- [著]重松 清
- カテゴリ:
- 文庫 (317頁)
- ISBN:
- 4062759411
- 発売元:
- 講談社 (2008/01/16)
- 価格:
- ¥ 620 (税込)
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大人になりきれない自分を自覚した、少し気弱なオヤジ節
数々の切ない物語を世に送り出している重松清が、厄年を終えたのを機に「オヤジのビギナーとしての目で、来るべき中堅オヤジの日々を見据えよう」という主旨の下、夕刊フジに2年半余り連載したコラムを文庫化したもの。ドリフ、ウルトラ兄弟の話題から、エロ本の買い方、LPレコードの記憶、老眼鏡デビューまで、メタボ腹を抱えた同世代なら思わず頷いてしまう話題が目白押しで、自己主張の強い団塊世代とはひと味違う、60年代生まれならではの、どこか大人になりきれない自分を自覚した少し気弱なオヤジ節が全開である。
“上から目線”で賢そうに世の中を斬りたがるヤツが多い中、自虐ネタにくるんで毒舌を吐こうとしながらも、イマイチ毒を撒き散らせない優しさと哀しさが漂っていて、個人的には好感度大である。
40歳以上の男性のための本
読み初めの評価は☆2つ程度でしたが、著者のキャラクターが理解できてくるにつれて、面白くなってきました。で、最終的には☆5つ。
夕刊紙の連載エッセイなので、ワンテーマが1頁半。細切れの時間に読むための本として重宝します。
ただし40歳(あるいは45歳)以上の男性以外は読んでも面白くないと思います。
独り言か会話か意味不明のオヤジと過ごす時間
重松清の小説は好きなのだけど、エッセイは正直引きました。
この距離感は正しく重松清がおじさん全開で書いてるからに他なりません。
つまらないおやじギャクというより、オヤジのつぶやき、ぼやき全開です。
こういうぼやきって、共感出来ない場合突っ込むことも出来ず、笑い飛ばすことも出来ず、ひたすら愛想笑いでその場をやり過ごすしかありません。
職場で上司と電車などに乗り合わせてしまった時に、適当に相槌打ちながら後何分って辛抱してるあの間を思い出させるエッセイ。
正直しんどかったです。
オヤジといわれても・・・
重松さん45歳か・・・
自分と5つしか変わらないんだね・・・。
なので、
なので、
自分も「オヤジ」ということか・・・。
「中年(オヤジ)」ということか・・・
と愕然としたところで読んでみると・・・
いや、共感しまくるしまくる。
重松さんの青春時代と自分の青春時代では
若干異なる部分も多いんだけど、
最近の重松さんと現在の自分は重なるところが多くて、
苦笑しつつも、さもありなん・・・
分かるよ、その気持ち・・・。一緒だな〜。
時に可笑しく、時に切ない・・・
オヤジとはそんなものなのだ、と
改めて思いました。
あ〜オヤジの細道
先は長いのだ。
