- [著]福井 晴敏
- カテゴリ:
- 文庫 (255頁)
- ISBN:
- 4062749661
- 発売元:
- 講談社 (2005/01)
- 価格:
- ¥ 490 (税込)
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良作
面白い。まだ2巻までしか読めていないが先が楽しみだ。
戦記物という事もあり取っ付き難いかもしれないと心配したが、アクション感覚で楽しめた。
映画観た後でも楽しめます!
映画化された『ローレライ』の原作本です。私は映画を見てから原作を読み始めました。これは文庫本で4冊組のうちの最初の巻ですが、ここではローレライはまだ日本に着いてません。つまり、映画が始まるまで話が1巻では進まないんですね(^。^;)
原作ではローレライがどれだけ苦労して日本に到着したかが克明に描かれてるのですが、映画ではすべてカットです。これだけでも映画になりそうな話ですが、映画の設定とはかなり違う部分がある事がこの1巻目を読むだけでも分かります。ストーリーもかなり映画と異なる部分があって、映画を観てても楽しめると思いました。
原作の場合、映像が無いのでローレライという秘密兵器がどの様なものかという謎解きも楽しめるのがいいですね。できれば、映画を観る前に読みたかった本です。
魔女ローレライ
面白いけれど,小説向きの作品ではない.
超大作であるがゆえの4巻というよりは,書きたいことを全部書いたらなってしまったといった印象を受けるた.細部にこだわりすぎてしまった(脇役の人物描写,兵器に関するうんちく等)ために,熱さを感じながらも一気に読ませるほどの勢いは私には生まれなかった.結局のところヤマトやガンダムといったアニメに近い作品(悪い意味ではなく).小説という手法ではなくより適した表現を用いればよいと感じた.
泣きました
福井作品は「亡国のイージス」「Twelve Y.O」「川の深さは」と一通り読んだ私ですが、彼の作品で読みながら泣いたのは初めてです。
ついつい福井パターン(向こうっ気の強い少年、熱い中年、心に深い傷を持つ中年etc.)に当てはまる人物を捜しながら読んでいましたが、読み進んでいくうちにそれぞれの登場人物が魅力的で本当に感情移入してしまっていました。
第二次大戦末期という舞台設定上、彼らがみんな生き残るハッピーエンドなど有り得ないと知りながらも死なないで欲しい、と強く願うほどに。
最後の戦闘シーンではまさに手に汗握る展開続きでハラハラしながら頁を繰りました。あれだけの危機的状況の中で、誰一人恐慌状態にならずにがむしゃらに持ち場での作業に徹し結果的に米海軍の大艦隊のはなをあかし目的を遂げたときには快哉を叫んでいました。本当に守るべきもの、信じるもの見つけた人間というのはこのように強くて美しいのだなと思わせられましたね。
最終的に生き残ったのはほんの一握りの…。伊507とともに沈んでいった彼らを痛ましいと、生き残れた彼らには良かった、と単純に思いましたが、エピローグを読み生き残った彼らこそ辛かったのだなと思い直しました。そして、辛くとも(もちろんそれだけではないけれど)充分に生きたのだから、先に逝った彼らに恥じることは何もないだろうと。
読み終わって数日、余韻が残りあれこれと考えていました。
この作品自体はフィクションですが、戦争の悲惨さや命の大切さは充分に伝わってきます。平和ボケといわれる今の日本について考えさせられることもたくさんありました。
難しい書評については皆様がたくさん残してくださっていますしもう初版から随分経っているので、私は本当に感想だけですが。
文章が難しくてついていけなかった
中2の今頃にこの本買いましたがどうにも話しが難しくて付いていけませんでした。それに分からない単語もいっぱい出てきた(汗)しかし今は高一なので今なら大丈夫かな。
話しが難しいが第一印象でしたがおもしろいとも感じました。原作の方がいろいろ丁寧に描かれていますので☆3にしておきます。
映像にはできない戦争の醜さ
最初は「ローレライ」の荒唐無稽な仕掛けにビックリして引きましたが、
読み進めるに従って逆に引き込まれていきました。
小説家の目的は、舞台はどうあれ人間の真実を描くこと。
福井氏は戦争の酷さ、人間の醜さを堂々と正面から描いており、
そこが最も評価できる点です。
これはマンガでも映画でも表現できないことだと思うので。
伊507の(特攻とは違う)戦闘姿勢にも心打たれました。
「椰子の実」のモチーフが効果的で、久し振りに読書で涙しました。
まだ2巻目ですが・・・
いろんなレビューを読む限り、やはり戦争物となると
微妙な問題が絡んでおり人によって千差万別です。
年代によって教育も考え方も違うでしょうし、
日本だけに限らず全世界でこのような戦争が
行われていたというのは事実ととらえることが出来ました。
今また、この時代の戦争を取り巻く事象が色んなところで
取りざたされていますが・・・希望的観測での意見なのか、
それとも何が事実で何が嘘だったのか・・・
何が行われたのか教えてくれるものは一体あるのでしょうか・・・
自分はあの戦争のことは教科書以外のことでは知りませんでした、
と言っても、目をそらしたい、
知ろうとしたくないと拒否していたかもしれません。
実際、この本を読み進めていくうちに
単純にもっと知りたい、潜水艦のこと、兵隊のこと、
あの時代に生きた立場の違う人々の心境など、
自分自身、何度か慟哭に近い涙を流したのは嘘ではありません。
非常に面白かったです。
少し、設定が甘いきらいはありますが、全体としては非常に面白かったです。潜水艦を舞台にして物語りが展開されるのですが、乗組員一人一人の人物描写が細かすぎる欠点もあります。好き嫌いはあるでしょうが、ストーリーは星3つ、描写は星4つといった所でしょうか。
終戦を舞台にしたガンダムです
太平洋戦争の終戦を舞台にしたガンダムです。
主人公はガンダムやガンンタンクの代わりに、特殊潜航艇
「海龍」や「ナーバル」に乗って活躍する。
戦利潜水艦・伊507はさしずめホワイトベースといった所。
一兵卒が艦長の作戦に口出ししても、もちろん許されます。
なんたってガンダムなんだから。
真面目な戦記物として読むと少々期待を裏切られます。
だけど、そこは福井作品、例によって登場人物を一人一人
丁寧に書き込み、作者の主張もたっぷりです。
エンターテイメントとしては充分楽しめます。
ただ、ローレライは潜水艦で使うより、防諜で使った方が
効果があったのではないでしょうか。
大海原へ!!
第24回吉川英治文学新人賞受賞作品
第21回日本冒険小説協会大賞受賞作品
「宝島社 このミステリーがすごい!」 2004年度 第2位
「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 2003年 第5位
「ミステリチャンネル 闘うベストテン2003」 第2位
「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 総合ランキング 第16位
「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2003」 ミステリー&エンターテインメント部門 第25位
『川の深さは』→『Twelve Y.O.』→『亡国のイージス』と現代の日本社会に問題提起をしてきた福井晴敏氏。
そんな彼が、本作品では時代設定を太平洋戦争末期にします。
果たして、本作品で福井晴敏氏は読者に何を投げかけるのか…
4冊にも及ぶ超大作の第1冊目に当たる本書では、主人公・折笠征人、その親友・清永喜久雄を始めとした登場人物の人物像がしっかりと構築されます。
この先、大海原へと旅立っていく男達の人物像をしっかりと把握しておくと、より物語を楽しむことができるはずです。
本書を読んで、熱い男達と一緒に大海原へと旅立ちましょう!!
『終戦のローレライ』のⅠ~Ⅳ全てにレビューを載せる予定です。
参考にしていただけると幸いです。
ソレデハ…
