自力と他力 (五木寛之こころの新書)

  • [著]五木 寛之

カテゴリ:
単行本 (221頁)
ISBN:
4062782065
発売元:
講談社 (2006/03)
価格:
¥ 840 (税込)
Amazonポイント:
8 pt
在庫状況:
通常24時間以内に発送
Amazon.co.jp で商品情報を見る

ユーズド商品:¥ 300 より

この商品をブログに貼り付ける

94,593 位
評価: 5.0
2007
03/31
Sat

「仏教のこころ」の核心を縷述

90.9% (20 / 22)
[No.1] posted by 仮面ライター


 (蓮如)…他力の信心はのう、人の煩悩を断てとは言わぬ。煩悩あればこそ信ずれば救いあり、と教える。泥中にあれば花咲く蓮華かな。わしがさっき、われを忘れて取り乱したのは、このわしが人一倍、煩悩ふかき凡夫ゆえじゃ。さればこそますます阿弥陀如来をおたのみする心もいや増すばかり…(五木寛之『蓮如‐われ深き淵より‐』中公文庫、1998)

 本書は「五木寛之こころの新書」シリーズの第12巻目にあたり、五木氏が謳う「仏教のこころ」の核心を縷述していると言ってよいだろう。具体的には「浄土教の思想としての『他力』を、さらに大きく世間に解放したい」(本文)という氏の存意が当書を貫いており、無論、一般的に誤用されている「他力本願」とは意味合いを異にする。

 氏にとって「他力」とは「自力」とダイコトミーの関係ではない。それは「自力を呼び覚まし、育ててくれるもの」であり、「自力をひっくるめて包んでいく大きなもの」(同)なのだ。五木流に表現すれば、「他力は自力の母」なのである。そして、「他力」とは安易な希望から生まれる思想ではなく、真の絶望から発する思想でもあるのだ。

 最後に、この本で私が特に深く印象に残ったのは「悲しみを癒すものは、悲しみである」というエッセーである。それは、苦しく辛い抗ガン治療を受けている若い女性にまつわる話であり、そこで氏は、「悲しみ」に向き合えるものは「悲しみ(悲泣)」、と述べている。この「悲泣」ということについて、私はズシリと重いものを感じざるを得なかった。


CD・DVD・楽器 | インテリア・寝具・収納 | おもちゃ・ホビー・ゲーム | キッズ・ベビー・マタニティ | キッチン・日用品雑貨・文具 | ジュエリー・腕時計 | スポーツ・アウトドア | ダイエット・健康 | 水・ソフトドリンク | パソコン・周辺機器 | バッグ・小物・ブランド雑貨 | レディースファッション・靴 | 花・ガーデン・DIY | ペット・ペットグッズ | 家電・AV・カメラ | 車・バイク | 食品 | 美容・コスメ・香水 | 本・雑誌・コミック | 旅行・出張・チケット | 不動産・住まい | 学び・サービス・保険 | 百貨店・総合通販・ギフト | デジタルコンテンツ | 車用品・バイク用品 | インナー・下着・ナイトウエア | 日本酒・焼酎 | ビール・洋酒 | スイーツ | 医薬品・コンタクト・介護 | メンズファッション・靴