- [著]笠井 潔
- [著]武内 崇
- カテゴリ:
- 文庫 (365頁)
- ISBN:
- 4062747987
- 発売元:
- 講談社 (2004/06)
- 価格:
- ¥ 700 (税込)
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表紙の人、人気だな・・・。
そんな人にはゴメンナサイだが、
そもそも私は笠井潔は大好きなんだが、この本に限っては表紙が趣味の合わない漫画絵で
ちょっと部屋に並んでるのはヤだな・・・と思ってたんで買うのを手控えていたんだけれど、
「サマー・アポカリプス」があまり進まないから、気分転換に図書館で借りて、ということで・・・(買えよ)。
漫画絵と「ヴァンパイヤー戦争」という題名に、ライトの方かと思っていたが
(まあ、そもそもが文学ではないが)
内容としてはエロでグロで比較的読みやすく比較的美形率が高いものの、
主人公が正義でも何でもなく(というかひたすら惡しか登場せず)
要約して、私が笠井潔が大好きという(無論、一方的な)気持ちをほとんど裏切らない作品だった。
借りてよかった。(やっぱり買うには表紙絵的に抵抗がある)
(ただ、何でKGB?とか思っていたら、書かれた時代が時代だった)
お子様には難しい
珍しく絵で買ってしまいました。
エロ→エグいアクション→エロのような感覚で物語が進んでいきます。
官能的なシーンに慣れていないと拒否反応が出るかもしれません。
わたしはどちらかと言えば官能シーンは蛇足に感じる方なので、あまり楽しめませんでした。
講談社文庫なので、挿絵もないですし、ライトノベルとして読むのにも無理がある気がします。
硬派なガンアクションが好きな人向けの一作です。
全然です。
はっきり言って、つまらなかった。謎を引っ張るだけ引っ張って・・・それだけ、みたいな感じが・・・
終わり方もあっけなく、拍子抜けした感じで続きが気になるとかまったく無しです。
今一好きになれませんでした。
ノリは、少年ジャンプ系かな?
この本は、ちょっと残酷描写が強い少年ジャンプ敵名乗りだといえます。ノリのいい描写は作者の力量によるところが大きながら、いささかあらけずりのような・・・(これは、作者の文章の緻密性よりあくまで流れを重視したためかも・・・。)
それでもなかなか面白い読み物です。次の巻が期待できますが、全部で11巻がこのノリのままで進んでしまうと少し肩透かしでしょうか・・・。キャラの魅力だけで押し進んでしまうような感じがします。この後からは、もう少しストーリーの方にも何か引っ張れるものがあればと思います。
武内崇?ふん、そんな物は飾りよ飾り
武内崇、表紙を書いている人気(だよな、一応)原画家さんで、
再刊行するにあたり、吸血鬼ネタ(上記の方が有名になったのが、吸血鬼に焦点をあてた同人、ようはアマチュアが創ったゲームだった)という共通点をつついてのコラボレーション、販促を狙った意図が見え見えだが、
企画販売側はそれで構わなかったんだろう、それだけ内容に自信があり、好みが一致した読者が離れないと確信していたのだろう。
つまりは、私のようなのが確実に出ることを予想していたのだろう。
私は魅了された。
九鬼鴻三郎という“自由”な男に、作者が描く女とエロスに
底無しに深まるSFでありながらの伝奇でもあるの謎に
血生臭い暴力に、国家や種族による多数の勢力の謀略に。
巻が進むに連れどんどん深まっていく作品に没頭できるはずだ。
作品は基本的に単純、“エロとヴァイオレンス”を“SF+伝奇”を舞台にしている。
伝奇といっても山田風太郎のように超人的な技が交叉するタイプではなく、
半村量や隆慶一郎のように、伝説や史実、空想に脚色を加え、社会にまつろわぬ己の価値観と自由意志でのみで動くキャラクターが活躍するタイプだ。
そんなキャラクターを思想家でもある笠井潔は、一回しか登場しないようなサブキャラクターにまで徹底的に理想と信念で表現している。
読者に媚びるようなキャラクターはそこには存在しない。
彼らが自分の信念で動いて、化け物と国家と謎に向かっていくのだ。
表紙など、読み終えた時にはキャラのヴィジュアルを補完するどころか、
微妙に齟齬を起こしかねなかったりするくらいだ。
妙な誤解など恐れるに値しない。買って、読んで、知人に勧める。
そうするだけの価値が、この本にはある。
イイ!!
始めは話が難しく感じるかもしれませんが、面白いです。ちょっとグロイ表現もありますが良い作品です^^
手に汗握るSF伝記スパイ小説です
初版が昭和56年の角川ノベルズ創刊と同時に書き下ろしされ、当時高校生だった私を魅了したSF伝記スパイ小説の復刊です。物語は、8000光年離れた白鳥座X-1からもたらされた未知なる宇宙生命体からのメッセージと交信するためにアリゾナ砂漠に極秘に作られ完璧な防御体制に守られたNASA宇宙通信基地が、謎の武装一味に襲撃される冒頭から始まります。一体、誰が、何のために・・・。著者自身が好きだという「宇宙の善神と悪神の闘争」「幻のムー大陸伝説」「CIAとKGBの暗闘」「吸血鬼」等々の魅惑的な要素を全て取り込みながら、世界的に有名なテロリスト九鬼、謎の物質第3の核酸を体内に持つ美少女キキが大活躍する物語です。上に述べたような要素が好きな方、大伝記小説が好きな方にお奨めの面白いシリーズです。
伝記バイオレンスの傑作が復活。
宇宙規模の善悪二元論、古代の超文明、ムー大陸の末裔たる吸血鬼、米ソスパイ組織の暗躍、孤独なダークヒーロー、美女、美少女、アクションにエロスと何でもありの世界観は、破綻することなく今読んでも古臭くなく面白いと思います。前半に舞台となるパリの描写は石畳の臭いまでしてきそうな雰囲気があって、主人公の内面にぴったりマッチしており読ませます。文中イラストはないのですが、巻頭の人物紹介をかねたカラーイラストや表紙から、ハードな内容とは想像しにくいアンバランスさもかえって面白いかと思いました。
ムラキ=矢吹 駆?
その重厚なストーリィとストイックな文体で、中学時代の私を魅了した「ヴァンパイヤー戦争」が帰ってきました!
かつて生頼範義氏や天野喜孝氏が彩ったカバーはTYPE-MOONの武内崇氏によってカッチリしたキャライメージを捉えやすく描かれています。
この物語、特筆すべきは笠井ミステリファンにはおなじみ矢吹 駆が名前を変えて登場していることです。1巻にちょろっと出ている彼、ムラキの活躍は後のお楽しみ。
あなたは「ヴァンパイヤー」を読んでから矢吹シリーズを読みますか?
それとも矢吹シリーズを読んでから「ヴァンパイヤー」を読みますか?
2重に楽しめることは請け合いです。
戦闘と謎と・・・
KGBで鍛えられた凄腕の殺し屋主人公。KGBを裏切り追われる身で巻き込まれたのは、KGB、CAI等各国の諜報機関が追うヴァンパイヤーを巡る争い。ヴァンパイヤーの秘密の鍵となる少女とともに、ヴァンパイヤーの秘密を探りながら、各国諜報機関と戦闘を繰り広げます。
読みどころ満点です。戦闘シーンは、完全武装の諜報機関員VS主人公一人の軍隊で、市街戦を繰り広げます。ヴァンパイヤーの謎も、また読みどころの一つ。ムー大陸、宇宙での神々の争い、人類とバンパイヤーの関係など、壮大な謎です。そして、登場人物。主人公の破天荒な活躍の他にも、知的で暴力も辞さない主人公の仲間。主人公の過激派時代の仲間達、諜報機関の親玉、そしてヴァンパイヤーの一族・・。
途中でやめられなくなります。
