- [著]塩野 七生
- カテゴリ:
- 文庫 (251頁)
- ISBN:
- 4101181063
- 発売元:
- 新潮社 (1992/11)
- 価格:
- ¥ 420 (税込)
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ユーズド商品:¥ 30 より
内容自体は素晴らしいのだが・・・
人間の本質を見つめたマキアヴェッリの名言の数々。
内容自体は非常に素晴らしい1作。
塩野七生が語録としてまとめたくなったのはわかる。
だが、不要に解説をつけても仕方がないとわかってはいつつも、塩野七生の言葉を読みたかったこともあり、その分だけマイナスとした。
絶妙なエッセンス
私のバイブル、座右の書のうちの1冊。
たかだか420円で、下手なビジネス書数十冊の価値がありますよ。
君主論は読めなくてもこれなら読めるはず。塩野さんありがとう!
マキャベリ君主論抜粋
まったく偶然手に取った一冊ですがその強烈な主張に一気に引き込まれてしまった、
訳がうまいというのもあると思いますが400年の歴史を超えてここまで影響力を与えられることに妙に感動してしまう。
君主たるのも各あるべき口調ですが、ひとのこころはいつの時代も変わらないことを再確認させてくれます。
ひとを導く手段に光と影があるならば本書は影の主張です、かたく言うと性悪説的見解でそれならばこうせよというスタンスです。
読後にレビューを拝見したわけですが、20年以上前とかなり古い出版と原典なのにビックリするほどの評価数と高さに驚きました。
日本の2000年以降の行動視座?
当然ながら、一気にヨンデモヨシ、一日一世なども良いだろう。
大切なことは、原点が「君主論」と「政略論」に亘って素材を選んでいると云うことである。
サマリー形式である。その君主論等いずれか片方を読んでから、当書を読んでいくと、読み手の人生観、リーダーシップ論、会社経営の方針がすっとでてきそうだ!
いずれにせよ、現代日本の政治、経済はマキャベリの描いた共和制に好感持った雰囲気となっていっている(個人的見解)。
いつまでもアメリカへ尻尾を振る(あるいは共産党のように何度もカンでも反対する)政治だけではなく、既に進行しつつある「地方への権限委譲」の参考に当書簡を利用するも良しかな?
良書感謝
こんなリーダーだったら!
私事で恐縮ですが、今、理想の君主像を追求したというドラマを見ています。
映像も美しく音楽もよく、役者もいい人が沢山でてきます。
でも肝心の理想の君主様が、なんだか現実から目を背けて、
悪い意味での平和主義にむけて疾走中。
そのせいで、死ななくてよい人が、ばたばた死んでゆきます。
ああ、もったいない。
そこで、本棚から、大分以前に買ったこの本を引っ張り出してみました。
おかげで、やりきれなさがすっかり解消。
自分がマキアヴェッリの追求する君主像に近づくことが無理でも、
そんなリーダーの下でなら、自分のやれることをやろう、
と思えるような気がします。
「注」がないのがE!
「君主論」「政略論」を中心とするマキアヴェッリの著作・随筆・お手紙等々の中から著者が独断と偏見で選びに選び抜いた「抜粋」本。古典の和訳につきものの、著訳者の薀蓄と含蓄を寄せ集めた「注」がないのが絶対的にいい。だから、だから、すらすらと読める、読める、読める。
読者が気に入った言葉がどれかを著者に知らせて欲しいといっているのも、この人らしさが出ていてなかなかいい。文庫本になっても、これを続けているのもいい、いい、絶対にいい。
西洋の孫子
まずマキアヴェッリの考えを知りたければ本書を読むのが一番手っ取り早い。
なぜか。それは本書が君主論のみならず政略論やフィレンツェ史その他知人
に宛てた手紙などから広く抜粋されているからである。
また孫子の兵法を読んだことがある人ならばマキアヴェッリが孫子とほぼ同様の
考え方を持っていたことが分かるはずである。事実この本で書かれているいくつ
ものことが孫子の兵法にも書かれているのである。
たとえば、『中くらいの勝利で満足する者は、常に勝者であり続けるだろう。
反対に圧勝することしか考えない者はしばしば落とし穴にはまってしまうことに
なる』などはまさに孫子のいうところの「百戦百勝は善の善にあらず」や孫子の
戦略を基にした武田信玄の「凡そ軍勝は五分をもって上となし、七分をもって中
となし、十分をもって下となす」ということばとその意味は共通している。また
民衆に関しては「群集心理」の著者ギュスターヴ・ル・ボンと驚くほど似ている。
その他にも友人に関して(意外にも対極の)論語とその意味は同様のことを言ってい
る箇所もあるのである。
ところで、なぜこの二人が共通した認識をもっていたのか?
それは二人とも冷徹な現実主義者であったらだと思う。やはり時代が変わろうとも人
間の性質というものは冷静に見ればさほど変わらないということであろうか。
とにかく、マキアヴェッリの本どれがよいかと問われたら本書を一番に薦める。
まさにマキアヴェッリのエッセンスを凝縮した本だと思う。
マキャベリの神髄を伝える名著です。
中世ヨーロッパの政治の世界で生き抜くには、何が必要でしょうか?
それは愛と勇気と少しのお金、では漫画になってしまいます。
それは、現実を見抜いて、勝ちそうな馬に賭ける事でしょう。それしかないはず。
時代に生きる人たちを、真剣にみつめたマキャベリの分析を、塩野さんの目で抜き書き。
こんな目で見通せば、カエサルがさらにいとおしくなること間違いなし。
塩野さんの名著のサブリーダーとしてあげたいくらいの名著です。
例えるならプロの料理人の料理
本を読むときは先ずは原書に帰れと言うのが基本です。しかし外国の本や古典の場合なかなかそうはいきません。ましてマキャベリはその両方の条件が重なっています。
そうなると一番いいのは全訳と言うことになるのでしょう。
そう思って私も最初は全訳にトライしたのですが、これがなかなか難解、しかも脚注も含めると相当な量になります。
マキャベリの書物は「君主論」であれ「政略」であれ、読むほうは何らかの教訓になる部分を求めて読むわけですが、全訳と言うのはどこが重要で、どこがはしょってもいいところなのかは、よほど何度も読み返さない限りはなかなか見えてきません。
とはいえ、難解で量が多いものを何度も読むのはよほど気に入っていなければなかなかできないものです。
そういう意味で本書は、塩野七生と言うローマに半生をかけた専門家が必要と思うエッセンスを抽出してくれているわけですから、初めてマキャベリに向かう人には打って付けの本と言えるのではないでしょうか。
この本をたとえて言えば、素人には扱いにくい材料をプロの料理人(しかも鉄人クラスの)に任せて出来上がった料理だけをおいしくいただく。と言うようなものだと思います。
しかも序文で塩野氏自身がなるだけマキャベリの原文の雰囲気を壊さないように心がけて翻訳に努めたといわれていますので、いわば素材の味を十分生かした料理ということになるわけです。
プロの料理人の腕前を十分堪能してから、ああこれなら自分にも扱えるかも、という自信がわいてきたら全訳にトライするのもいいでしょう。
マキアヴェッリの思想に触れる
本書は、昭和六十三年に単行本として刊行されたものを文庫化したものです。塩野七生氏が著した本なので読もうと思い購入しました。訳文は読みやすい。
マキアヴェッリの著作の主要なものから「抜粋」を選んで紹介しています。そうすることによってマキアヴェッリの思想に触れるきっかけになるというのが狙いです。
その意図は十分に達成されています。興味を持った読者はさらにマキアヴェッリの著書を読めばいいのです。
