- [著]鯨 統一郎
- カテゴリ:
- 文庫 (389頁)
- ISBN:
- 4062751380
- 発売元:
- 講談社 (2005/07)
- 価格:
- ¥ 730 (税込)
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ユーズド商品:¥ 53 より
文句なしに面白いです
テンポよく話が進むので読みやすいです。
私としては、鴎外が現代の生活になじんでいく
序盤から中盤が特に面白いと思います。
(^^;)←コレがモリリンの顔
『タイムスリップ森鴎外』です。
命を狙われている1922年の森鴎外が、2002年の渋谷にタイムスリップして来る、という話です。そこで女子高生と知り合って……
鴎外は現代に馴染み、自分の命を狙っている者の正体を推理します。
ノリとテンポで読む作品です。鴎外も現代に馴染んで、現代語を使って話しています。鴎外作品にあるようなきっちりした格調を求めても……求める人はいないと思いますが。
文学史の謎、真相は、確かに意外性はありましたが、全体としてこじつけやご都合主義が多いとは感じました。仲間に文学やミステリーに詳しい者がいたり、犯人の正体を含むラストの展開も。また鴎外が現代にタイムスリップして来た原理も、元の時代に戻る展開についても、納得しにくかったです。
途中、仲間があんなことをしたり、モリリンの部屋にあの人が襲撃したりもありますが、展開のための出来事という感じを受けました。
と、細かいことを言えばいくらでも言えそうですが、あくまでもノリとテンポの作品です。
本格ミステリーとして期待するのではなく、気楽に楽しんで読めば、もちろん面白いです。
面白いけれど…どうなんだろう?
期待をもって読むとちょっとつらい作品。
森鴎外が活躍していた大正時代のよもやま話などは
非常に興味深かった。
今まで当時の作家の方が早くお亡くなりになったのは
単純に医療関係等の問題と思っていたので
「そういう見方もあるのか」と、そこは面白かったです。
鯨氏はうっかり見逃してきたことや
疑問にも思わなかった出来事に対し
新たな解釈や物語を展開してくれるので
期待せずに読むと面白いと思います。
森鴎外が現在をみたら・・・
文豪森鴎外が現在の渋谷にタイムスリップ。もっとはちゃめちゃドタバタ劇が展開されるかと思いきや、意外にこじんまりと現代日本に対応していくのが何か不思議な感じである。
森鴎外らしいのは現在の日本語の乱れに敏感であること。マクドナルドでのマニュアル言葉「こちらでお召し上がりですかー」の言葉に窓口で食べられるわけがないと思うところが、森鴎外らしいではないか。
森鴎外である必要性全くなし。
邪馬台国はどこですかが大好きだったのですが、これは…でした。
SFです。&無理なこじつけ。どうなんでしょうねぇ。
鴎外に驚嘆!!
大正11年、何者かに命を狙われていると悟った森鴎外は、団子坂から道玄坂まで移動したところを襲われ、80年後の平成の時代にタイムスリップしてしまう。そこで若者に袋叩きにされているところを、女子高生のうららと七海に助けられる。鴎外は、うららと七海、それに香葉子と小松崎の力を得て、元の時代に戻る方法を探るのだが…。
鴎外以降の16人の作家が短期間に亡くなっていることから、ある衝撃の事実が明らかになることに衝撃を受けた。
また、作品の中で鴎外は現代文化(ファーストフード、ワープロ、ケータイなど)を驚くほどのスピードで吸収していくのだが、この姿勢に私はとても驚いた。私が鴎外の立場なら何もできないだろう。
推理力においても適応力においても驚嘆してしまった私であります。
