- [著]木尾 士目
- カテゴリ:
- コミック
- ISBN:
- 4063211835
- 発売元:
- 講談社 (2006/12/22)
- 価格:
- ¥ 540 (税込)
- 在庫状況:
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ユーズド商品:¥ 60 より
結局なんなんだ…だが、それでいい。
何かが始まるようで始まらない…そんな余りにもリアルな学生生活のぬるさの空気を上手く表現した作品ですね。ちなみに、これを読んだ後に生まれて初めてコミケというものに行くと、観光気分で楽しめました。こうした世界があるんだなぁ…と感動。
ありがとうございました。お疲れ様でした。
表紙、荻上が会長席に座ってますよね。
その小さな発見を誰かに伝えたかったんです。
細かくてすみません。
凄く良かったです。
まだ見ぬあなたのために
講談社月刊アフタヌーン連載/木尾士目原作
「げんしけん」第50〜55話を収録したコミックス9巻です。
オタク尽くしのサークル物語はこれにて閉幕。
名残惜しさ、明日への希望を内包したとても心地よい温かさが感動的です。
#50「スージーといっしょ」★★★★☆
スーと荻上の一夜の同居。言葉の壁に困惑しつつ
自身の劣等感をさらりと流せる成長と、スーの優しさが丁寧で可笑しいお話です。
#51「ボンノーはとめどなく」★★★★☆
2年参りは成田山で。観光、年越しの期待感、酒盛り騒ぎの楽しさに
胸躍ります。人込みでの斑目と咲のはんなりした描写がさりげなく巧い。
#52「Rain or Shine」★★★★★
荻上、漫画家を目指し投稿へ。漫画家、編集の立場で摩擦するも、
這い上がる芯の強さ、不屈の意思、才能の意味をテーマにした深い読み応えに感嘆。
#53「告白」★★★★☆
内に秘めた4年間の思慕。斑目と咲、最後の物語です。安心と言い訳にすがっていた
彼が勇気を・・・絞りきれなかった悲哀を繊細に捉えています。
#54「いつでも夢を」★★★★★
1コマ以外文字一切無し。卒業間際の約束を写真に収めたような
無音、静寂の美しさ、様々な想像をさせる芸術的な構成は切なく心が表れます。
#55「げんしけん」(終)★★★★☆
笹原、咲、高坂は卒業へ。4年間の懐かしさ、5代め会長の誕生と
後に続く者へ手渡す想いの姿がなんとも温かい。二人だけの部室の場面はお約束。
ただ、巻末のおまけ漫画の斑目の不憫さに涙。
結局みんな俺を追い抜いていくんだ
なーんか納得いかないなー。やたら自虐的でヲタヲタしてた序盤に比べて
学生特有の甘ったるいセンチメンタリズムが加速度的に増してった感じ。
まあ、大学のサークルが舞台のマンガだし、恋だの愛だの絡んでくると
それは至極当然のことかもしんないけどさ
実際置いてきぼりくらっちゃったリアルヲタクの人とかたくさんいると思うな。
最後の方みんなちゃんと就職してるしさ。
結局ダメ人間なんてものはマンガの中なんかよりも
大学の学生相談室なんかにたくさんいるもんなんすよね。・・・・・ふんだ。
大団円、よかったよかった
まぁなんつーかさ、元ギャルの女子とかさ
筆アタマの後輩とかさ、巨乳の帰国子女とかさ
現実には居ないよ、うん、まず居ない。
(でも大学に、うーんまぁ居たか?)
美青年とかいないから、これはもう。
(↑コスプレやるヤツとかはいたな。)
ええと、まぁオタク概論@の最終章。
サブタイトルは…
「オタク」より「世界の人々」、こんにちは。
て感じ。
不覚にも
不覚にも斑目先輩の話しに涙してしまいました。誰でも経験のある、偶然の輝き…誰か一人でも足りなかったら成立していないだろう、奇跡のような時間…斑目先輩がいてくれて本当によかった。というか先輩って。どうやら私も笹原君と同期でげんしけんに入っていたようです。またコミフェスみんなで行きましょう。
歴史は続く
ここに来てOB斑目の登場頻度がアップ。
鼻毛事件が伏線となって、いい具合に心理的葛藤が描かれています。
誰しも経験があることだと思いますが、それだめに斑目がんばれ〜、行ったれ〜、という気持ち。
でも、頭の冷静な部分では、斑目のキャラを分析した上で結果を予測したりしているわけです。
笹原主導のコミフェス参加後は、おたくから恋愛にシフトしてしまい、少し寂しさを感じていたのですが、こういう展開は良かったと思います。
そして、最後には「げんしけん」が大学の1文化系サークルとっして存続している様子がうかがわれたのが良かったです。
なんだかんだで、私も読者の立場ながら「げんしけん」の部員だったのかなと気づいた瞬間でした。
みごとなペンの置き方
作中時間でほぼ4年。ゆるく始まった、げんしけんが、
げんしけんらしく、終了です。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあ
らず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結
びて、久しくとどまりたる例なし。
斑目も咲も、作者の手を離れてどこかに独立していっ
たような気がしています。
ノスタルジー
この作品をずっと読んできましたが、ラスト9巻もいいですね。
過去に大学生だった人は
ノスタルジーもかきたてられ
涙腺が弱い人はうっかり涙が出てしまうかもしれない。
こんな環境に身を置いたようなことはなかったのだけれど
自分が大学生だった頃を思いかえして仲間を思い出してしまう。
さてラストの9巻ですが
スージーのお話や斑目と咲の関係を示したお話が追加されていたりして
8巻と比べても特典なし本体だけでもボリューム的に満足できると思います。
私としては斑目や荻上の微妙な心の動きが表現されているこの話がかなり好きです。
この単行本に載ってるお話をどうして月刊誌に載せなかったんでしょうね。
8巻の裏カバーの台詞ではないでけど。
連載でちょっと不完全燃焼的な終わり方かなと考えていた私は
単行本のラストの終わり方が
素晴らしく気持ちいい終わり方だなと思いました。
9巻を読み終えた後1巻から全部読み直したあと
大学生の時の友人につい連絡を取ってしまいました。
青春って変わりない日々にあるものなんだ
私は20代の学生ですが、「げんしけん」まさに人間味溢れる暖かいサークルだと思います。
本来、おおっぴらに表に出せないのが「オタク」という趣味・性格。
しかし、現視研の会員たちは各々がその「オタク」により繋がり、友情を育み、笑い、泣く…。
9巻という短い間に本編では笹原君の4年間が描かれています。
その4年間には喧嘩あり、友情あり、試練あり…。一見当たり前のような毎日だけど何か暖かみがある…そんな漫画でした。
私個人の意見として、この漫画の良いと思うところ、それは頻繁に配置される無セリフのコマ。
この表現により読者が十人十色の読解により物語を進行させるのです。しかしながら、その個々の読解が一人歩きしないようにポイントの場面で登場人物の心境を記載する。これにより所々で物語の趣旨を読者なりに修正でき、深く入り込める内容にできるのではないかと思います。
得に今回の9巻ではセリフが一切無い回があります。もう、ここまでくると十人十色どころか千人千色、様々なストーリーを読者自身で作り上げられるのです。受動的な漫画の域を越えた漫画だったと思います。
まるで自分も現視研の会員になったかのような臨場感、本当に起こりそうな毎日…。
昔彼らのような学生だった皆様、現在進行形の学生の皆様、そして、これから彼らのような学生生活を迎える若者の皆様、すべての人にお勧めしたい作品です。
