悩む力 (集英社新書 444C)

  • [著]姜尚中

カテゴリ:
新書 (190頁)
ISBN:
4087204448
発売元:
集英社 (2008/05/16)
価格:
¥ 714 (税込)
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255 位
評価: 3.5
2008
09/24
Wed

悩むことは、生きること。

50.0% (2 / 4)
[No.25] posted by emmet

「王様のブランチ」で紹介されていたのを見て、すぐに買いました。

読んでいて、夏目漱石の生きた時代から100年…私たちはいまだに悩んでいて、情報が増え、生き方が多様化したぶん、生きづらく感じることも増えている(かも知れない)ことを感じました。
「こころ」を読んでも全く共感も出来ず、命を滅する「美学」のようなものを感じてイヤだと思っていたのですが、この本を読んで改めて読んでみようと強く思い、本当にすぐに買いに行きました。

昔は本当にあっという間に単純なことで人が死んでしまったように思っていました。
でもよく考えてみれば、今もあっという間に、人が死んでしまいます。
漱石から100年…私たちに、悩む力は育っているのでしょうか?
中途半端に発信できる手段を得た今、悩みも多様化しています。
そうして「格好悪い」と思うことのスタイルも、大きく変化してきています。

奇しくもオリンピックの男子マラソンで「我慢」という言葉を覇者から聞く機会がありました。
「悩むこと」「我慢すること」「真面目であること」
これは今、おおっぴらにしにくい事項のように思えます。

悩め、真面目に悩め、という後押しを感じて、心に新しい空気が入るのを感じられる一冊です。

2008
09/24
Wed

悩みとはなにかをわかってない。

18.8% (3 / 16)
[No.24] posted by まーる

内容紹介にスピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?
という内容からもわかるように、どうやら「不器用な人」に向けた本ではあるようです。
もう内容紹介からして、ネガティブです。
自己啓発ではなくて、不器用な人や心の弱い人の傷の舐め合い本であるということです。
レベルが低過ぎます。悩みを肯定しても、それは悩みですから、たんなる逃げですね。
結局は悩みなんで、逃げ切れませんし、この本を読めば、方向性を間違えると思います。
人生をよりよく生き、自分とはなにかを考えるのは、「悩み」ではなく、「思考」です。
悩みとは悩み抜くものではなく、いかに捨てるかです。
悩みは煩悩であり、悩みに力はありません。夏目漱石の人生は幸せだったんでしょうか?
夏目漱石は胃潰瘍に苦しんだ人でもあります。ストレスでしょうね。悩むとはそういうことです。
苦しみたいなら、どうぞ悩み抜いてくださいませ。
それは著者は気付いてるのかもしれませんが、多分理論的に固く考える様な人なのでしょう。
悩んでる人の本を読んで、悩みは解決出来ません。

2008
09/22
Mon

前向きに悩むこと

66.7% (2 / 3)
[No.23] posted by maki

私は、学生の頃ストレスを全く感じないで過ごしていました。
よく聞く言葉ではあるけれど、どんなもの何だろう?と言うのが正直なところだったんです。
今思うと、なんて幸せな環境に居たのかと今さらながら感謝!なのですが。

ところが就職すると、これがストレスなんだとスグに気づくことになります。
その頃から悩みもあふれ出し、学生の頃は何もかもがうまく回っていたのに、考えれば考えるほど出口が見えなくなって…。
まぁ何とか辞めずに続けていますが、2〜3年はいつもバッグに辞表を入れているような状況でした。

そんな私は、このタイトルを見たとき、読まなきゃ!と言う気持ちになりました。
そして読めば読むほど著者が伝えたい事がよく理解できたんです。

これは3年間程の事ではあるけれど、私が初めてのストレスと闘いながら悩み苦しんだ期間があればこそと思えるのです。

良い意味で今は開き直っています。

本を読むようになったのも、悩んだ事からでした。
なんでも良いから答えが欲しくて、次から次へ読み漁ったものです。そのお陰で、今では後輩から相談を受けても、何かしらアドバイスが送れるようになりました。
きっと学生の頃のようでいたのでは、人間として物足りない人になったのではないでしょうか。

今何かに悩んでいる方には、是非オススメしたい一冊です。

2008
09/21
Sun

生きることとは、悩み続けること

50.0% (1 / 2)
[No.22] posted by サクラネコ

だと、最近つくづく思います。

そして、
その要因の一つが、自由に生きる、ということだとも。

瑣末なことを書き始めると、
例えば・・・
家族とか、社会とか、はたまた莫大なローンがあるとか、
人生の枠組みがあれば、その分
悩みというボラティリティも少なくなるのに。

なんて思ったりもしていました。


本書には、まさに、ここ最近思っていることが
ずばり書いてありました。


「人は一人では生きられない」
自我を保持していくためには、他者とのつながりが必要であること。
相互認証によってにしか、自我はありえないこと。


一方で、著者はこうも書いておられました。

悩むことはいいことだ。
ただひたすら方程式を覚え、
悩むを時間の無駄だと割り切り、
最短距離で社会のエリート階段を登り続けるだけの
生き方には、疑問を覚えるとも。


生きることとは、悩み続けること。
そして、悩み続けながらも、
私は、時には、強く確固たる意思を通したい。
そんな風に感じました。

2008
09/10
Wed

名著!

70.0% (7 / 10)
[No.21] posted by ジェイコブ佳川

名著ですね。本当に面白くて、心もすーっと楽になる。本当に買ってよかった。
この本を読んで「何が言いたいのか分からない」とか「損した」と仰る人は、全然悩んでないおめでたい人か、漱石やウェーバー並みに「悩む力」がある人のどちらかだと思います。ほぼ前者だと思いますが。
読みやすい本ですが、広く一般の評価を得るには内容そのものが高尚過ぎるのかなとも思います。要するに、筆者の考える「人生における様々な悩み」そのものが高尚なんです。なので逆に言えば、その乖離を埋められないというか、読むことはできても理解はできない哀れな層というのも確実に存在している、ということがこのレビュー一覧を見て分かりました。人間色々ですね。

2008
08/21
Thu

金があったら働かない

27.3% (3 / 11)
[No.20] posted by ミナ・ティ

本書に働くことについて書いてある章がある。
著者は「金があっても人は働く」というようなことを言っているが、それはあまり一般的ではない。
著者のように、知的・創造的な仕事をしている人には仕事は面白いものなのだろうし、社会的承認も得られるのだろうが、
世の中には誰がやっても面白くないという職業についている人もいて、そういう人にとっては働くことは苦行でしかなく、生きるために仕方なくやる手段である。

2008
08/16
Sat

期待はずれ

42.1% (8 / 19)
[No.19] posted by しまったか!

血肉になる読書を目指す人にとっては、がっかりする結果になるでしょう。タイトルと内容は、羊頭狗肉の関係で、悩む力とは何か、いかにすれば得られるかという観点において、独創的なものはありません。悩みに徹すればいずれ開けるということを、一冊かけて説明しようとしたんでしょうか。「相互承認」が一つのキーワードになっています。著者のことは薄ぼんやりとしか知りませんでしたが、他者から認められることにこれほど重きを置いていることは、意外でもあり、がっかりでもありました。

2008
08/10
Sun

悩んでいます

27.3% (3 / 11)
[No.18] posted by けぽー

うーん、結局何がいいたいのか、読み終わってから悶々としています。

つまり「悩んで」います。

本書を読んで、悩むことで、「悩む力」を鍛えろということなのか
もしれませんね。

2008
08/09
Sat

『草枕』を紐解く?

66.7% (2 / 3)
[No.17] posted by ブルービーチ

■ 【分り易い?分かり難い?】
著者は、九つのテーマの元に現代社会の抱える問題
(競争社会、危ういセーフティーネット、拡大する格差社
会など)に苦悶する人々への「悩む力」が持つ意味を分
り易い言葉で展開しております。「分り易い」とは言って
も、「微睡」、「沈淪」、「眼」、「桎梏」などや「レイトカ
マー」、「アンビヴァレント」、「エートス」など難しい語彙は
出てきますが?

■ 【漱石とウェーバープラス著者の体験】
九つのテーマとは、(実際の章立てとは違いますが、分
り易く書くと次の具合です。)
自我・金銭・情報通・青春・宗教・労働・愛・自殺・老い
これらについて、凡そ、90年前に亡くなった文豪・夏目漱
石、社会学者・マックス・ウェーバ^らの著作を手掛かり
に、自らも迷える体験を交えて展開しております。

■ 【九テーマは、『智・情・意』】
上記の九つのテーマは、順不同で前後の繋がりも不明
で、大変分かり難い章立てになっております。しかし、本
書では引用の無い漱石作品『草枕』の冒頭に出てくる有
名なフレーズにある『知・情・意』に当て嵌めると、それぞ
れのテーマを選んだ理由も納得出来そうです。参考まで
に、「草枕」の冒頭を次に引用してみます。

「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮
屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」

■ 【セカンドライフは、アートだ!】
正に「草枕」の舞台は、漱石の郷里であり、著者の郷里
なのです。(本書を著作する動機は、「草枕」では?)更
に、「草枕」の上記の文章は次のように続きます。

「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても
住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。」

これは、著者が終章で、自分の第二の人生は役者或い
は、映画監督になりたいものだという発露を示唆するフ
レーズではないでしょうか?

2008
08/01
Fri

自分の城から抜け出そう

40.0% (2 / 5)
[No.16] posted by kensan23

読み終わり、爽快感を感じた。
悩んでいるのは自分だけでないし、
悩みの種類もたくさんあると感じた。
偉大な文豪、社会学者も悩んでいたんだなと、
納得させられます。
多くの人が、様々な思惑で社会は成り立ち、
時間を戻す事もできないため、
どんな人でも人生の中で、悩む時があるのでしょう。
本書でも言われる、悩むなら徹底的に悩んだ方が、
後で悩んだ事に対する意味を確信し、力強く生きていけると感じた。
良書だったので、レビューします。


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