- [著]奈須 きのこ
- カテゴリ:
- 単行本 (411頁)
- ISBN:
- 4062836335
- 発売元:
- 講談社 (2007/08/10)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
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難解、奇怪、愉快、痛快
これは前巻と合わせたレビューです。
確かに、他の方々のレビューで述べられている通り、非常に灰汁が強く読者を選ぶ作品ですが、自分は大好きです。
難解でかなりシュールな設定に、最初はとっつき難く感じますが、読み進めていく内に次第に慣れ、各話に敷かれたトリックが明かされる度に、「なぬ!?」と度肝抜かれること請け合いです。
随所に散りばめられたギャグにも、ニヤリとさせられました。
トリックに対する期待ばかりが高まるあまりか、ある物語では、肩すかしを喰らった気分になってしまったので、自分的にはそれが☆一つマイナスです。
さて、この作品には実際に精神の疾病(あるいは身体の障害)で悩んでらっしゃる方に対するデリカシーが欠けている、という評価が多々ありますが、自分はそうは思いません。
むしろ、ハンディキャップを背負いつつも、まったく(本当に微塵も)気おじする事無く生きている主人公達を尊敬するぐらいの気概で読んでもいいのではないでしょうか。
そもそも、この作品は完璧にアンリアルなSF作品ですので、そこまで敏感になる必要はないかと・・・。
そんなにデリケートになっていたら、何も創れなくなるかと・・・・・・。
少なくとも、自分はそう思います。
(全くの余談ですが、この作品から入り、空の境界を読んだら痛い目に遭いました・・・)
野球をしていたころを思い出した。
まぁ、野球が分からない人、嫌いな人にとっては苦痛かもしれないですね・・・・(汗
でも、自分は昔野球をしていたことがあったので、この作品を読んで色々と思い出しました。
土臭い友情とか、勝利に焦がれ、それに費やした情熱とか。
そういうのを以前自分も感じていたなぁ、と、なんだか懐かしかったです。といっても、それほど時は経っていませんが(笑
確かに、野球の話が長すぎて、本筋から脱線した感がありましたが、まぁそれでも、自分には十分満足出来るものになっていました。
(この内容が野球ではなく、サッカー等だったらまた別だったかもしれませんが)
一巻より・・・
読みづらかったです。
ただ作品自体は面白いですので次の巻も買いです(^^)
それにしても3巻まだでないの?
遅い・・・。
傑作じゃないですか?
なんか辛口な評価が多いですけど、自分で文章を買いてごらんなさい。文章をここまで濃密に昇華できる人間は限られています。自分が文章の造詣に詳しくなるほど感動する一冊。
1のほうが楽しめた・・・
能図にある団地の広場で純粋に玉遊びを覚え,毎日のように野球のまねごとをした。大人のいない閉じた空間でピッチャーとキャッチャーだけ。『全打席ホームランの打者』『絶対に打たれない投手』の願いを帽子を被った悪魔に告げた日から,野球は俺にとって純粋なものではなくなった・・・
同タイトルの第2巻。前回は短編集であったが今回はほぼ長編と言って差し支えない内容。中心が野球を軸にした物語であり,投と打の運動や駆け引きに関する細かな記述がなされている。この記述が面白くないと感じたら,退屈な本であると思うであろう。ただ,自分的には運動の力の収束や駆け引きなどの話は今日日深く読めたため,面白いと感じた。しかし,前巻と多少A異常性患者や主人公:石杖所在の陰が薄く,前巻を期待していた私としては物足りなかった。次巻に期待をさせる終わり方ではあったが・・・
ご注意下さい
私は、きのこファン及び型月信者です。そして、ただ純粋に野球が嫌いな人間です。
DDD第2巻は、よく解らない野球ネタがほとんどです。
面白いのは後半の80ページ位です。
ま、私のように野球が嫌いな人はそういないとは思いますが、これから買おうとしている人で、野球が嫌いな人はご注意下さい。
ファンの私ですらイライラしながら、通常では考えられないほど時間をかけて読みました。(読んでやりました)
ヘンテコ野球小説?
DDD1から続くストーリーは全体的には面白いんだけど、DDD2中で延々つづくヘンテコ野球話はかなりの違和感があった。
あり得ない変化球と勝負するための特設会場って笑っちゃった。
野球に興味ない人はつまらないだろうし、野球のルールを知っている人からすると、細かいところまで延々解説を続ける文体に辟易してしまうと思う。
どこか異質な話に感じた『シンカー』
続編を楽しみにしており期待して読んだが、『S vs S』はDDDの物語の中でどこか
異質な感じがした。300ページ以上のボリューム。所在の最初の悪魔祓いの話。主要
人物とのつながりも描かれていた。だが、他のエピソードのように話が広がっていく
のではなく、内へ内へと掘り下げられる感じ。シンカーとスラッガーの最後の対決、
最後の一球。見開き1ページに描かれてた両者のイラストが限りなく眩しい。夏のグラ
ウンド、立ち上る陽炎、ひたすらに純粋な白球・・・確かに私はそのワンシーンを美しい
と感じた。だがそれは作者にとって何を映したものであったのか?憧憬か?郷愁か?或い
は後悔か?なにか違和感を最後まで消化し切れなかったのは私だけではなかったのだろう。
他のエピソードは短いが、日守秋星とカナタという二人の重要人物に触れるエピソード。
巻末のカナタのメモを見て、今後の両者の対決が明確に示されていると感じた。二人は
全く違うタイプの不死身の悪魔付き!・・・今後の展開に期待したい。
人によるか?
1巻に続きよいできだと思います
ただし野球主体の話となってしまっているため野球のルールや変化球がわからない方には正直楽しめないかもそれません
スポーツを持ってきたせいか1巻に比べて多少ベタな感じになってしまってはいるのですがある程度野球を知っている方にはたまらなく面白い作品です
ただ筆者の文体があまりにも独特なので賛否両論の一品です。
表裏一体
本巻では前巻に張られた伏線が丁寧に回収されている。前巻から時間が経ってわからなかったが、そう気付いて読み進めると膨れあがった頁数も楽しい。次々と隠された奥行きが披露される。2冊並べてみると、象徴的な青と赤。なるほど、装丁からすでに仕込まれていたのか、と納得。できれば次巻では巻末の付録部分を掘り下げて欲しいと思うが、そうなると今回の頁数すら超えてしまいそうで怖い。(笑)
