- [著]せがわ まさき
- [著]山田 風太郎
- カテゴリ:
- コミック
- ISBN:
- 4063614662
- 発売元:
- 講談社 (2006/08/04)
- 価格:
- ¥ 540 (税込)
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生き抜いて!
加藤明成と「七本槍」達を討つ堀の女達と十兵衛達はこのまま復讐を遂げられるのかと思いきや敵もさることながら十兵衛の使っている般若面を使い祝言を祝う花嫁花婿を誘拐し、あらぬ噂を立てようと策略する、、、それに十兵衛達はどう立ち向かうのか?
加藤屋敷に堂々とあのような策で乗り込み囚われの女達と般若組の所業をやめさせようとするのはあいかわらず十兵衛には感心させられてしまいます。すご腕だけではない知恵もある、、のにそうはいかないのがこの4巻。人間を人間として扱わない、あっさり「水の墓場」に送る加藤明成と七本槍にはヒーロー十兵衛とは正反対のほんとうに毒々しい悪の匂いがしてますます嫌悪感が増すばかりです。
そういう点においてはせがわ先生はヒーロー側と悪者側をかき分けそれぞれの人物を活かすのが上手いと思います。ヒーローはあくまであっぱれと思うくらい活躍させ、悪者は読み手が嫌がるようなことばかりし悪を演じさせる。そして堀の女達のようにおしとやかなものもいれば勝ち気なものもいておのおのの性格もはっきり出てメリハリがある。
ただ何となく不安なのが果たして皆、無事に生還できるのかどうか、、、。誰かの犠牲なくして十兵衛達の生還があり得ない状況なので一人でも七本槍を倒し皆に生還して欲しいと思います。今までのせがわ先生の作品は4、5巻で完結なのでこの作品はまだまだ続きそうで楽しみです。
「Y十M(ワイじゅうエム)‾柳生忍法帖 4 (4)」レビュー
今回は加藤屋敷に潜入しての花地獄阻止壊滅編
花地獄というだけあって女人の体を使った性戯で
男を篭絡し精果てるまで吸い尽くす!
せがわ氏の描く女人はムチムチ度が高くてエロイ
ただ体型が皆ほぼ同じな点が残念ですが。
お笛はあいかわらず可愛い...素直なところが特に。
江戸花地獄篇最大の窮地「水の墓場」
山田風太郎氏の時代小説『柳生忍法帖』をせがわまさき氏がコミカライズ。傑作『バジリスク』と同じコンビによって描かれる、期待値の大きな作品です。
『柳生忍法帖』の魅力は、武芸に関しては素人同然の女性達が、悪鬼の如き武芸の達人達を討ち果たしていくという基本コンセプトの意外性とともに、女達の仇討ち指南役・柳生十兵衛のキャラクターにあります。この作品内の十兵衛は剣の達人でありながらあえて窮地を楽しむような性癖を持っており、その性癖が最も印象的に語られる加藤家・江戸屋敷での攻防が始まります。
前巻までに仇役・会津七本槍の内2本までを折る事に成功した女達ですが、いよいよ敵側の反撃が始まります。「女をさらう」「般若面を誘い出す」「千姫に意趣返しをする」という一石三鳥の策を弄してきた会津七本槍に対して、単身敵地への潜入を試みる十兵衛ですが、「ゼブラ仮面」「ジャイアントマシーン」並みの無茶な変装によりあえなく失敗。お圭を伴い、さらわれる者達に変装して潜入には成功するものの、逆に敵の罠にはまり、絶体絶命の窮地に落とされてしまいます。
この様に、今作の十兵衛は決して完全無欠のヒーローでは無く、無茶な行動を繰り返しては失敗をするという場面も多く描かれており、そんな面もひっくるめて非常に人間的な魅力に溢れている十兵衛の姿に、通り一遍のヒーロー活劇には無い魅力が其処彼処に感じられますね。
「水の墓場」に落とされた際、「まだ生きてここをお出になる御所存ですか?」というお圭の問に「さればさ!・・・いかぬかも・・しれぬなあ」と答える十兵衛、絶体絶命の窮地にありながらも、微苦笑を浮かべながらこんなやり取りをしているシーンが描かれている点など、キャラクターの魅せ方が本当に秀逸。エロティックな描写や凄惨なスプラッタシーンも含め、大人が読んでも充分に楽しめる娯楽大作として、今後の展開も大いに期待が出来る一作だと思います。
水の墓場を生き抜け!
前半最大の山場・花地獄潜入編!
地獄の花嫁になったお圭と婿に扮した十兵衛は果たして生還できるのか?
十兵衛はとても強い。
だから今までの仇討ちは背後に彼がいると思えばさほど緊張しなかったかもしれません。
それに七本槍って結構弱くないかなと思った人もいるかもしれません。
さにあらず、この戦いはそんなに甘くないと、この巻では思い知ることになるでしょう。
そして、そんな緊迫感のあいまにある十兵衛と七人娘の交流もほほえましくて、楽しいのです。
十兵衛先生のくせがうつったり、いい男だと認めてニコニコする表情は、せがわ先生の筆でとても丁寧に愛らしく描かれています。緩急のある一巻といえましょう。
