- [著]柳田 国男
- カテゴリ:
- 文庫 (188頁)
- ISBN:
- 4101047030
- 発売元:
- 新潮社 (1983/01)
- 価格:
- ¥ 380 (税込)
- 在庫状況:
- 通常24時間以内に発送
ユーズド商品:¥ 1 より
さくっと。
やはり「まんが日本昔ばなし」を毎週見ていた私のような世代には、どれも聞いたことのあるようなお話で、楽しめました!
昔話というか、笑い話のようなお話も含め、1ページにも満たないようなお話がたくさん入っています。
なので、手軽に、気軽に、さくっと読めます。
もちろん難しいお話はほとんどありませんので、小学生の方々にも読みやすいのではないでしょうか?
あの時代に読んだものの復習に
「桃太郎」や「金太郎」ほどのビッグネームではないが、それでも誰もが一度は聞いた事のある昔話というのはあるだろう。
例えば「猿の尻尾はなぜ短い」とか、「くらげ骨なし」とかいった昔話だ。この本はそういった短編の昔話を沢山集めた一冊だ。
この本に登場する昔話は殆どが1ページ以内で終了するものばかりである。数ページをまたぐものは少ない。だから読みやすいのである。読みやすいので読書の苦手な人にも読めるだろう。そう思いながら読んでいると、かつて子供の頃に読んでいた頃の記憶を掘り返すかのようであった。それはあの頃に読んだものの復習をするようなものであろう。
昔話のデータソースとして・・
いわゆる「物語好き」な人にとっては少々物足りなく感じるかも知れません。
なぜならば、柳田版の拾遺集であり文章の修飾を省いているからです。
しかし、素朴で飾らないからこそ骨子が見えやすく、またパターンの類型が見えやすくなっています。
なによりもサクサク読めるのがいいです!
サクサク読んでじゃんじゃん語ってあげましょう
語り部となって初めて価値が出る本だと思います。
昔話の飽きない魅力
やっぱり昔話は飽きない。だてに大昔から語り継がれてないと言った所だ。
「海の水はなぜ辛い」「藁しべ長者」などの基本的なものから、日本版シンデレラ「米袋粟袋」や薄気味悪い話の「本取山」、怪談調の「飯食わぬ女房」、鼻をかむだびに願いを叶えてくれる「はなたれ小僧様」。
面白いのを上げていくと切りがない。昔話というと勧善懲悪で道徳的なイメージがあるが、読んでいると、首を傾げたくなる話も多い。「狐女房」などは狐が化けた嫁と本物の嫁を間違えてしまい、家から本物の嫁を追い出すのだが、そこからは「雪女」のような展開で、最後には狐は帰っていくが、家は豊かになりハッピーエンドになっている。
…昔話の荒唐無稽さ、というか無茶苦茶な所が僕は好きです。
なつかしい世界
昭和5年にアルス社から出た『日本昔話集(上)』の復刻。同書は1960年に角川文庫『日本の昔話』として改訂版が出ているが、本書は、改訂前のものを用いている。1960年の改訂では、かなりの数の入れ替えがあったようで、昔話としての特徴・整合性は高められているという。本書は未整理な状態ということになる。柳田の昔話の原点と呼ぶべき一冊。
全国各地から集められた昔話が掲載されている。「海月骨無し」、「飯食わぬ女房」、「藁しべ長者」など、お馴染みの物語が多く、懐かしい思いにとらわれた。
柳田の解説などはなく、お話だけが並べられている。誰にでも楽しめる。
昔話っておもしろいですよ~
日本各地に残っている昔話を集めてまとめてある本書、「ききみみ頭巾」や「かぐや姫」、「瓜子姫」など誰でも一度は聞いたことのある話から、地名の由来などその土地だけで伝えられてきたようなものまでいろいろあって、とても楽しめました。
「かぐや姫」にしろ「瓜子姫」にしろ、時代が経つにつれていろいろ創作が加えられていって、現在の昔話としてスッキリとした形になっていったのだと思いますが、本書では元の形に近いままのものが収録されています。突拍子もないような展開を見せる話、言葉を変えれば洗練されていないものが数多くありますが、それがかえって興味深く読めました。
中には昔話というよりは伝説の範疇に入るものもありますが、最近の整理整頓された昔話集ばかり目にしていると、逆に新鮮・目新しく見えます。解説によると、その後きちんと整理された改訂版が出たようですが、それをあえて昔の形に戻して出版したそうです。その姿勢に敬意を表したいな。
