- [著]遠藤 喨及
- カテゴリ:
- 単行本 (205頁)
- ISBN:
- 4062720175
- 発売元:
- 講談社 (2000/05)
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- ¥ 714 (税込)
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信じられるもの
「この本は、いのちという現象に謙虚に向き合っている、私は、普遍的なものに触れた、、」これが、最初の感想でした。著者は、いのちという現象を「解釈」するのではなく、ひたすら共感することによって感じることを大切にしている、そのことが、本を通して感じられたのです。そして、驚いたことに、自由を感じました。自由になった気がしました。
共感することが苦手で、それなのに、絶望的なほど共感されたいと、こころの底では思っている、これは、きっと私だけではないでしょう。そしてまた、目の前の人に、こころから共感したい、とも。
この本は、単に技術的なことを伝えることや、解釈の正しさを証明するためや、宣伝のために著されたものではない、そういう確信が私の中にあります。道はあるのだという確信。
なぜかは証明できません。
普遍的なものに触れると成長を促される、そのような感覚が自分の中でしているからかも知れません。
何度も読み返しました。これからも、読み返すでしょう。自由になるために。
経絡とツボは、あるが移動することもある。
それでいい。
人それぞれだが、探せばあるもの。
教科書の先に、事実や実例がある。
指圧、気功が効果を発揮するには、
それなりの工夫と経験が必要。
そういった大事な事を、思い出させてくれる、
実体験をふまえたツボ、経絡の基本書籍。
取り組もうとするなら一読の価値あり。
ライアル ワトソンによる、推薦文だけでも十分面白い。
おすすめします。
役に立ちません
言いたいことももっともで著者の経験からにじみ出た考え方なのだと思います。ただ一言で言えば「(真理は)私だけが知っている。真似できるならしてみれば」タイプの本です。またサブタイトルに「決まった位置にあるツボなどない」とありますが、「決まった位置にあるツボもある」はずです。ツボの位置が万人同じであるはずはなさそうですが、誰でも同じ位置にあるツボもあると思います。実践編も読みましたが雲を掴むようなあいまいな記述が多く参考になりませんでした。
いい先生ですが・・・
著者は,治療家・指導家として尊敬すべき優れた人物であることが想像できる本でした。施術者と患者との共鳴が大切であることはその通りだと思います。「決まった位置にあるツボなどない」というのも同感です。時代によって体質に変化が起こっていることも,多くの中医学臨床家が実感しているところです。
ただし,「気」というものを扱うとき,その考え方,感じ方などは人それぞれです。もちろん,それをどのように表現するかは自由であり,それをもとにどのような学説を打ち立てても自由です。きちんと治療結果を残せば,多くの人の共感も得られるでしょう。しかし,自分の解釈と異なるものを否定することは危険です。古典の経絡の概念を運用することは容易ではないとは思いますが,中医鍼灸で多くの人が救われていることも事実です。もともと東洋医学には様々な流派があり,これこそが唯一のものなどと言えるものはありません。「東洋医学の常識」というのも怪しいものです。教科書はあくまで教科書。その解釈や実践もいろいろあるものです。
遠藤氏の方法を知るには楽しい本です。
目からウロコの良書
鍼灸学校に入ろうと願書もとっていた時に本屋で発見。「決まった位置にあるツボなどない」という副題にショックを受け、そのまま引き込まれて立ち読みのままざっと最後まで読んでしまい、もちろん購入しました。この出会いのおかげで鍼灸学校を受験するのはやめ、こちらを学んでいます。なかでも心に響いたのは、著者が邪気の本質はなにかとつきつめていった先に、“仏性”の世界をかいまみるところで、それは邪気というものと対峙していたわたしに根源的な大きな救いをもたらしました。本屋で鼻水垂らしてしまった。(T_T) 語り口はとてもフランクでそれもあって引き込まれます。指圧という範疇には収まりきらない目からウロコの良書。なので指圧を習いたい人にもそうでない人にもおすすめ。
静かな衝撃
指圧というものに興味のなかった私が、知人に勧められてこの本を読み心の
深いところから「何かすごいものを読んでしまったんじゃないか?」と感じた。単に指圧のことだけではなく、人の心身、人生観、世界観にまで問いかけてくる力がある。読後じわじわと静かな衝撃が広がり、何度も読み返している。
気の流れが見えている人が書いた本
著者は、コップの水がそこに見えるように、ある日気の流れが見えるようになって、その日以来、見える経絡(気の流れ)のゆがみを指圧でととのえる、という治療をされているそうだ。私たちは指圧に限らず、東洋医学一般が気の流れを調節する治療法だとは知っているけれど、それをいつしか、知識や理論として甘んじてこなかっただろうか。ここはひとつ実際に気の流れがみえる人に教えを請おうではありませんか。うれしいことに、著者は、気の流れがみえるのは著者の特殊技能ではなく、だれにでも本当は見えている、そして見えるようになると、その方法もこの本の中に書いています。東洋医学を真剣に学ぶすべての人への励ましになる本です。著者の前書”タオ、気の体を癒す”同様、指圧の実技も写真入りで詳しく説明されています。
誰かのために何かをしたい、そんな人にこそはじめに読んでほしい指圧の本
「ここのツボはこんな症状に効きます」「なおった!〜ツボ療法」なんていう本が多くて、「本当かなあ」と正直思っていたんですが、僕の知る限りこの本(というかこの著者のシリーズ)だけは違いました。書かれてある対象の読者の対象もこの本では特に、職業としてされている方よりもむしろ、指圧をしたことも受けたこともない方のためにユーモアまじりで書かれてあります。「決まった位置にあるツボなどない」という驚きの内容が読み進むにつれ、納得から「これだ!」に変わっていきました。相手のために何ができるだろうという純粋な気持ちから、著者がその道を極めていく過程で発見されたツボ療法。これこそ、新しくも(きっと)あるべき本当の指圧の姿ではないかという気がしました。感動ものです。癒しの職業をされている方とはいわず、むしろ僕は誰でも、指圧を知らないけれど誰かのために何かしたい、そんな純粋な熱意をもたれる方にこそぜひおすすめしたいです。
指圧のエッセンスは心にあった
普通の「指圧」のやり方では肉体以上のところに影響を及ぼせないのはなぜか?答えは単純に聞こえるかも知れないが:それは施術をする人の心の状態が澄みきっていないためである。つまり共感によって、施術者が自分のエゴを忘れたとき、初めて患者の気の身体の「邪気」を「正気」に転換できるのであって、決して技術だけでできるものではない。この著書の中で、「邪気の本質はカルマである」(176頁)というところまで、病気の本質に迫る。これらの発見はすべて臨床に基づいているが、このような凝縮された内容が公開されることに感謝したい。必読としか言いようがない。
指圧の形を通して今世界に求められている癒しとは何かに答える
5年前 呼吸法の道場に通っていたある日 会社の昼休みに近くの本屋でふと手にした本。 初めの数ページを読んで 長いこと捜し求めていたものに出会ったと直感した。 買い求めてあっという間に一読した。 読んだだけでは分からない部分も沢山あったが 何処か無意識のレベルでこれこそが 究極の癒しを実現する方法だと確信した。 指圧という形をとっているが 本当の癒しは 相手の心への共感と想像力によって齎されるものだと教える。 医の東西を問わず賎しくも治療に携わるものあるいは治療を目差すもの必読の本。
