- [著]平山 譲
- カテゴリ:
- 文庫 (236頁)
- ISBN:
- 4062755408
- 発売元:
- 講談社 (2006/10/14)
- 価格:
- ¥ 500 (税込)
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感動しました
ラジオで 元陸上選手の高野進さんがスポーツは根性が基本だと言われていました。精神的な部分が大事なのか
この本を読んで良く分かりました。古市さんに助言を受けた若者がプロテスト合格しましたが、精神的に弱かった若者が、伸び伸びプレーする事によって、結果がだせました。
映画でトラブルショットのあとにミラクルショットを打つのは 脚色だと思っていましたが、これも実話だったのは
驚きました。最後まであきらめては いけないと思いました。
感動的なノンフィクションでした!
数年前に「還暦ルーキー」という書名で出された単行本の文庫化。
単行本の時も読んで感動したが、改めて感動!
阪神淡路大震災ですべてを失った還暦間近の古市忠夫が、
街の復興と、己の復興を果たすドラマです。
彼が写真店を営んでいた商店街は完全に消失した。
しかし行政の復興計画に反対する「地主」もいた。
「昔のままの街をつくってもいかんのや。地震に強い、道も広く、
公園もある街をつくらんといかんのや」
そうやって住民を説得する一方で、
自らの生活の糧を、好きな「ゴルフ」に求め、60歳にしてプロテストを受ける。
4日間のプロテストの最終日の描写は圧巻です。
とてもユーモアがあって感じのいい人でした
著者の平山さんが描いた人そのものという感じでご本人の講演を聞きました。
あの年齢でゴルフのプロテストに挑戦したということもともかく、トップの
地位を維持し続ける(今年、プロのグランドシニアの大会で優勝)意思と実績に
脱帽。高校・大学の野球やボートの経験がその背景にあったことをこの本で知り
なるほど、そうかと思うところもありましたが、それ以上に暖かな人柄が講演で
感じられ、映画で赤井くんがどう演じているのか楽しみに思いました。
祈り、そして再生への誓い!
神戸市長田区・鷹取商店街でカメラ店を営む古市忠夫氏。
阪神淡路大震災で、家も、店も、友も、すべてをなくした古市氏が、
被災者の救助と新たな街づくりに奔走しながら、
焼野原に残されたゴルフクラブがきっかけで、
プロゴルファーを目指すというノンフィクション小説。
ゴルフをやる、やらないに関わらず、
あの阪神淡路大震災の記憶を共有する者にとって、
とても感動的なスト−リ−です。
地域の消防団員でもあった主人公・古市氏が、
地震発生直後に体験した現場での出来事。
胸を詰まらせながら読み進んでいきました。
逆境の中にあっても、生かされている今に感謝することの大切さ、
家庭や地域での人と人との温かい触れ合いや絆の大切さ、
そんなことを改めて教えられた気持ちです。
映画化され、公開されるとのこと。
ぜひ映画も見たいと思っています。
地区の復興に活躍する姿に圧倒される
もう10年以上前のこととは思えないほど、あの時の衝撃は残っています。たまたま、帰省先から東京に朝一の新幹線で帰ろうと用意していた時のことでした。神戸と名古屋でこれだけ離れていてこの衝撃ですから、神戸や淡路島での衝撃はとても想像が出来ません。その後の燃える神戸の町がTVで放映されるに及んで、その地震の大きさに驚いてしまいました。
この本は、そんな神戸の大震災の復興に活躍した古市忠夫が主人公です。
写真館を妻に押し付けてゴルフに打ち込む、そんなどちらかと言えば、非模範的な夫です。そんな彼に黙ってゴルフのための費用を出す妻の姿に驚くと同時に、妻がそれほどまでにほれ込んだ亭主というのは、きっと他に何かいいところがあるのだろうと思いながら読み進めると、そこで大震災があり、この夫忠夫の持っている人間に対する愛情、優しさが全面に登場します。なるほどなと思っていると、自分の生活そっちのけで、地区の復興に活躍する姿が、幸せな読み手を圧倒してきます。年にも拘らずゴルフのプロテストに挑戦する姿に、応援の感情を禁じえませんでした。
自分の身に置き換えて、これほどのことが出来るだろうかと、考えさせられてしまいました。
