タイタニア〈2〉暴風篇 (講談社文庫)

  • [著]田中 芳樹

カテゴリ:
文庫 (281頁)
ISBN:
4062762080
発売元:
講談社 (2008/11/14)
価格:
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10,777 位
評価: 1.0
2008
11/24
Mon

二番煎じの駄作

27.3% (3 / 11)
[No.2] posted by Delta

宇宙に進出した人類の、飽くなき性なんていうふうけど。
 登場人物にヒロインがいなくなってしまうので、とてもつまらない。
 作者は遠大な設計図を書いてきたのだろうけど、自らの語り口にうんざりして放り出した感じ。
 銀英伝では、ライバル同士の拮抗でそれなりに物語が一歩一歩と見えてきたが。
 この物語では書きたいことがなくなっていながら、ズルズルと始めちゃったという感じだ。
 銀英伝の手法を持って(やたらと長い名前(マスつぶし)尊大な語りでやってきたものの。 読む以上に書くのがしんどくなったのではないか?
 銀英伝は新鮮さが有ったが、これは「 デガラシ」 こんな作品を必死にアニメにする人々には、賛辞を送る。

2008
11/15
Sat

未購入の方には価値あり。他社版を持っている方には価値なし

42.1% (8 / 19)
[No.1] posted by ほうじろう

田中芳樹氏が放り出した宿題の一つ、「タイタニア」の講談社文庫版第二巻。
他社版を未購入の方ならば星四つから五つ。持っている方には星一つ、どころか星ゼロでもいい本です。

今作で気になるのは、タイタニア側のキャラクターたち(ジュスラン、アリアバート、バルアミー、リディアなど)が個性豊かで魅力的、読んでいて非常に面白いのに対し、敵対するファン・ヒューリック側のキャラクターたちがあまりにも魅力に欠けることです。
「銀英伝」では、ヤン亡き後も、口ではいい加減なことを言いつつもユリアンを助け、ヤンの遺志を無駄にしまいとするキャラクターたちの姿がとても魅力的に描かれていました。ですがこの物語では、ヒューリック側は、場当たりと言うかいい加減と言うか不謹慎と言うか、とにかく誠実さに欠けます。

そこが魅力、と感じる方には何ら問題はありません。氏も前作のような重い思想戦争を描くことを嫌い、作品の差別化を図られたのでしょう。でも、私には駄目だった。
高校生の頃は、ジュスランの皮肉っぽくも真摯な政治考察や、彼とアリアバートとの複雑な友情、バルアミーとリディアのやりとりなどが楽しく、夢中になって読んだものです。今ノベルス版を読み返してみても同じ感想を持ちます。

文庫化に際し、続きが書かれる可能性はあるんでしょうかね? まあ今の氏では、書いても「蛇王再臨」のような低レベル小説になりそうな気もしますが。ああ、「隋唐演義」や「岳飛伝」の翻訳なんかどうでもいいから、あの頃この続きを書いてほしかった……。


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