- [著]五味 太郎
- カテゴリ:
- 文庫 (209頁)
- ISBN:
- 4062731614
- 発売元:
- 講談社 (2001/05)
- 価格:
- ¥ 560 (税込)
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ユーズド商品:¥ 42 より
なんだか楽になりました
私自身、型にはまった育児をしてきませんでした。
世で言う「こうでなくっちゃ」というやり方にいささか疑問を感じていたからです。
例えば本について言うなら、課題図書とか本の読み聞かせとか…。
子どもが興味のある本を子どもが楽しむのに寄り添ってやったり知っていることを話してやったり
しながらの読み聞かせはたくさんしましたが、世間で「読み聞かせが大事」と言っている大人の
グループのは、やっている大人が夢中になっているだけで子どもが置き去りにされているようにも
見えました。
「そんなことない。子どもは目をきらきら輝かせて聞いてくれる」そうですが、ホントかな?
のんびり育てすぎたなあ、と思う節もありますが、五味太郎さんの言葉に、ほっとする自分が
いました。
奥が深く、親が読むべき本
絵本であっても、大人が面白いと考えるものが、やはり子供にとっても面白いはず。
大人が面白くないと考えるものは、子供は飽きやすい。
やはり、面白いと思うと、読み聞かせてあげる大人の声にも力が入るし、何度も読んであげるという理由もあるだろう。
そういう意味で、この本は親になった大人に読んで欲しい。
そして、面白いと子供に紹介してあげる本だ。
なるほど・・・
五味さんの絵本の魅力は、こういう考え方に原点があったのか!、と納得。
知らず知らずのうちに、自分も頭の固い大人になっていたことに気づかされて
どきっ、とさせられました。
五味さんの言う、こども不在の社会、というのは
残念ながら、出版から10年以上たった今も、あまり変わっていないような気もしますが
大人が思っている以上に、こどもってちゃんとわかってる。
でもそれをダメにしてるのは大人なんだ、ということを
改めて実感しました。
子育て中の方におすすめです。
五味さんは深い
子供にはもちろん、大人にも人気の高い五味さんです。
なんともいえないユーモアとセンス。最高です。
本書のなかでは「おおっ、こんなことを考えている方だったのか!」と驚くような、
大人について、社会についての持論を展開しています。
大人って何だろう?と考えさせられた一冊です。
五味太郎さん最高!
言いたくてもなかなか言えない事、イロイロ書いてくれてあります。
そういえば幼い頃私もそう思っていたな・・・と懐かしく思うし、子育てしている中では、こどもってこんな気持ちなのかーと、納得できました。
読んでみる価値ありです!!
すべての親に
今、子どもを取り巻く環境がよくないと盛んに言われているけれど、そんな中で子育てをしている私としては、何をどうしたらいいのか、考えてはみるけれど明確な答えは出ないし、それを教えてくれる人もいません。
そんなときにこの本に出会い、肩の力が抜けたというか、眉間のしわがなくなったような気がします。
もちろん、この本をまねして子育てしようと思っているわけではありませんが(たぶん、まねしようとすれば、それはここに書いてある”いけない大人”になりそうです)、とても新鮮な考え方が参考になりました。
子どもは大人が思っているほど馬鹿でもないし、無知でもないし、おろかでもありません。大人を鋭い目でよ〜く観察しています。自分が子どもの頃はそれを知っていたはずなのに、いつから忘れてしまうのでしょう。子どもはこういうものだと決めつけ、あれこれ自分の尺度で物事を押し付ける大人たち。今の大人が、その尺度を捨てることができたら、大人も子どもも楽しく暮らせる世の中になるんじゃないか、と思います。
私にとって目から鱗だったのは、憲法に定められている「義務教育」のこと。これを今まで「子どもは教育を受ける義務がある」と思っていましたが、実は親が「子女に普通教育を受けさせる義務」の規定だったのですよね。子どもにあるのは「教育を受ける権利」なのです。法学部を出ておきながら、こんな基本的なことを忘れていました。
もしも子どもが学校に行きたくないと言ったら、普通の親はきっと「学校には行かなくてはいけない」と言うのでは。まあ、義務じゃないから行かなくていいよ、とは言わないまでも、このことが頭にあったら、接し方が変わるんじゃないでしょうか。
大人だから、子どもだからと物事を決めつけずに、こんな風に相手を一人の人間として敬意を持って接することができれば、それを見た子どもは自然に自分や他人の大切さというものを理解していけるのではないかと思いました。
すべての子どもを持つ親に読んでみてもらいたい本です。
柔らかく、しかも核心をついている
いいですね、これ。たしか「日本の常識、海外の非常識」みたいな本があったと思いますが、この本は「大人の常識、子どもの非常識」です。今まで「常識でしょ」と思っていた多くのことが、実は大人にとっての常識でしかなくて、子どもにとってみれば理解不能なことばかり。
最近、ビジネス書とかマスコミ論とかもちろん児童心理とか、いろんなジャンルの本を読んでいて、不思議と共通しているのは「日本人は横並びを好む。他と異なっていることを怖がる」ということを指摘している点です。それらは非常に「固い」本なわけですが、この「大人問題」はとても柔らかいです。それでいて、非常に核心をついているように思えます。
ただ、著者がご自分のお嬢さんについて書いている箇所は、ご自身にしてみれば「こんな子もいますよ」という程度のつもりでしょうが、うまくいった事例みたいで、ちょっとねって感じです。
大人への警告
初めての子供を授かり不安と期待を感じていた頃に、本書と出会いました。
絵本作家として有名な同氏はどんな考えを持って絵本を描いているのだろう
と素朴な疑問を感じながら読み始めたところ・・・
彼はとってもシニカルな視点を持つ作家だという事が分かりました。
でもね、これは決して否定的な意味ではありません。子供の事を真剣に
考えているからこそ、大人への警告を発したかったのではないかと。
いつだったか、同氏の特集番組をTVで観たことを思い出しました。
「売れる物を描いてるのではなく、自分の描きたい物を書いてるだけ」
うろ覚えですが、確かそんな内容だったと記憶しています。
本書も基本的なスタンスは同じです。教育問題や時事問題など思いつくまま
自分の言いたいことを書き殴ったという感じで、もの凄く潔さを感じました。
子供の教育、どうしたらいいのかな・・・
なんて考えてる私と同じ境遇の人達に一読する事をお勧めします。
現役問題!?
いい本です。面白くて深い本です。今一歳半の子供と暮らしていますが、この本を読むとなんとなくこのままで行けそうだわ、とほっとします。子供も大人も(動物も)一人一人それぞれの事情があって生きてるのよねと。一方、学校問題、教育問題、社会問題、世間問題…世の中に山のように存在している困ったモンダイにもしっかり目をむけさせてくれます。
もちろんまだまだ問題だらけですが、世の中が少しずつこの本の提案寄りに変化してきているなんてこと、ないでしょうか…?
文庫版のためのあとがきも素敵です。
小学生の私に教えてあげたい。
最高です。そりゃ、ん?ってとこもありますが、大体において納得です。反抗的で登校拒否みたいなこともしていた当時の私に読ませてあげたい。いつのまにか大人になった私が、今度は1歳7ヵ月の息子のために読みました。だって、自分が嫌いだった大人にはなりたくないからね。
