- [著]井上 雄彦
- [著]吉川 英治
- カテゴリ:
- コミック
- ISBN:
- 4063726401
- 発売元:
- 講談社 (2007/11/29)
- 価格:
- ¥ 550 (税込)
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ユーズド商品:¥ 1 より
いつも出ると書いてしまう、、、
井上雄彦さんの絵はすばらしい。
原作を超えている。画像がよいのでつぎつぎに買ってしまう。
武蔵にバガボンドとつけたネーミングも良い。
これから終局までいったい何冊でるのであろうか。
21世紀武蔵はあんがいこころが優しくて、荒れ果てた東京に住む我々の
こころにいや全国の人のこころに小さなともし火を置いてくれている。
ちいさな熱はやがて心を溶解させて、良き人がふえるとうれしい。
ぜひお読みください。
人殺しすぎ
バガボンドは毎回楽しく読ましていただいているけど、今回の巻は自分的にあまり好きではない。
なんというか、気安く人を殺しすぎる。人を殺すということの重さというものが表現しきれてなくて、ただ単にヒーローが敵をばっさばっさ殺してるだけな気がしてならない。
これじゃドラゴンボールみたいなのと変わんなくて、バガボンドらしさというのがあんまりでていないなぁと思った。
個人的ではあるけど、あんまり作者の気持ちみたいなのが感じた気のしない巻に思えた。
吉岡一門弱すぎ・・・
吉岡一門弱すぎ・・・70名もいるので、当然雑魚はいて良いけど・・・上の連中も雑魚とそれほど差がない動きしかしていなくて、つまらない。
たんに、雑魚を70名やっつけるので、量で疲れましたというだけにしか感じない戦いでした。
以前の吉岡の屋敷での戦いのほうが100倍面白かった・・・
長かった戦いが一段落。いざ次のレベルへ
前巻早々に始まった吉岡一門70名との戦いがやっと終わる。行方は分かっているのに読み進むうちにドキドキしてくる。「やわらかくなるほど深まるもの」を掴んだ武蔵が一つ上のレベルへ進む。死の前に一の太刀を入れようとする植田の描写は鬼気迫る。新章ではついに宿命の相手と剣を交えるか!?
リアリティ
とことん真剣勝負を描き極めようとする作者の姿勢が秀逸です。
今回の27巻においても、それはただの想像の殺し合いではなく、できる限りリアリティを含んだ生身の命の取り合いを描いています。
また、70人対1人という無茶な絵空事も、なんとか現実感が持てるように試行錯誤されています。
それは武蔵の戦い方の変化や、切り殺されていく平凡な剣術家の思惑、永遠に続きそうな終わりの見えない戦いの長さ、などを巧みに描くことによって成し得ています。
特に武蔵の戦い方の変化には、「作者は人を切った経験があるのか?」「どうしてこんな変化を思いつけるものなのか?」と感嘆してしまいます。
一つ残念なのは、絵が一瞬の刹那を描き続けているために、切り合いの動きが時々分かりにくいことがあります。
これは全巻を通して見られる欠点です。
空気を描く
KYとか世間では言うが、井上氏は空気、雰囲気を描く。水墨タッチのカラーを見たとき
そう思った。凄いと。
極度の集中はさらに情報を集め始めた。ZONE。しかし、死を実感し力が抜けた瞬間
武蔵の刀は裏腹に命が宿った。そのとき、あきらめたら試合終了。勝つべくして勝つ無欲。
という2つが頭に浮かびました。そこの微妙なバランスを無意識に武蔵は得たのでしょう。
固く拒絶する鋭い気より、柔軟に相手を受け止める水の心。物事に捕われるな。目を閉じれば
そこには無限の自分がいる。
前回は、沢庵和尚に命の重さを説教されたが、今回は如何に・・・
また一人近しい人が命を絶ちました。だが命の価値としては知り合いも70分の1人も同じ。
背負う命。1歩1歩の重み。殺し合いの螺旋に乗ってしまった武蔵は、
今後も自分の道の正当性、価値に悩むでしょう。
そんな中、気休めになるのは同じ道を行く同志の存在。しかし、その同志とも螺旋の先で
再度出会う悲しい運命・・・
やはり、小次郎編の結末のような悲しいエンディングしかないのでしょうか・・・
無刀の領域
前巻は単調な斬り合い(主にアクション部分を先行)に不満でしたが 、この巻は大満足です。
極限状態の時に武蔵の行き着いた境地は、この作品が宝蔵院編で示した剣の道の究極である無刀。いわゆる天地と一つの部分ですね。
あのゴースト二人組みもいい味だしてます。
でもいくら強くなったからといって一人の人間が70人に勝つという超人漫画でもないですし不可能です。
ですから前巻では、1対1とは全然違う70対1の欠点部分が浮き彫りになり先行き不安だったんですが、今回はアクション先行にならずに、出来るだけ斬られる者にもドラマを作り、武蔵も新たな境地に達する部分などを盛り込む事で完成度の高い仕上がりになってます。
もちろんその要因は絵にもあります。
ただ綺麗で背景などを書き込んだ上手いという意味ではなく、自然の持つパワーなど絵画に近い魂の宿った絵を書くので説得力が違います。
そして斬り合いの後にバガボンドでは、いつも空虚感が残ります。
それは作者が人を斬り殺し生き残るという意味で描いてる部分ですから、この後に及んで、少年漫画での勧善懲悪にみられる、敵を倒した時のカタルシスを期待してはダメですよ。
この漫画は、エンターテイメントではなく芸術作品です。
終結。の先にまつものは
ただ一心に武蔵を求める小次郎
その声に応え武蔵もまた小次郎を求める
この巻ではまず井上さんの
「描く」
というチカラに脱帽させられます
あんなにも力強く他者に人物たちのオモイを伝えられる作者は
私はそんなに多く知りません。
一人対吉岡一門70人
終局をむかえた闘いに武蔵は肉体、精神ともに疲れ果てる
そこにあらわれた朱美。彼女もまた自分の決意を胸に
一つの決着をつける。
剣を振るうとはどういうことなのか
殺し合いの螺旋の先に見えるものはなんなのか
最後のシーンの武蔵が印象的です。
戦の果てに見た一抹の空しさ・・・。
ついに吉岡編の完結です。
最後の最後で、植田が「最期の」一の太刀を武蔵に浴びせ掛けるその間に、植田の幼少時代のエピソードが2話にわたってインサートされます。
このマンガの特徴なのが、主役の武蔵や小次郎だけでなく、彼らとの戦いに身を投じ敗れゆく者たちの”過去”も丁寧に描写することで、命のぶつけ合いの果てに待ち受ける、救いようのない非情さを読者にまざまざと感じさせるところにあるのではないかと思います。
それは武蔵自身にも、「戦いの果てに何も残るもののない」空しさとして降りかかってきている、そんな観想を僕自身は受けます。
今回武蔵は、耳を噛みちぎられたり足のすねを深々と斬られたりとボロボロの満身創痍になりながらも、70人の吉岡一門をすべて倒し過酷な殺し合いの螺旋から勝ち残るのですが・・・。
最大の修羅場を抜けた先に、武蔵が得たものは果たしてあったのか・・・。
吉岡一門、特に蔵人や植田らでも達し得なかった境地へと武蔵は達したのですが、精神的に得たものというのが果たして武蔵自身が望んだものだったのか・・・。
などなど色々深く考えさせられるようなものが、今回の話にはあったようにぼくは感じます。
さて次回から新たな章に突入ですが、今後の展開で気になる点が。
まず本巻の巻末で朱美があんな行動に出ましたが・・・、原作の吉川英治版武蔵では朱美は、堕落し果てながらも沢庵和尚に救われた又八と最終的に夫婦になるんですが、さてバガボンドでは?
今後は又八がどう立ち直るかも重要になるはずなので、また朱美も登場することは考えられますが・・・。
あと武蔵ですが、昔の記録では小次郎との決戦前に夢想権ノ助と戦っていたので、この作品内で成長した権ノ助との試合も考えられます。
関ヶ原の合戦での出会いがちょっとした伏線として今後の物語につながればかなり面白くなると思いますが・・・。権ノ助が武蔵と小次郎との決闘に複雑な心境を持つようなシーンが出てくるとか・・・いろんな想像がふくらみ、楽しみでなりません。
とにかく佳境に向かってこれからどうスパートをかけるか大いに期待です。
剣豪の美しさ
初巻から買っていますが芸術点は確実に上がってきていますね‥。
作者は途中から筆で描いているとのことですが、
他の漫画が安っぽく(言い方悪いか?)感じてしまうほどの迫力を感じます。
ここで描かれている武蔵って桜木花道に通じる所を感じるのですが、
作者の理想の人物像ってこんなカンジなのかな?
私も好きですが。
