- [著]田中 ロミオ
- [イラスト]山崎 透
- カテゴリ:
- 文庫 (328頁)
- ISBN:
- 4094510613
- 発売元:
- 小学館 (2008/04/19)
- 価格:
- ¥ 630 (税込)
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ユーズド商品:¥ 489 より
いよいよ本領発揮。ぜひ、続けてほしいシリーズです。
「衰退」シリーズも3作目。文章も各段に読みやすくなり、1冊が一つのストーリー、いわば長編です。今回はサバイバル/ダンジョンもの。都市の廃墟に探索にいった調停官さんと助手さんが、ひょんなことから、都市の深部に迷い込み・・・。いやー、なかなか楽しませてもらいました。田中氏のイマジネーションのすばらしさがいたるところで輝いております。最後にはSF全開で、おもわずにやけてしまいました。パイオニア計画とかボイジャーとか。ただ、おもしろいのですが、やはり彼の真骨頂である感動と意外性がやはりたりない。こんなもんじゃないはずです。さらに次回に期待して、星4つとさせていただきました。
P子さんとO次郎…
50-60年代の古き良きラディカルではない牧歌的なんだけど人類が滅亡しちゃうこともあるレトロSF好きにストレートど真ん中なこのシリーズも3作目。P子さんとO次郎の正体は胸を突くほどの郷愁が込み上げました。あのとき人類はどこまでも行けるはずだったんだよなぁ…。この二人だけでもう☆4つもって行きなさい状態です。
そんな人類も衰退してしまった地球を舞台に、ほんわか系にして意外とタフなお菓子作りが趣味な主人公が妖精さん以上に役に立つのか立たないのか意味不明な助手さんを連れて、頭からっぽに出たとこまかせに謎の廃墟を散策するというサバイバルもので血が騒ぎました。特にタルコフスキー/ストルガツキー兄弟描くストーカーにおけるゾーンや、弾銃狂騒曲の世界観を彷彿とさせるような廃墟も素晴らしい。惜しむらくは盛り上がりのはずのアクションシーンがやや書き飛ばしたような印象を受けるところや、妖精さん達が30歳を過ぎて魔法使いと呼ばれるようになった人達の言動を彷彿とさせてしまうあたりですが、そんなのは些細なことなのです。
電車の中で暇つぶし
1〜3巻まで数時間で読めます
新幹線のお供に良いです
いきなりシリアス系?
前2冊は比較的ゆるゆるで妖精さんメインだったと感じたのですが、
今作はそれ比べると妖精さんの出番も少なく、
(バトル・サバイバル主体の)内容はシリアスに感じました。
衛星ネタ付近はとってもロミオさんらしいですね。
次作にも期待を込めて星4つ。
読みましたよ読みました
ご飯とケーキがおいしそうに書かれています
食べてみたくなります。
シリーズ3作目は『・・ちょっとね』
この第3巻はもはや地底冒険譚なる様相です。
主人公とその助手とが荒廃した地下都市で探険します。
そして謎のゼリー状の物体やネコ耳ロボットなどに遭遇する話。
なんだか何でもあり状態な3巻です。
例えば唐突なネコ耳ロボットの出現にちょっと唖然。
今まではまだ未知数な妖精さんの生態に右往左往しながらもなんとか現状を把握していく調停官のお話というスタイルで、とても新鮮だったのだが、まだ誰も見ていない地下のロストテクノロジーという設定を逆手にとってやりたい放題な感じは否めない。また、妖精さんも難解な語句をひらがなにしたコトバしかなかったのも、ひねりがないなと思った。
とにかく「今までになかった感」は薄れ、ライトノベルっぽい作風に変貌したのは残念です。まあ今巻だけは特別な長編ものだったせいかもしれないし、投げやりなおじいさんも見れたので(おじいさんファン)良かったよ。
次巻はおじいさんが村人たちのために大活躍!!!
・・・だったらいいな(笑)。
切に願うであります
妖精さんのいない世界がこんなにも辛いものだったなんて…
我々は結構理不尽な世界の中で生きている‥
某Rewrite、企画倒れにならないことを切に・・・以下自重
※1,タケフィジとかエィコムとかとの長い旅は止めてください。
マジ心臓に悪いですから。 …せめて、上記作品が終わうぉほんっ、えへんっ
※2,シャーガイを見栄で乗るのだけはやめましょう。
(たぶん)後悔します。僕のように・・・故障、故障、故障・・・以下ループ‥人生的にリライトしてぇ?!
ちなみに某独調査で、故障が少ない”らしい”ランク5番以内のドイツ車です。
※3.実はあとがきのが好きです。
シニカル版『ヨコハマ買い出し紀行』
短編でも長編でもシーンが短く押し引きが明確だった1、2巻とは異なり
この3巻は冒険譚らしく各シーンが長く、シリーズ初めて構成から長編になっている。
読みやすく可読性の高い文章で難解な構成や内容を扱うのが常の作者だが、
シーンが長くなった分可読性が若干オミットされていることは否めない。
未読者がこの巻から入るのは若干敷居が高いだろう。
さらっと読める1巻に比べると、2巻、3巻、と徐々に読者に頭を使わせる
作りになってきているように思う。
ただそれでも、独特のブラックユーモア(本作はメルヘンに見えて
実は全然メルヘンでない)や饒舌に見えて計算された会話は
相変わらずのロミオ節。「助手さん」執筆の絵本の結末などは
お約束のオチなのにしっかり効果をあげていてある意味
このシリーズを象徴しているし、139〜140頁の「水」のくだりなど、
やっぱりこの人は言葉選びの天才だと感嘆させられた。
ファンにとっては期待を裏切らない一冊。
終末的世界観は芦奈野ひとしの表題作に通じるものがあるが
あれとは違う意味で「オトナ向け」である。
シリーズ未読の方は、序盤20頁を見て購入を決められれば良いかと。
P子のダンジョンチェック
今回は長編であります。
内容は だんじょんえくすぷろうらぁ であります。
新キャラ登場であります。
妖精さんがいなくて大ピンチ、でも大活躍であります。
お水は大切であります。
P子さん大好きであります。
。
作品の主題がなんであるかはっきりとしないところが一つの魅力だと思いますが、
少なくともその大きな要素の一つである「旧人類の過去」、
その一端が今巻で明らかにされます。言うなれば探索モノです。
丸々一冊使って一つの話なだけあり、やや単調な勘もありますが、
そこはそれ、お得意のメタとベタとエスプリで最後まで読ませてくれます。
ロミオさんはタケフィジとエーコムに借りを返されたようですが、
変わらずガツガツしていってくれそうなので、今後にも期待せざるをえません。
