- [著]大和 和紀
- カテゴリ:
- 文庫 (407頁)
- ISBN:
- 4063600548
- 発売元:
- 講談社 (2001/08)
- 価格:
- ¥ 693 (税込)
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浮気マニュアル 鮮卑物語
この作品の原文は、紫式部が1008年頃つくったそうだが、当時の東アジア情勢は
隣に文化大国宋ができてまもない頃なのだが、実はそれから、約100年前の907年
に滅亡した、唐王朝へのオマージュ(尊敬・敬意)だったのではないかと思われる。
というのも、大唐帝国は北族(トルコ人)の王朝で、親族や、先帝の未亡人を后として
むかえいれる、いわゆるレビレート婚やソロレート婚が流行っていたので、この平安
GENJIの世界でもいとこ同士、はては光源氏と藤壺の宮とのふしだらな関係などは
日常茶飯事で、このような傾向は、同時代の宋(漢族くずれ)王朝にはみられない、家族
システム(計画)だからだ。
ところで、『あさきゆめみし』の作者の絵は、子供の頃はみなかわいらしく書けているが、
成人女性の絵はどれも似たりよったりで、区別がつきにくいのでわざわざ、最初の「主要
人物の系図」や「人物紹介」を何度も読み返さなければいけない苦労にあった。それでも
この作品は娯楽として純粋に楽しく、男の私でも平安ロマンとやらを感じてしまいました。
ただ、こういうのもなんですが、これらの本を読み込むと古典文学を読んでるつもりが、
かえって、とたんに浮気マニュアルと化してしまうのではないかと思うところもあります。
この作品で、個人的に好きな平安女性貴族は朧月夜と雲居の雁です。
あさきゆめみしならびに源氏物語は永久に不滅です。
紫の上の死
光源氏が主役部分が終わりに近づきました。この紫の上の死は源氏の君のみならず夕霧にも影を落とします。そして源氏の君の出家、死で話は宇治の章にスキップします。この部分は原作でも気に入っている所です。人の世の無常を描いていて読んでいて悲しくなってしまう。
ところで前巻の柏木の死から続く夕霧と女二ノ宮の恋の駆け引き、雲居の雁の君との確執の話とこの紫の上の死の部分は話が飛んでいます。仕方ないのかもしれないけど何とか話を補ってもらいたかった。
若菜の下から幻・雲隠れまで
紫の上をついに失い、光は自分もまた身辺整理をして僧になろうとする。
紫の上が愛した三の宮に、梅と桜の木を自分と思って大事にしてくれと遺言を残し、また生まれ変わったら同じように光と相愛したいと願い死んでいく紫の上。紫の上をなくし抜け殻のような光。
しかし、光が最後に皆に姿を現したとき、光は変わらず美しかった。
これで、宇治十帖を残して、光の君の物語四十四帖が終わる。
これからは、紫の上が愛した小さきものたちの物語である。
古文ギライの受験生におすすめ!
私は古文が嫌いで背景的知識などまったくなかったので、最悪の成績でした。学校の先生や友達に絶対これを読めば少しはわかるようになる、とすすめられ、半信半疑でよんでみたところ、これがかなりはまった!!マンガなので読んでて苦にならないし、その時代の貴族の生活などがよくわかります。本当におすすめの作品です!!
