- [著]サン=テグジュペリ
- [原著]Antoine de Saint‐Exup´ery
- [翻訳]河野 万里子
- カテゴリ:
- 文庫
- ISBN:
- 4102122044
- 発売元:
- 新潮社 (2006/03)
- 価格:
- ¥ 500 (税込)
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大切なこと
本屋でふと目にとまった「星の王子様」。昔、ホントに小さい頃、絵本で読んだ記憶があります。空から砂漠に王子様が降りてきて・・・、なんかちょっと悲しい話だったような・・・。とイマイチ思い出せなかったこともあり、購入。
砂漠へ不時着した飛行機操縦士の「僕」と、星から星へと旅を続け、地球へたどり着いた「王子様」の出会いから始まるお話で、「あなたにとって本当に大切なものは何?」と問いかけている内容のように感じました。
あとがきを読むと、どうやらこの物語は作者自身の人生を基に描かれたものらしいです。あとがきを読んだ後に「王子様」を子供の頃の作者、「僕」を大人になった作者(実際、作者はパイロットだった)に置き換えててみると、この物語がすんなり理解できるような気がしました。
大人になると、本当に大切なものを忘れてしまい易くなるのだろうか?自分が子供の頃はどうだったろう?と考えながら興味深く読ませていただきました。
読むに易く、奥は深い。
読み易い訳が素敵。
28歳にして初めて読んだのだが、最初の感想は、子供が読んで理解できるのであろうかという点。
「目に見えない、けれど大切なこと」は、何となく解っていてもおいそれと口にできるほど確かではない哲学だと思う。
自分の好きな人達の中に未だ読んだことのない人が居たら、薦めて行きたい。
そんな1冊。
みずみずしい感性で
恥ずかしながら、この作品を今まで読んだことがありませんでした。
タイトルも作者も知っているけれど
どんなお話なのかすら知らなかったのです。
この作品はみずみずしい感性を持っているうちに読んでおいた方がいいと思います。
そうすれば、どんなに大人になっても寄り添っていける作品なんだろうなーって。
私は読むのが遅すぎたな。
そのせいか、あまり印象に残らないんです。
そんな自分の感性がとても残念です。
愛しくて切ない作品
私は高校生になって、
初めてこの作品を読みました。
そして、
こんなにも愛しくて切ない
心温まる作品があったのだと驚きました。
「王子さま」と人々の
何でもない言葉の掛け合い、
けれどそこから「大切なもの」を
見つけ出すことが出来るのだと感じました。
まだこの作品を読んだことがない方は、
是非読んで、
どうかご自分の心の琴線に触れさせてみて下さい。
読みやすく深い
有名な「星の王子さま」の新訳。
字でかいし、絵きれいだし読みやすい。
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」
流石サン=テグジュペリ。いいこと言いますわ。
『人間の土地』も何れ読みたいな。
絆について考えさせられました
1年くらい前でしょうか。NHKで『星の王子さま こころの旅〜サン・テグジュペリ 愛の軌跡〜』を見て、読もう、読もうと思っていたのですが、ようやく今日初めて読むことが出来ました。
孤独に耐えかねた王子さまが友達を求めて旅に出るのですが、王子さまの実直な人柄が好ましいです。これは子供だから、ではなく友を慈しむ心をいつまでも忘れないからですね。大人になってもその心を失わない人も中にはいますが、王子さまが孤独に真剣に向かい合ったからこそ人との関係に真摯になれたのでしょう。
とりわけ王子さまとキツネの会話は現在いっそう疎遠になった人間関係を振り返させる示唆に富んだ内容でした。
また、王子さまが孤独を分かちあうのがバラだと気付く場面がとくに気に入ってます。
現代作家に限らず作家は自作にはエンターテイメントでたっぷりと楽しました後、読者にすこしだけお土産(メッセージを託す)を持たしていますが、『星の王子さま』は90分程度で読めてしまうくらいの文章量に係わらず読者に訴えかける強さが桁違いです。
孤独でいる方、そうでない方も是非とも読んで頂きたい一冊です。新訳で親しみ易い文章になっています。
ところでBUMP OF CHICKENの『花の名』の歌詞が、物語に登場するバラとイメージが合うのですがインスパイアされたのでしょうか。だとしたら嬉しいかぎりです。
学びました
私は基本物語性のある本しか読みません
学ぶ本が苦手なんです
でも星の王子さまは物語が進みながら
大切なことを学ばせてくれたと思います
「大切なものは見えない」
つい忘れてしまっている事を再確認させてくれました
大人こそ読むべき本
聖書の次に多くの人に読まれている、子供から大人までを魅了している作品です。
小さい頃に読んだという人も多いと思いますが、
ボクは幼少時からひねくれていたので、
「所詮『童話』だろ?そんなの女子供の読むものだ」
と見向きもしなかったのですが、
同僚に、
「大人こそ読むべき本ですよ」
と強く推され、齢35にして、初めて読むことにしました。
以前から、受験などの一般教養として、
『アフリカの砂漠に不時着したパイロットが、星から来たと言う『王子さま』と出逢い、
悲しい別れをする』
という概要は知っていたのですが、実際読んでみると、驚くほど美しい内容でした。
大人の世界につまらなさを感じていながらも、その世界で生きているパイロットが、
純粋な目で、大人の世界の奇妙さに疑問をぶつける『王子さま』の心に、
少しずつ共感していく姿は、また同時に読んでいる自分自身の姿でもありました。
作品の根幹にあるのは、
『l'essentiel est invisible pour les yeux』=「大切なものは、目に見えない」
という言葉で、
せわしない社会での生活を送っているうちに、本当に『大切なもの』を見失っていないだろうか
というメッセージが、静かではありますが、強く心に浸透してきます。
自分自身がパイロットであった作者、サン=テグジュペリは1935年にリビア砂漠で
飛行機墜落事故を体験していて、このパイロットが彼自身の分身。
そして『王子さま』は『大切なもの』をちゃんと見ていた幼少の頃の彼という考え方が、
主流だそうですが、この意見には大きく頷けるとともに、
自分の『王子さま』と出逢いたくなります。
この本を薦めてくれた同僚の言うとおり、
『大人こそ読むべき本』でした。
子供の時に読みたかった。
『星の王子さま』っていうタイトルは知ってる。
書いた人がサン=テグジュペリなのも知ってる。
でも、内容は全然知らなかった・・・・・
一番最初の、レオン=ヴェルトさんへの「献辞」から素晴らしいし、「おとな代表」のパイロットが「なかがみえるボア(大蛇)」と「なかがみえないボア」の絵しか描けない設定になっているところがすごい。
どうすればこんなこと思いつくんでしょう・・・
なかでもキツネが出てきてからの内容は本当に良いと思う。
おそらく(というか絶対)、自分が子供の頃に読んでも面白いなんて思わなかったはず。
おとなになってから読んだ方が確実に面白いはず。
訳者あとがきには作者のバイオグラフィーも書いてあって、それをふまえて読むともっともっと面白くなるんでしょう。
不思議!読むたびに新しい発見
すでにこの物語をいろんな訳で読んでいる方も多いと思いますが、この本の河野万里子さんの訳は、分かりやすく、すんなりと受け入れられます。
私の場合は、読むたびに、印象に残るところが違います。象を食べた大蛇ボアの絵であったり、王子さまが最期に消えてしまうところであったりと。
また、読む時の心境の違いでも、印象に残るところが変わります。何回読んでも、いつも新鮮に感じられます。本当に不思議な本です。
今回の発見は、王子さまとキツネとのやり取りの中に出てくる「なつく」と言う言葉です。最近あまり使わない、懐かしい言葉で始め戸惑いました。でも、「絆を結ぶ」という難しいことが、「なつく」と言う行為から始まって、時間を掛けてできるのだとわかると、「なつく」と言う行為が、言葉が、とても素晴らしいことに気付きました。「なつく」と言う行為の中に、目に見えない、大切なことがいっぱいあるのに、それに気付かない人間は悲しい存在だと知らされました。
この本はいつも手元に置いておきたい本です。何回読んでも新鮮で、新しい発見をするのが楽しみです。
文庫本なのに絵もきれいで、私のお気に入りです。
