- [著]奈須 きのこ
- カテゴリ:
- 文庫 (337頁)
- ISBN:
- 406275892X
- 発売元:
- 講談社 (2007/11)
- 価格:
- ¥ 620 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 28 より
同人誌的な面白さ
文芸書的な面白さを求めている人には、まず合わない作品。読む上で、くどい言い回しだとか、同人誌・パソコンゲーム的な文体やストーリー展開に耐性があることが必要条件。 ライトノベルが嫌いならなおさら合わない。作品から娯楽以外の何かを得ることや、作品を読むために高い教養などを求めるという文芸至上主義が私は嫌いなのでその辺のことは先に断っておく。 肝心の内容についてだが、ファンブックの要素が強いと思われるために作者の他作品に触れたことがないと退屈かもしれない。 クライマックスに関しても、いまいち盛り上がりに欠ける。読み終わってみて何だかなぁ……という感じ。 この人の他作品と相対評価するなら、ゲームのシナリオの方が断然面白かった。 内容についていける程度に、この人の作品に触れたことがあるので楽しむには楽しめた。ただしそれなり。
凄惨だが味わい深い作品。
最近、やや疲れ気味。通勤電車で堅い本は今はちょっと
しんどい。暇つぶしに小説でも、と手にとったのがコレ。
ここ十数年どの新刊文芸書よんでももひとつツマラナイし、
期待はずれ率がほぼ100%。期待度ゼロで、とにかく
疲れない軽いやつを!というつもりで表紙でチョイス。
文章が稚拙だ、みたいな評価が多いみたいですが
私は全くきになりませんでした。
正直いうと久方ぶりに小説でインパクトをうけました。
3分冊と大部ですが、引き込まれわずか二日で読了。
凄惨なシーン。特有の空虚感。通勤途上で気分爽快に
なって、1日のやる気を装填する用途にはむきません。
子供にもちょっと勧めつらいですねぇ・・・
いい意味でマンガチック(ほめ言葉でしょ?)。
要はアンチ・オカルトってことじゃないの?
この物語に主人公や語り部が存在するのかな?
抜かりなし!
この手のジャンルは門外漢です。
なりの感想をば。
いかにも「萌え」要素満載で見え見えというか。
んが、オタク文化っつーのは本当に
すごいっすわ。
日本の産業なんて
言われていますが、実感。
殺人マシーンの美少女が主人公だなんて。
その能書き、語り口は「エヴァ」が『スタジオボイス』で
特集されていた頃を彷彿とさせ、遠い目になってしまいます。
しかし、こんなキャラ造形にまで至っていたとは…。さすが講談社、抜かりなし!
映像はどうなんでしょ?
※笠井潔の解説が秀逸です
(オリジナル版)
類型的なキャラクターと概念を楽しむ本
この本を読み難いと云う人は、読み易い本に慣れすぎなのかもしれない。試みに夢野久作や森茉莉などの小説を読むと好い。ただ、『空の境界』が、初出から10年を経た2008年の私にとって魅力的かと問われれば、やはり否。戦闘美少女の両儀式、「根源の渦」という究極の概念を主軸とするセカイ、選択者である黒桐幹也という、類型的な組合せである。『 』(カラ)という概念も、二元論に囚われ過ぎていて肌に合わない。この本は、類型的なキャラクターや概念を「かろやかに」楽しめる人が楽しむべき。構造の悦楽や衒学趣味を求めるなら、竹本健治の『匣の中の失楽』を私は推す。
空の境界に対する一考察
「場面」として見るならば,台詞回しに非常に気を使っているのが分かり,時には爽快感を与えてくれるような切れのある台詞を見て取ることができる.
反面,「物語」として捉えた場合,やたらと概念の説明が多い(抽象的な箇所が多く,あまりうまい説明とは思えない),各場面との繋ぎが陳腐といった欠点が気にかかった.
結局のところ,この作品に関しては小説という発信方法のメリットは感じられない.映画化されているようだが,そちらのほうは多くの人に受け入れられるだろう.
登場人物みんな物知りすぎ(笑)
文庫化したのを期に読んでみました。
上・中・下で1,000ページを越える読み応えのあるものでした。
文章は特につまることなくスラスラ読めましたよ。
一番気になったのは登場人物の思考が「くどい」こと。彼らの喋る台詞の
ひとつひとつもそうだし、何より発想そのものが「くどい」。(「くどい」
ってどういうことだと言われると、なかなか説明がしにくいのですが、あ
えて言うと、)自分の下す判断や行動のもとをたどっていくとその理由や
動機があるわけで、そこをこれでもかというぐらいネチネチと突き詰めて
判断・行動している類の人間かと。なぜそのような判断を下すのか(ある
いは下したのか)、なぜそのような行動に出るのか(あるいは出たのか)
を自問自答しているようなもんで、普通の人なら疲れるから適度に無視す
る部分ですね。でも、そういうところがキャラクターの魅力だと思います。
人によっては気持ちが悪く感じたり、うっとおしいと思ったりするかもし
れません。
ただ、きっとこの世界観を描くにはこういう類の人間を登場させなければ
いけなかったんでしょう。ピッタリといえばピッタリ。
本作に対して「文章が稚拙」という評価がありますが、私はそうは思いま
せんでした。「文章が稚拙」という人がどの部分を指しているのかわかり
ませんが、必要以上に文法的な正しさを求めるのは無粋ですし、その逸脱
もまた作品の一部(さらには表現方法の一手段)なのだと思うからです。
お手頃価格!
挿入絵が入り、持ち運びもしやすくなり書き下ろしの表示。まさに完璧。本文にも修正を加えたとあとがきに書いてありました。まあオリジナルを読んでないので自分は分からなかったのですが(笑)
ま…完全版と言ってもいいでしょうね。劇場化され注目作品、話題沸騰です。文庫化にあたり絶対に売れます。是非買ってみては?
時間がもつれる物語
話題になっていた本だから興味があったので、文庫化されて手に取りやすくなって購入しました。
物語の進行が時間を追っていくのではなく、過去に戻ったり別の人物の視点だったりで謎を解いていく楽しみがあります。
全三巻でまだすべてが明かされていないので、今は星4つにさせてもらいました。
パズルみたいに各章の物語が繋がっていって、最後のピースに何が書かれているか今から楽しみです。
新書版から加筆修正もされているそうなので、興味のあった方はこの機会に読んでみてはどうでしょうか。
持ち歩きやすいのがありがたい
映画公開で興味を持った方。
独特の世界観に挫折してしまうかもしれません。
映画公開で読み直そうと思った方。
表紙一新・挿絵追加でファンにはありがたいかと思われます。
どちらにしろ、興味をもたれたなら手に取ってみるのはどうでしょう。
ノベルスより安価。文庫サイズなので持ち歩きにも適しています。
ただ、ノベルスについていた栞がないのが残念
(時系列が分かりやすく表示されているものでした。残念)
内容については好き嫌いがかなり分かれる作品です。
ノベルスのレビュー(100以上)を読み比べてみるのも参考になると思います。
劇場アニメ化に先駆け・・・
やっと文庫で発売ということで、三ヶ月連続で出るみたいですね。
12月には劇場版も公開されることですし、劇場版に興味を持った人or読み直したい人には嬉しいことですね。まぁ、放映場所が新宿のみなので、見に行ける人は少ないと思いますが・・・。
元々、通常より本がでかいので、文庫カバーが使えない、場所を取る、
定価が高いので汚れても再購入を検討してしまう、というデメリットがあったわけですが、文庫になることで読みやすく、一冊620円なので集めやすくなりました。
むしろ、前回は一冊1200円だったので、こっちの方が安いですね。まぁ、自分はいずれ、同人版の方も手に入れたいと思っていますが(二冊で約7000円ほど)。
新規表紙であり、挿絵も追加されているので、既に持ってる人も楽しめると思います。
