- [著]瀬尾 まいこ
- カテゴリ:
- 文庫 (280頁)
- ISBN:
- 4062756501
- 発売元:
- 講談社 (2007/06)
- 価格:
- ¥ 520 (税込)
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食べることは話すこと
誰かといっしょにものを食べるということは話すことに似ていると感じた。
この家族はきちんとした食事を一緒にとる決まりだったが、
時々一緒に食事をしなくなったりお菓子で夕食をすませたり
家族としての生活から個人個人の生活になるにつれ食事も変わっていったのが面白い。
淡々と、読みやすい物語だったが、大浦くんの突然の死はなんだか
付け足しのようで必要ないのでは無かったのかと思う。
語り口が中学生の女の子らしいのに丁寧で読みやすい
主人公の佐和子の語り口が中学生の女の子らしいのに、文章は丁寧でとても読みやすかった。大きく4つの物語に分かれているが「救世主」と「プレゼントの効用」が特におもしろかった。「救世主」では、学級委員になった佐和子がまとまりがないクラスを悪戦苦闘しながらもなんとかまとめていく話。佐和子の彼氏の大浦君の助けもあって最後はクラスが1つになるのだが、それまでの過程がなんともリアリティがあっておもしろかった。「プレゼントの効用」は佐和子の彼氏の大浦君が事故で突然亡くなってしまう話。特に感動したのが大浦君が佐和子に残したクリスマスの手紙。話し言葉で書かれた手紙だが、愛がこもっていて、これほど気持ちをストレートに伝えられる手紙は珍しく、手本にしたいと思った。
感性が合わない
連作となっている、一部だけだからつまらないのか?
というよりは、やはり、感性が合わないのだろうな。。。
どんな形でも、家族がお互いに思いやりあうことができますよー
形式にとらわれることないですよー
ほらー、こんなにほのぼのしてるでしょー
ということかと思います、はい。
作者がまだ子供なのかと思ったら、結構いい歳で、びっくり。
あ、中学校の先生なんだ・・・
教師って、学生の後もずっと学校で、学校の世界しか知らないから、
妙に頭でっかちの理想主義で、いつまでも子供の人、多いからなぁ。
優しい家族の話が好きな人へ。
私が家族ものに滅法弱いからか、感動しました。
それぞれに強い個性と好ましい性格を持った家族が登場し、
飽きさせないストーリーにしています。
さらっと読めて、サラッと感動できる。
そんな本だと思いました。
家族の型
朝食を一緒に食べる家族が理想の家族像だけど、
佐和子の家はどう見ても家族崩壊を起こしている。
父は「父を辞める」と宣言して仕事を辞めてしまい浪人生になり。
母は家出中だったり・・・・・
それでも、家族は繋がっていてやっぱり「家族」なのだ。
一方、ボーイフレンドの大輔君とのやり取りが、中高生らしくて
可愛いし、器用に恋愛をしている所がまた憎めない。
生徒向け?
作者が教師のためかターゲットが生徒に向けられている感じがします。
生徒にに読ませて家族の優しさを認識させるのが目的な様で、その為には手段を選ばない無理矢理なイベントにリアルさが感じられません。
また、他の家族は主人公に家族の優しさを伝える役のみで本人の苦悩は最後まで不明のままです。(読書感想文でかんがえろって事ですか?)
なんにしろ主人公と同じ年代が読めば為になるが違う立場の大人が読むと『そんな無茶な事しないと伝えられんか?』と思うだけです。
大切にしよう
毎日家族全員で食卓を囲むことができる家族って、
どのくらいあるんだろう。
主人公の家庭の、丁寧で正しく、
でも不安定で不器用な感じがなんだかすごく温かかい。
家族って、お互い想い合ってる分
うまくいかないこともたくさんありますよね。
でもありきたりなことが幸せなんだってことを、
思い出させてくれる数々の台詞。
「大切にしよう」そんな気持ちがじわじわと込み上げてきます。
見守るって難しい
家族って心強い。同時に煩わしくもある。
父は父であり、母は母であること。
自慢の兄はなぜ彼女と長く続かないのか?
当たり前に続くと思っていた日常がふいに崩れた時、修復できるのは「家族」だからなのか?
やわらかい言葉で紡がれてはいるが、作者の持ち味である(と勝手に思うのですが)しっかりとした現実がそこにある。
人生には喜びと同じぐらい悲しみや挫折があるけど、幾つになっても違う道を歩くチャンスはあるんだと感じた。
☆ふんわりとした感動☆
とても読みやすい文章でした。難しい言い回しやきどった表現もなく、素朴で優しい女の子の心が自然に描かれています。
サラサラ読めるのであっという間に終わりますが、この本を読んで感じた切なさやあったかい気持ちはずっと残ると思います。
直ちゃん、お母さん、お父さん、みんな少し個性的だけど、佐和子を優しく守ってくれています。
読み終わった後に自分の家族と重ねてみると、ああなるほど、そういうことか、と普通の愛の大切さに気づけます。
そういえば、私が失恋したとき、うちの母よく部屋をのぞきにきてたなぁとか、そんなこと
い出しました。あの時は、ほっといてよ!って思ってたんだけど・・・
映画も素敵でした。
家族って
家族を作るのって、確かに大変だよね。
家族のうっとおしさ、いとしさ、はかなさ、強さ。
家族を感じられる一冊。
