- [著]綾辻 行人
- カテゴリ:
- 単行本 (356頁)
- ISBN:
- 4062705796
- 発売元:
- 講談社 (2006/03)
- 価格:
- ¥ 2,100 (税込)
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子供向けではない
この作品だけでなくこのシリーズは子供向けとのことだが、文字が大きいだけで内容は大人向けが多いように思う。
館シリーズのなかでは、物語のスケールは一番ちいさいし、内容も館ものでは一番劣ると思うが、ストーリーはなかなか面白かったので、館ものを読んでいる人なら楽しめると思う。
しかし、この作者が初めての人は、ほかの作品のほうが出来が良いので違う作品をお勧めする。
館シリーズの中では異色
なんにも知らずに図書館で検索し綾辻氏のリストの中から選んだ本。
開いてびっくり!
子供向けの本のような字の大きさ、字間、ルビ(笑)
なんでもミステリーランドシリーズ(かつて子どもだったあなたと少年少女のための…)だそうな。
これならあっという間に読めそうだ、と思ったもののなぜかなかなか読み進まず(すぐに途中で眠ってしまった^^;)
時間がかかってしまった。
館シリーズではあるんだけども
ミステリーランドシリーズだからか、ちょっと違った感じ。
中村青司の建物、っていう特徴が生かされていないような…?
ホラー感が漂う終わり方も、なんとなくすっきりしなかった。
やっぱり本格推理の方がいいかなぁ…。
今までのシリーズと比べればやっぱり物足りなさは否めず。
これ、子どもが読んだらどんな風に感じるのかが知りたい。
これはこれでアリ
ミステリーランドという形での「変化球」として投げられた「館」の一作。これはこれで、十分シリーズの一作といえると思います。
どこか少年探偵団を彷彿とさせる懐かしい雰囲気も、他の館モノと比して風味は違えど、決して劣っているとは思えません。
また、配本の性格上、描写や文章量は抑えめですが、作中で語られる「びっくり館縁起」のおどろおどろしさ(真相を知ってから再読するとなお一層怖い!)や、読者の目の前に堂々と謎を据えたストーリー、叙述における「さりげない」真相の示唆など、決して「手抜き」しているわけではないと感じました。
ただ、完全に取って付けた鹿谷門美の登場と、オチにつけられたホラー風味が不満なので★−1でしょうか。
個人的には「暗黒館」の分量に多少辟易していた感があったので、これくらいの量で綾辻作品を読ませてもらえるのもいいですね。
子ども向け前提として・・・。
子ども向けに出されているシリーズという事を前提として読めば、楽しめる一冊だと思います。自分が子どもの時、こういう形のミステリーを読んで、ワクワクしたのを思い出しました。江戸川乱歩まで行かないけど、ああいった空気感も感じられます。
ただ、やっぱり「番外編」といった印象は、否めませんでした。
提案であります
子供にも読めそうな『おはなし』。ミステリではなく、謎解きよりも「ものがたり」を重視させたんだろうなあ、というのが読み終わっての感想です。
ただ、子供に読ませたいか、といえばNOです。
内容は殺人事件を扱っているし、動機や結末も子供が読むにはちょっと酷いなあと思えたり、説明が不親切なところも多かったりで、読み終わった後に辛さが残るだろうなあと思いましたから。
館シリーズの愛読者なら、作中にいろいろとちりばめられた素材に期待もできるかもしれませんが、それならもっと書き込んでほしかったなあと、かえって不満が残ります。
ここはひとつ、江戸川乱歩の『吸血鬼』みたいに、大人向けの作品としてきちんと書き込んだミステリと、子供向けとして描写をおさえたものがたりと、二つの形態にそれぞれ書き直してみたらどうですかね?
(江戸川乱歩の『吸血鬼』という作品は、ポプラ社の少年向けに『地獄の仮面』として書き直されたことがありました。小学5年生のときに読んだのですが、当時かなり怖い思いをしたので、今でも覚えています)
でも、ページの角に丸め加工がされていたり、字は大きくて読みやすく、ほとんどの漢字にルビが振ってあったり、挿絵が何枚もあったりと、装丁には大変優れていると思いました。
綾辻氏と館の一ファンとして
これは子供向けだから、と云う理由で片付けられるのかもしれませんが
トリックにしろ、氏の描き出す不気味で妖しげな雰囲気にしろ、
他の館と比べると、全てにおいてスケールダウンした感は否めません。物足りなさを感じます。
さらにまさにとってつけたような中村青司の館とそのカラクリ、そして島田潔。
なぜ館として出したんだろう?あるいは番外編とでもすべきでは?というのが、読後の率直な感想です。
"館"シリーズとして出す以上、そのファンである多数の大人たちも読む訳で、
かつて子供だった〜等と後書きで語られても困ってしまいます。
子供向けミステリとしてはどうなのか知りません。
大人の楽しむミステリ、綾辻行人の館として評価するならば、期待はずれだったと言いたくもなります。
ただ氏のファンなので、☆1つは付けられず。自作にこそ期待して☆2つ。
乱歩風味
大人ならば、懐かしさを楽しむための作品。
結末には物足りなさを覚えましたが、子どもの頃、わくわくしながら読んだ乱歩の世界が展開されていました。
館シリーズの館シリーズたる所以は、どの作品も趣向を異にする、という点にあると思います。
時計館・黒猫館・人形館・水車館……トリックを基軸に考えれば、これらの作品にも優劣はあります。
しかし、同じ風味のものは一つとしてない。だからこその館シリーズなのだと思います。
その意味で、本作は先行作品とは全く異なる、独自の風味を持っています。
子どもたちに、ミステリーの面白さを伝えるという目的は達していると思うし、
綾辻ファンの大人たちには、子どもの頃、探偵小説を夢中で読んでいたときに
感じた、あのわくわくする感覚を思い出させることに成功している。
これはこれで、立派な「館シリーズ」の一つです。
子供向きに書かれた物です!
誤解されてる方が多いようですが、ミステリーランドシリーズはあくまで子供達にミステリーを!と言う事で作られたシリーズです。
他のものは、題名内容共、かなり子供向けに書かれているので、分かりやすいのでしょうが、綾辻氏の作品はさすがに大人も読めるものになっています。(物足りなさはもちろんありますが・・・)
ウチでは娘(小5)と2人でとても楽しめました。親子で読めて意見交換出来るお勧めの一冊ですよ♪
これはこれ
館シリーズではあるが、ミステリーランドの1冊ということで、内容は少々子ども向き。
確かにトリックや謎は他の館シリーズに比べて物足りないけれど、これはこれで面白かった。文字の大きさや行間等で、装丁は厚いけれど中味は中編なのだから、こんなものではないでしょうか。詰め込みすぎてごちゃごちゃするよりは良いです。
おもしろい!!
館シリーズとして読んでいる方が多いようですが、これは、あくまでも「作者が年少の読者にも楽しめる」ように書いた作品。
その割には、結構ダークな雰囲気が漂っていたり、倒錯的な人物が出てきたりと、「オトナ」な部分も描かれていて。
私は、素直にけっこう楽しめました。
ただラストがねぇ…ちょっと尻切れでガッカリ。
ここでパパーッと事件が解決しちゃえば尚面白かったのになぁ…。
小さい頃って、入ってはいけない場所とか妙に入りたくなりますもんねぇ…。
