- カテゴリ:
- コミック (205頁)
- ISBN:
- 4088767624
- 発売元:
- 集英社 (2005/03/18)
- 価格:
- ¥ 620 (税込)
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ユーズド商品:¥ 1 より
圧倒的な読み応え
本屋で試し読みしてそのまま購入してしまいました。
日露戦争の頃の日本をモデルにしたと思われる架空の国が舞台の物語です。
主人公は「剣牙虎」と呼ばれる獰猛な虎を操る実験的な部隊の隊員で、
主人公属する「皇国」と「侵略王朝」の戦争を軸に物語が展開していきます。
緻密な人物描写、リアルな(時に生々しい)戦闘、ふとした描写に見られる剣牙虎と
人との信頼関係、ファンタジーだと言うことを忘れそうになるほど
よく描かれています。
漫画なので設定は十分に説明仕切れず、わかりにくいところもあります。
しかし、読み進めていけばわかりますし、三国志や十二国記などを
読んだことのある人なら比較的すんなり入れると思います。
一気に読み進めてしまうのがもったいなくて、我慢してちょっとずつ
読んでいます。この本を手に取ってから連載終了を知ったのでショックですね。
大事に読もうと思います。
いやあ、本当に剣牙虎が可愛くてしょうがない。動物が自然に描かれている
のは個人的に★10個でも足りないくらいです。
たとえ打ち切りでも最後まで楽しんで読むぞ!もちろん満点★5つの評価です。
難しい漢字と単語が多すぎ
明治、大正時代の日本をモデルにした戦争物だからなのか、出てくる漢字や単語が
難しい事、難しい事(笑)。明治、大正時代に使われてたんじゃないのってなくらい
難しい漢字や単語が多かったです。辞書を傍らに置かなきゃ自分は読めませんでした。
軍隊の名称やグループ名など、戦争と軍隊用語も沢山あって、こういうのに普段
触れない自分には、読むのがきつかったです。普段使わないし触れないよ、あんな字(笑)。
だから、あんまり内容は詳細に把握できていませんが、凄く面白い事は分かりました。
なんらかの理由で5巻で終わってしまっていますが、本来は続くはずだったんですよね?
竜とかテレパシーだとか、その辺の設定や世界観をもっと掘り下げて欲しかったので
未完のまま連載が終了してしまった事は、残念です。
私も原作未読です
この1巻というより、全五巻へのレビューとさせていただきたい。
『皇国の守護者』という長編物語の「北領戦争編」といった印象を受けます。
原作が実際にそういう長編小説なのか、それとも漫画と同じような構成なのかは知りませんが。
何が言いたいのかといえば、良くも悪くも色んな点が消化不良だということです(もちろん私自身は「良い」と思っています)。
主人公達が挑むことになる、「北領」からの全滅必至の撤退支援作戦。
その北領戦争自体の始末はきちんとついているのですが、その他の色んな点が素晴らしく消化不良。
「帝国」が突如侵攻を開始した背景は具体的に語られず。
剣牙虎や天竜といった、物語を彩るはずの架空生物たちに関するエピソードは決して主題にならず。
「帝国」司令官の愛人の生い立ちを描いたかと思えば、彼のその野望が物語に大きく影響するでもなく
。
主人公の将校としての優秀さや人間性の形成過程がわかりやすく展開されるでもなく。
それらがまるで、この「北領戦争編」のあとに第二部「皇国の大反攻」でも存在し、その第二部への「引き」であるかのように思ってしまう描き方。
もちろん第二部なんて無いわけですから、まさに「消化不良」です。
というわけで、描かれていない部分を自分なりに消化できる人には大変面白い作品だと思います。
想像の余地が適度にあり、物語のスパイスとしては絶妙、という意味で。
そうじゃない人には、「中途半端な漫画」に過ぎないのかもしれませんね。
以上の理由で☆4つです。
食わず嫌いは損
実際に買って読むまでに、何度か目にした事があったのですが、なんとなく絵柄が好みでないと思ったのと、虎のような動物が出てきていてファンタジーチックなのでいまいちかな、と思っていましたが、実際に読んでみたらとてもよくできていて、類書を圧倒するクオリティでした。
その後、原作も読みましたが、漫画のほうが出来がいいというか、より幅広い表現力を得て、もっと良いものになった気がします。
迷っている方で、特に硬派なものというか、理想主義に浸る物語が好きになれないようなリアリストの方にはお勧めです。
戦記ものとしての出来栄えは優良と言うしかない。
原作は未読です。その立場から書かせていただきます。
仮想戦記として良く出来てると思います。
「皇国」は間違いなく「日本」(それも明治〜大正期の)をモデルにした勢力。
そして帝国はその「日本」を脅かす「外国勢力」・・という位置づけなんでしょうが、地図上の位置関係とか、軍装なんかから見るにやはり「ロシア」をモデルにしたと見て間違いなさそうです。
その強大な勢力と版図を持つ帝国が突如として皇国の北方領土に進軍してくる。
かくて始まる「防衛戦」は 結局のところ多勢に無勢の撤退であり、主人公のいる部隊が撤退戦において最も難しいであろう「殿(しんがり)役」を命ぜられることになる。
上官は激戦において戦死し、指揮官がいなくなった軍隊を率いるのは下士官ながらも指揮官としては優秀な主人公・・・・と「活躍のためのお膳立て」は整った。
零下の静寂に包まれる白一色の雪と氷の世界。
それを打ち破る「怒号」と「悲鳴」。「血」と「泥」と「涙」は戦争の情け容赦のなさを際立たせる。
「竜」や「術」などの多少のファンタジー的な要素も物語を構成する上では程よい「隠し味」。
必死の防衛戦が功を奏して、友軍の撤退は完了。目的を果たした主人公の率いる部隊は降伏し、捕虜の立場となる。さて、原作知らぬ身としてはここからどう場面が転換していくのかが気になるところ。
「陣形」や「作戦」「戦術」などがしっかりと図にして表示されるのも理解が早くなり好感触。
今後もしっかりと付き合っていきたいと思わせる作品だ!。
マンガだから楽しめる
原作は未読なのだが、なんとなくマンガ版の方が優れているような気がする.というのも、『皇国の守護者』の設定には少なからず難があるのだ.
たとえば、本作の主人公・新城直衛はかなり複雑な人物として描かれている.しかしその難物ぶりは「奥深い人物にしよう」という意図でもって塗り固められた「いかにも」なもので、ある意味ひどく底が浅い.リアリティを意識し過ぎて逆にフィクションじみてしまった感が否めない.新城が内心の臆病を押さえつけながら不敵に笑みを浮かべる場面など、活字で読んでいたら失笑を禁じ得なかっただろう.内面描写を控えめにするマンガというメディアだからこそ素直に読めているようなものである.
また、本格志向の人物設定とは裏腹に、TVゲームじみたファンタジー要素をふんだんに取り入れているのも頂けない.絵になっているから許せるが、文章でサーベルタイガー部隊とか書かれたら耐えられなかったに違いない.
ともあれ、このマンガ版はそうした設定上の難点を乗り越えている.新城を始めとした背伸びの目立つキャラクターたちは少々古臭い絵柄のおかげで妥当性を帯びているし、ふざけたファンタジー要素も視覚に訴えられてしまえば許容するほかない.なる程、マンガとは便利なものだ.
設定さえ受け容れてしまえば、その先にはなかなかに優れた仮想戦記モノとしての価値が浮かび上がってくる.凡百のリアルロボット・アニメなどとは一線を画す、用兵の妙を追及した戦争描写は見応えがある.絶望的な撤退戦を指揮する新城中尉は実にカッコイイ!
ただ、こんなもの読むくらいなら、史書か戦史か、せめて出来の良い歴史小説でも手に取ってもらった方がよっぽど為になるし、面白かろうと思うのも事実である.
smell blood, cat and bullet.
知り合いが持ってたのをたまたま手にし読了、即1〜4巻購入。
雑誌連載、原作ともども未完の作品ではありますが、
既に傑作の匂いを感じさせるファンタジー戦争軍記作。
実験部隊・剣虎兵を率いる主人公の新城直衛は、少年漫画的
主人公とは一線を画した一癖も二癖もあるアンチヒーロー。
彼と、彼を取り巻く人々の「戦争」が、センチメンタルになり過ぎず
少なくない残酷さを含みながら、卓越した描写で描かれています。
難点は刊行スピードが遅い点(クオリティを考えれば仕方ないか?)、
また軍記モノということで少々人を選ぶのも事実ですが、それでも
ファンタジーとしてある程度間口は広い作品だと思います。オススメ。
捨て駒という任務
卑しくも、殺戮と血の海を諧謔的に弄する「新城直衛」。
自らの偽善と欺瞞をかざして、「捨て駒」としての大隊を
少しでも「まし」な地獄へと導いていく。狂気と策略の間
で引き受けざる得なかった、勝利なき戦い。
たくさんの仲間を失い、たくさんの敵を殺して、遂行する任務。
捨て駒。
「絶望を解りはするが、承りはしない。」
――「新城直衛」は、本当に卑しいヤツです、残酷です。無慈悲です。
ビビリです。ただ、全部を受け入れ、また非難されようとも、役割を
まっとうしているのも事実。
戦う理由は明確で、命令だから。目的もただ、命令を遂行するだけ。
そして、死の美学や友情、慈愛、そんなものを全部燃やしてでも生
き残り、なおかつ、任務を果たすためのベストな戦略を立てます。
任務遂行のためなら、仲間を鼓舞するための偽善も、仲間を死なせて
しまうことも、飲み込みます。それでも、戦争というのは残酷なもの。
状況は最悪の方向へと。果たして、捨て駒としての任務を遂行するこ
とができるのでしょうか…。
というわけで、せめて2巻までは読んで欲しい作品です。
文化庁メディア芸術祭推奨作品として
メディア芸術祭推奨されてます(漫画の方が)
一巻目にしてかなり引き込まれた作品。ストーリーも原作を踏襲して独特でおもしろいのですが、私が惚れたのは伊藤氏の「巧い」絵です。あの安彦氏が絶賛というのもうなづける話ではないでしょうか。けして綺麗で美麗な絵柄ではないですが、とにかくその職人めいた「巧みさ」が伝わってくる感じ。登場人物がみんなすごく魅力的で、すごくいいです。
一巻目で、例によってバッタバッタ登場人物が死んでゆきますが、まあ軍記モノなので。
サーベルタイガーの千早もいい感じです。カチョイイ。
お堅い戦争物
星が5個なので買ってみました。ですが、なんかハマりずらいというか、お堅い戦争物なので、普段少年コミックしか読んでない人は、意味が解んない箇所もあるかも知れません。なので、これは1度マンガ喫茶などで1巻を読んでから、自分に合ってたら買ったほうがいいかと思います。
