十角館の殺人 (講談社文庫)

  • [著]綾辻 行人

カテゴリ:
文庫 (495頁)
ISBN:
4062758571
発売元:
講談社 (2007/10)
価格:
¥ 730 (税込)
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25,369 位
評価: 4.0
2008
12/14
Sun

間違いなく日本ミステリー史に残る大傑作!

50.0% (1 / 2)
[No.12] posted by 白薔薇のつぼみ

新本格ムーヴメントを巻き起こすきっかけとなったのがこの「十角館の殺人」。

帯にはこう書かれている。
「たった一行で世界が変わる!」

たった一行で・・・?そんなことがありえるのだろうか?
そう思われた方は、是非一度読んでみてください。
本当に「世界が変わり」ます。
その1行を読んだ時の衝撃は決して忘れることが出来ません。
あまりにも痛快などんでん返し。見事です。

ミステリー好きなら必読です!

2008
08/28
Thu

新本格?

7.1% (1 / 14)
[No.11] posted by けーこ

この作者の作品は初めて読みました。

誰が探偵役かわからないまま読み進め、
最後は犯人の回想で説明終わりというのは肩透かしでした。

衝撃の一行とやらも私からすれば、
「え?ここで犯人わかっちゃうの?」とがっくりです。
探偵役がみんなの前で推理を披露するのが、一種のカタルシスだと思うのですが。

他の方も書いてますが犯人の動機も弱すぎますし、
そもそもが被害妄想っぽいのがあいたたです。
(それなのにあまり被害者たちに同情できないのは何故でしょう)

ただ、小説としてはそれなりに楽しめたので、他の作品も読んでみようかとは思いました。

2008
08/09
Sat

メイントリックの発案者は……

0.0% (0 / 3)
[No.10] posted by カナン

《孤島》ものの嚆矢である、クリスティ『そして誰もいなくなった』の本歌取りが
目指された本作では、当然オリジナルにはない新しい試みが盛り込まれています。

そのひとつは、孤島での連続殺人が描かれる「島」のパートと交互に、
事件の背景や真相を捜査・解明していく「本土」のパートを展開している点です。

これは、探偵役を事件の外部に配置することで解決を担保し、その上で
「島」におけるサスペンスを最後まで途切れさせない工夫といえます。


また、作中において、ある人物が事件を推理する際に口にする
〈バールストン・ギャンビット〉という言葉もじつに暗示的。

〈バールストン・ギャンビット〉とは、容疑者の枠から犯人を「死者」に偽装することで事前に
締め出しておく手法のことなのですが、そこでの推理は直接、真相には繋がりません。

しかし、読み終えてみると、この言葉がメイントリックの
重大な伏線であったことに気づかされるのです。



▼付記

  本作のプロトタイプである『追悼の島』は、著者の妻で作家の
  小野不由美氏との共同作業によって完成させられたもの。

  しかも、本作のキモともいえるメイントリックの発案者も、じつは
  小野氏であったことが新装改訂版あとがきで明かされています。

2008
08/04
Mon

端的につまらない

8.8% (3 / 34)
[No.9] posted by 白頭

とにかく楽しめる肩こらない面白い小説を、ということで
殆ど読んだことのなかった最近(?)の日本の推理小説を
よんでみようかと思いました。
「新本格派」なるエポックが90年代にあったことや、そ
の中でも綾辻氏の本作や、島田氏の「占星術殺人事件」な
どが金字塔として絶賛されてるのも始めて知りました。
で、期待を胸に手にとりました。

結論からいうと、なんでこの程度のものが絶賛されている
のか全く理解できませんでした。
何十年も昔のアニメでしか出会えないような類型化した薄
〜い登場人物や、文字にすると幼稚にしか感じられない設
定でとたんつまづきました。

サークルメイトを「エラリイ」とか有名推理作家名で呼び
合うなどありえない違和感。サークルの伝統とかいうとっ
てつけた説明で納得しうるのは、本当は推理ものパロディ
である「名探偵コナン」か、メタフィクショナルなライト
ノベルでのみ通用する手法。

なので、トリックも、犯人もすぐにアタリがつきました。
但し、ずっと「んなわきゃねーよなー」と思ってたので、
本当にそれがトリックで、しかも殆どそれがしたいだけの
為に書かれた小説だと分かったときには脱力感が物凄かっ
たデス、ハイ・・・。
特に、どうしようもないなとおもったのは「動機」設定の
つまらなさです。求めるものが違いすぎたのかな・・・

デビュー作らしく他も読んだことないので、☆は1つおま
けです。

2008
07/20
Sun

二番煎じ?いやいや・・・

80.0% (4 / 5)
[No.8] posted by 名前はまだない

最初の第一章を読んだだけで、「そして誰もいなくなった」を意識していることが明確に伝わってくる。何だ、「そして誰もー」の二番煎じか。そして横溝正史ほかで使い古された感のある「見立て殺人」、「隠された血縁関係」を思わせる振り・・・どこからどう読んでも、素直な、そして読者にものすごく親切な推理小説にしか読めないのである。

しかし、そうでないことは、この作品が始めて発表されてから何年もたった後で再販され、高評価を得ていることからも、明らかであろう。ぜひ、この本は素直に読んでほしい。そして最後で息を呑んでほしい。

注意。この小説のテキストは非常に癖がない。それはするする読めるということでもあるが、するする読めすぎるという感も無きにしも非ずである。見立て殺人の元ネタも非常にあっさりと処理されているし、登場人物もこぎれいにまとめられている。しかし、この小説の最大の見所である「突き落とすようなあっけない結末」を実現するには、こういう癖のない書き方でなければなかったのだ、と思う。もし、もっとドロドロネチネチしたのを読みたいという人は、横溝正史の「悪魔が来たりで笛を吹く」でも読むといい。しかし、それだけの理由でもし「十角館」を読まないというならば・・・これほど勿体無いことがあるだろうか?

2008
05/28
Wed

期待外れ

8.1% (3 / 37)
[No.7] posted by 魔王

「ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!」

↑に騙されて買って読んだものの、
どこが驚愕の結末なのかと言いたくなる終わり方
犯人についてはニックネームを使ったトリックを用い、
なるほどとは思うものの、"驚愕"というのは誇張が過ぎる
登場人物がどんどん死んでいくのだが、
文章がどうも嘘くさく、現実感がないため
死んでいるという実感が持てない
そして最期は犯人の視点でネタ晴らしである
名探偵が犯人を推理で追い詰めるという描写もない
終わり方も唐突で余韻もクソもない
このシリーズはもう買わない

2008
05/03
Sat

綾辻の始まり

86.7% (13 / 15)
[No.6] posted by Martha Argerich

勘がいい人ならトリックにも気づくだろうが、まさか、そんなことないよなって思わせる
小手先の技術なら綾辻の右にでるものはいないと思う。
ワクワクさせる展開に、映像では再現できない構成、伏線の張り方。そして、過去の名作達に
対する親愛の情がいい。
ただ、ひとつマイナス点をあげるとすれば、動機付けが軽い。小才はきくが内面描写が弱いところが惜しいなー。まあ小手先の有無で優劣がきまるのが推理小説でもあるので、この見方は
ひねくれてるかもしれないけどね。

まあ何はともあれ本格推理小説を読んでワクワクしたいあなたには是非おすすめ。

2008
02/25
Mon

映画化は絶対出来ない作品です。

91.7% (11 / 12)
[No.5] posted by 狂雪

正統派の探偵小説、そしてこのあと続く「館」シリーズへの序章。
綾辻作品を読むにはまずこれを最初に読んでください。そして、数々の館シリーズを読んで「暗黒館の殺人」を最後に読んでください。このシリーズの伏線と展開を楽しむことができます。
ただ、この作品の映画化はぜったいできません。あくまでも小説の中の世界です。その答えは作品を読めば必ず分かります。

2008
02/21
Thu

一行の重み

100.0% (9 / 9)
[No.4] posted by bota

この新装版で初めて「十角館の殺人」に触れました。
私自身はミステリ初心者ですので、トリック自体にどうこう言うつもりはありません。
ただ、その見せ方が非常にうまい。
たった一行の記述で視界が開ける、この展開は思わず拍手を送りたくなるほど、奇抜で、鮮やかです。
最初にそのページを目にした瞬間、その瞬間にそれまでの世界が結びつき、ひっくりかえる。
読み終わってしまった今は、もう二度と同じ衝撃を味わえないことが残念ですらあります。

2008
02/18
Mon

バカミスです

11.5% (3 / 26)
[No.3] posted by inasnai

馬鹿馬鹿しいです。
トリックとも呼べないようなトリックです。読者にフェアに情報が提示されている
訳でもありません。

しかし、そんなことはどうでも良いことです。
すべてはたった一行のために。
すべてがたった一行で明かに。

秀逸なバカミスとして一読の価値はあります。


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