ほぼ日刊イトイ新聞の本 (講談社文庫)

  • [著]糸井 重里

カテゴリ:
文庫 (362頁)
ISBN:
4062749017
発売元:
講談社 (2004/10)
価格:
¥ 620 (税込)
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30,732 位
評価: 4.5
2006
06/22
Thu

何かに一生懸命になること

50.0% (3 / 6)
[No.11] posted by kaz-sato

ある日、ポストをのぞいたら、友人からお勧め図書が届いていて、それがこの本でした。

糸井さんという方は、知識人というイメージなので、なんとなく敬遠したいタイプの人と思っていました。

とりあえず読み始めたけど、文章は苦手だな。と思った次第で。ほぼ日刊イトイ新聞というサイトも耳にはしたけど、一度も見に行ったことはなく。

それでも、何か、一生懸命やっている人の、それが形になっていく様をその当事者の気持ちとともに、知ることはおもしろいものだなぁ。と思いました。特にこれが!というわけではないのだけど、元気づけられるというか。

とにかく、50歳にもなって、なんだか青臭い悩みに一生懸命まじめに取り組む姿に感動させられます。最初は、そんな・・・贅沢な悩みを。みたいな気持ちもあるのだけど、途中から、そうか。頑張って欲しいです。みたいな気持ちに変わっていたわけです。

なかなかいいです。

2006
02/04
Sat

肩肘張らない,でも追求はやめない姿勢が心に残ります。

80.0% (4 / 5)
[No.10] posted by jinchoku

 本書は2001年に出版された同名書の文庫版です。文庫化に際し、「第八章 その後の『ほぼ日』」が追加されました。文庫化前の本も読んでいましたが、改めて、糸井氏の考えに触れることができ、『ほぼ日』編集部のその後の様子が窺い知れて、温かい気持ちになりました。糸井氏の肩肘張らない、大上段に構えずに語ってくれる「考えたこと」は聞く方も素直に受け取ることができます。司馬遼太郎氏の描く坂本竜馬が「議論に負けても人は意見を変えない。だから、議論はするだけ無駄だ」といっていましたが、糸井氏のスタンスもそれに通じるものがあります。自分の意見に人が従う必要はないけれど、自分は自分の意見に従ってあれこれやっていくよ、という姿勢が感じられます。

 いくつか、ハッとさせられた点を挙げましょう。

 「なにかがガラッと変わるときというのは、いろんな関係なさそうな要素が、複雑にからみあって、ちょっぴりずつ流れをつくっていくもんなんだと、ぼくは思っている(P.16)」・・・だから、糸井氏は自分がインターネットを始めた理由を簡単に説明できないで、説明のためにこの本を書いてしまったわけです。この気持ちはすごくよく分かります。私も、会社を辞めて、専攻も変えて、大学院にいる理由をやはり簡単には説明できません(表向きの説明はありますが・・・)。

 「みんなが同じように考えるわけでもないし、世の中の大きな流れになっていないけれど魅力的な考え方もあるものだ。そういう小さくて見過ごされそうな、しかもチャーミングな考え方は、プロフェッショナルを自称している人間にはだんだん見えにくくなっていくものなのだ(P.18)」・・・多分、まだプロではない新社会人には見えたりしますが、そういう人々には「早くプロになれ!」というプレッシャーがかかります。光るものが見えなくなると、その仕事に精通しているとはいえ楽しいものではなくなってきます。

2005
07/03
Sun

「ほぼ日」の誕生と成功の舞台裏+α

100.0% (8 / 8)
[No.9] posted by 竹の梯子

糸井重里が49歳にしてパソコンを購入し、インターネットの世界とメールの面白さを知るところから話は遡って語られている。新しい何かが産声をあげる、その舞台裏の話というのは読んでいて滅法面白い。書評誌「本の雑誌」の誕生秘話、その黎明期が綴られた本も数冊読んだけれど、その時のワクワク感を本書も味わわせてくれた。さらにこの本は単なる舞台裏以上のモノも含まれている。これからの企業のありかたについて。働くことについて。組織論など。職種は違えど、いろんな社会人の明日を明るくするためのヒントがたくさんあると思う。「明日はアタシの風が吹く」だ。読了後、ますます「ほぼ日」が愛しくなることだろう。ダーリンはすごい!

2005
03/25
Fri

熱くない「プロジェクトX」

66.7% (4 / 6)
[No.8] posted by xes484g

現時点で「ほぼ日」が成功しているのか?と問えば、
「何をもって成功とするのか?」という、
さらなる問いにぶつかることになるだろう。

本書は、「ニッチ」や「インタラクティブ」といったインターネットの特性に
いち早く着目した糸井氏と「ほぼ日」の物語であるが、
立ち上げにまつわる様々な苦労話も、氏特有のクールな語り口によって
暑苦しい思いをすることなく、読み進めることができる。

さらに本書では「なぜ働くのか」とか「顧客価値とは何か」について、
巷にあふれるビジネス本やノウハウ本とは全く違った視点から、
実に納得感のある主張が展開されている。

「マス」を相手に最大公約数的なモノを作って、広告で「お化粧して」売る
という大量生産方式に、市場の可能性/自分のやりがいの両面から限界を感じ、
糸井氏の出した答えが「ほぼ日」だった。

現在進行形で進む様々な「試み」にビジネスとして注目しつつ、
翻って自分はどうか、「楽しんで」生きているか?
そんな自問自答さえ呼び起こす書籍である。

2005
02/19
Sat

こんな本を待っていた。

66.7% (2 / 3)
[No.7] posted by 市川海老之助

 この本は、糸井氏のコミュニケーション論を披露するものであるが、Webサイトの精神的理論的構築論とも読める。
 物を販売するショップ・サイトではなく、コミュニティーを広げることを目指したサイトの教本である。

2005
02/15
Tue

コミュニケーションの天才

40.0% (2 / 5)
[No.6] posted by シゲ氏

糸井重里氏がHPを立ち上げた経緯について自ら記した作品。著者はやはりというべきか、ある種コミュニケーションの天才だと思った。

この本は一見、初心者がインタ-ネットという「武器」を手に入れ、試行錯誤しながら成長してゆく、という物語の王道パターンになっている。実際、それゆえ間口は広がり、読者は安心して楽しめる。

しかし根底には、著者自身のコミュニケーションに関する冷徹な分析と危機感がある。コピーライターとしてマス広告の頂点に立った男が、バブル崩壊に際し、旧来手法の限界と、自分のポジションの曲がり角を微妙に嗅ぎ取り、自分の新たな立ち位置を探す中でネットに会うというくだりは、淡々と書かれているものの非常に切実な感じがする。

そして著者は新たなコミュニケーションの在り方としてのネットを、それまであった技術・マーケティング寄りの考え方ではない方法で展開していくわけだが、そこでは彼にとってお金や規模というものの重要度はそれほど高くなくなっていることが記されている。これは現時点では常に重要で正しい認識ではないかと思う。

2004
11/15
Mon

明るいビルは本当に明るかった。

80.0% (4 / 5)
[No.5]

ほぼ日読者として、知らなかった事や謎が全て解けた!!!りする本ではないけど、創設期のほぼ日について知ることが出来ます。
ほぼ日読者なら是非一冊。

2004
10/23
Sat

存在は知っていましたが。。。。。

80.0% (4 / 5)
[No.4] posted by driven

本書をタマタマ書店で手にとってラッキーでした。恥ずかしながら今更ながらの「ほぼ日」初体験。わたしのように「ほぼ日」の名前は聞いていてもまだ行ったことない方ってまだまだ多いんじゃないでしょうか。重松氏は本書を評して「(ちょっと陳腐だけど)プロジェクトX」のよう、とおっしゃっていますが(ご当人はイヤかも知れないが)まさに得たり、というところ。文庫化によりオヤジ層でも更に「ほぼ日」読者層が増えていくことでしょう。

2004
10/21
Thu

最近のイトイはヨイ

80.0% (4 / 5)
[No.3] posted by 金

糸井重里と言うとコピーライターか徳川埋蔵金か位のイメージしかない人もいるでしょうが、最近では「ほぼ日刊イトイ新聞」ってHPを主催(?)してるんです。

私はこのサイトの大ファンなので、この本をすぐに買いました。

サイトを見ているだけではわからない、立ち上げの経緯やイトイさん自身の葛藤とかがわかって非常に面白いです。

それにしても、最近イトイさんっていい仕事していると思いませんか?
イチローとの対談をはじめ今いろんな「面白いこと」を世の中から見つけ出す能力はぴか一じゃないでしょうか。
そんな仕事のバックボーンとなっているのが間違いなく「ほぼ日刊イトイ新聞」。

イトイさんのファンでなくてもクリエイターを目指す人も必読の本だと思います。

2004
10/19
Tue

現場の裏をのぞく楽しみ

66.7% (4 / 6)
[No.2] posted by ka_k

人気コピーライターの糸井氏が、1998年に開設した人気HP「ほぼ日刊イトイ新聞」略して「ほぼ日」を、
どうして立ち上げたのか?という質問に答える形で、その動機や創業時代のエピソードが書かれている。

1円の得にもならないHPを立ち上げようと思ったきっかけは?
そこには、当時まだごく一部のユーザーのものであった
インターネットというツールに対して気負うこともなく、
あたらしい表現をする場を作ろうとしたこと。
また、決して片手間の暇つぶしで始めた旦那芸でもなく、自分が表現できればいいやという自己満足でもなく、
しっかりとした構想やビジョンがあったことなどが明らかにされている。
サイトオープン前後の試行錯誤ぶりは、スターバックスの創業やIT企業のような、
新しい事業へのチャレンジ精神とも共通するところが多いと思う。
(ほぼ日は事業じゃないけど)

ほぼ日のファンにとっても、そうでない人(わたしも)にとっても、気軽に楽しめる一冊。

オープンからの色々なエピソードなど、他人の作業場をのぞき見るような楽しさがある。


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