う〜ん
発音の本は下唇をかみながらと分かりにくいが、この本を読んでイメージがついた。副教材として利用したらよし
情けないほど低レベルのクソ本
ネイティブスピーカーのリエゾンした英語発音がどんな風に聞こえるか、をカタカナで表現しただけの、いってみれば、終戦直後の洋パン英語の範疇を越えるものではない。英語を学ぶ人は、発音にも教養や人格が投影されることを知るべきだろう。東大英語がこの低いレベルでは、情けなくて涙も出ない。日本の未来は暗澹たるものだろう。恥ずかしくはないのか、池谷氏は・・・。
面白く読めた
いわゆる「掘った芋いじるな」(What time is it now.)「揚げ豆腐」(I get off。)式のカタカナ英語の紹介である。英語の発音が苦手な日本人にとって、たいへんわかりやすい入門書である。「これで通じるのか」と感心した。
筆者は『進化しすぎた脳』『記憶を強くする』で有名な脳の研究者であるので、カタカナ英語の本というのはかなり意外性があった。
