- [著]笹生 陽子
- カテゴリ:
- 文庫 (162頁)
- ISBN:
- 4062750228
- 発売元:
- 講談社 (2005/03/16)
- 価格:
- ¥ 390 (税込)
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日常の中での成長
私にとっての初笹生さん作品でした。
内容はなんでもない日常・・・
きっとこんな奴クラスに一人はいるよねっていう主人公・・・
そして子供らしくてかわいい弟。
バッテリーなんかを好きで読んでいる私にとってかなりツボでした。
なんでもない日常・・・
その中で主人公は成長していっている。
すがすがしくて、すごく気分が晴れ晴れ。
最後の数ページは本当に爽快!
笹生さんのスバラシイ(独特の)文章力にびっくりさせられ、ファンになっちゃいました。
私もあのゴーグル欲しい・・・・!
主人公と同年代の男の子に読んで欲しいなぁと思いました。
笹生さん作品には「弟」って多いですねw
「僕は悪党になりたい」でも弟。
読んでるうちに弟欲しくなっちゃいましたよ・・・(え
いや、申し分なく★5つ!
6年3組山口拓馬、こいつ自分に似てる・・・
決して昔の自分を見ているような・・・というのではない。
ひねくれた性格、素直じゃない。
今もこんなだ。
弟の健児(病気がちな子なのに皮肉な名前だ)は"弟"らしく結構うまく生きている。
素直に生きているヤツを見ているとこっちはひねくれざるを得ない。
でも、こいつは違った。
少しずつだけど自分に向き合い、大人になっていった。
ラストの数頁は圧巻だ。
バスの中で読んでいたが、鼻は垂れるし大変だった。
自分も少しは成長せねばと思う。
大人にも伝わる児童書
児童書というんだ、なるほど。だから字が少し大きかったんだ。最初は、お子ちゃまの話か。と思った。憎たらしいガキだなあ、でも、自分もこんな事考えてたかなあ、なんて思ったりして。変わりたいと思えば変われる、なりたいと思えばなれる。そんな言葉も、大人から聞くよりも、こういう本を読んだ方が子供には伝わるかも。というか、僕には伝わった。
熱く生きること
「クールなほうが恰好良い」って思いがちな年齢の時期。
けれど「熱い」って「恰好良いこと」でもあることが伝わる。
「冷めきった」主人公が、環境の変化で徐々に変化していく。
「突然」ではなく「徐々に」と言う部分が「現実味」があって良い。
出来すぎた物語という感じがしなくて、入りやすい。
押し売り的な要素は全くないから読みやすいし、かえって曲がった見方をしなくて済む。
日常に充分ドラマはある。
何がいいかって人を殺さないのがいい。
いや真面目に。
作中で人を殺すことで感動を取る作品を見るたびにため息が出る。
もちろんそれが必然ならば仕方がないのだけれど。
この作品はそれどころか特にドラマティックなシチュエーションもない。
(まあ弟に関して若干普通ではない部分はあるけれど)
そして安易な時間の経過もない。
にもかかわらず
充分にさわやかな感動を得られる。
そもそも少年期ってそうなんだよね。
劇的な成長をするのに特にドラマティックなイベントや
時の経過を必要としないのが少年期。
作者はよくわかってる。
文体も読みやすいし
申し分なし。
欲を言えば
主人公がもう少しスーパーマンじゃなかったらよかった。
”情熱”が見つからないあなたへ・・・
主人公は、小学生とは思えないほどクールな(冷めてる)拓馬。
本気なんて出さなくても何でも出来てしまう天才肌だが、
その代わり夢中になれるものも何ひとつない。
そんな拓馬が、一つ年下の病弱な弟の出現によって少しずつ変わっていく・・・
何事にも冷めた視線を投げかける拓馬は一見ナマイキですが、
読み進めていくうちに自分を見ているような不思議な感覚に陥りました。
「無意識のうちに自分を甘やかし、妥協という道を選んでしまう」
この作品はそんな私たちの図星を容赦なく突いてきます。
やさしい温かみと、微かな情熱の種を心に残しながら・・・
最近熱くなってないなぁ・・・という方におすすめです。
読んだ後にやる気を充電できる、そんな本です。
大学の生協で何気なく購入しました。ただ「きのう、火星に行った」という変わったタイトルに心が引かれたのでした。しかし、そのときの直感は間違いなかったなと今は思っています。
クラスでいつも冷めていた主人公が選抜の体育会を、病気がちな弟との交流を通して、誰よりも熱い男になっていく、そんな話です。
最近、何事にも熱中できない方、ボーっとただなんとなく一日を過ごしてしまっている方にお勧めです。
