- [著]夏目 漱石
- カテゴリ:
- 文庫 (216頁)
- ISBN:
- 410101003X
- 発売元:
- 新潮社 (1950/01)
- 価格:
- ¥ 300 (税込)
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読みやすくなりましたね。
中学に入学して間もなく(約25年前)文庫本を読むことに凝った時期があり、その当時も坊っちゃんは読んだが、当時はなんだかよく分からずに終わってしまった。
先日、書店でふとこの本が目に留まり、表紙のイラストが当時のままで懐かしさを覚え衝動買いしてしまった。当時より活字が大きくなって読みやすくなったのと、自分自身がそれ相応の年齢になって物語に書かれていることを理解できるようになったこともあって、楽しく読ませてもらった。
今と時代背景は異なるとはいえ、学生生徒と教師の関係や教師同士の関係など人間関係の機微を捉え、そこに坊っちゃんという正義感の強い(でも今回は多少自己中心的にも見えたが)人物を据えて言いたいこと・言うべきことをズバズバ言っている姿に快感と羨ましさを覚えた。現代でこんなことをしたら自分はどうなってしまうのか?と思ってしまうからなんだろうが・・・。
初期の作品であると共に漱石の作品としては短めの作品でもあり、ストーリー展開も単純で読みやすく、これをきっかけに国民的作家とも言われる漱石の作品にどっぷりと浸かってみるのもいいと思う。
新解釈を踏まえて
漫画「坊っちゃんの時代」を踏まえて読むとずっと痛快な小説だと思っていた坊っちゃんという作品が妙に切ない作品に思えてきます。清とマドンナは旧新時代を象徴する存在として、また赤シャツや野太鼓は時の権力者に、そして坊っちゃんは時代に敗れさる者として見ることができる。
潔い!!
この作品 淡々と進んでいく感じだけど、読み終わった瞬間 潔い!!って感覚が沸き上がって来て、初めて読書で感動を味わいました
今こそ、坊っちゃんのような生き方を
「KY」なんて言葉が頻繁に使われる現代。
個性を犠牲し仲間に合わせることが多くなっているのではないでしょうか。
そしてまた、現代は理性の時代でもあります。
理性に埋もれてしまった自分の感性。
そういったことが、生きづらい世の中を作り出しているような気がします。
坊っちゃんは、周りのことはおかまいなしで、
自分の言いたいこと、やりたいことをズバズバ行っていきます。
現代風に言えば、ただのKYじゃない。勇気と情のあるKY?なんです。
あれもダメ、これもダメ・・・「生」への制限が多くなった今、
「坊っちゃん」のような味のある人間が極端に少なくなりました。
心のもちよう
登場人物の心が非常に痛快です。
あるあると思わせる部分、
こうはなりたくないという部分、
こうありたいと思う部分、
人によって様々にあると思いますが、
登場人物の人となりとその行動に惹かれます。
漱石文学の原点
文豪、夏目漱石の原点がここにある。漱石ほど人間の孤独、人間の真面目を追及した作家はいなかった。「坊ちゃん」の時に非常識、時に破天荒な言動を通して、四国の片田舎に赴任してきた江戸っ子の奮闘を面白おかしく描いているが、根底に流れるのは場はずれな土地に流れてきた人間の孤独であり、疎外感である。子供の頃から親にも兄弟にも理解されず、唯一の理解者が、乳母のきよであったことも「坊ちゃん」が孤独の人であることを鮮明に物語っている。そしてその人間の孤独は、後の「こころ」や「それから」「門」「行人」といった傑作へと引き継がれていくのである。
心の底から声を出して笑ってしまったくらい楽しい小説
先日、夏目漱石の「坊ちゃん」を読みました。
登場の人物の心理がとても楽しくて、しかも勉強になるところが多々ありました。
名作といわれるのは伊達じゃないですね。
でも、心理がつかめないと、字体からして難しい文学作品という感想になるかもしれません。
もっと坊ちゃんの活躍が見たいという期待から星4つ。
自由気ままに、坊っちゃんであれ
初めて読んだのは高校生の時だっただろうか。あれから○年、久しぶりに読み返した。
なんの気なしで読み始めたら…
いやー、笑える!やめられない!ふと気づいたら一冊が終わっていたという感じだった。
勧善懲悪の精神を携えた青春小説である。勧善懲悪、などというと、いかにも堅苦しい、しかも胡散臭いイメージがあるが、この作品はそうではない。なんでって、随所にギャグが満載だからであり、それも、読み手を笑わそうと意識して作られたギャグなどではなく、あくまでも主人公が自分の正当性を主張するための、ひとつの“考え方”としての言い分が自然とギャグとして成り立っているゆえなのだ。
没後100年に近くなった今も文豪中の文豪としてその名を馳せる漱石だが、この作品を読む限り、彼は、小難しい顔をして「文学云々…」などとは少しも考えていなかったかのように思える。
そうなのだ。一流の文学者なんて、文学そのものについて考える機会なんてなーんにもないのだ。そんなことをしている暇があったら、自分の思うままに書くことに時間を費やす。そんな気ままさこそ、知らず知らずのうちに世に残る名作を生み出すものである。
痛快な小説だが
千円札の顔。夏目漱石。
坊ちゃんは中学生の頃、読書感想文のために一晩で読んだなぁ。感想は率直に言うと、読みやすくおもしろい。
坊ちゃんの主人公は、漱石自身がモデルらしいが、ちゃきちゃきの江戸っ子っていう感じで、愉快痛快な性格。
読んでいてもすっきり爽快です。ところが、オチは・・・
エンタメ
文学っていうか、
もうエンタメ小説(文学性もあるのでしょうが)って
言ってもいいんじゃないかと思うぐらい面白いです。
文章が面白いのですらすら読めてしまうし、
登場人物たちもいい。坊っちゃんもいいですが、うらなり君が特に好きです。
サスペンスの要素も少量含んでいて、僕好みでした。
毛色が違うと思いますが次は、「こころ」を読んでみようと思います。
やっぱ夏目漱石ってすごい。
