- [著]宮脇 俊三
- カテゴリ:
- 単行本 (318頁)
- ISBN:
- 4103335106
- 発売元:
- 新潮社 (2008/04)
- 価格:
- ¥ 1,575 (税込)
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解説が目障り
この本を購入する人は宮脇ファンが多いと思うが、解説の原武史の自己顕示欲による「私が・・・、私の経験では・・・」などという一人称のコメントが目障りで非常に残念。読者は原武史の解説を読みたくて買ったわけではない。むしろ解説がない方が読者に親切。
興味深い旅日誌
故・宮脇俊三先生の不朽の名作「最長片道切符の旅」(以下「片道切符の旅」という。)の取材ノートが1冊の本になった!そのこと自体大いに感嘆していいことだが,その内容も精緻にわたり,「片道切符の旅」と共に読み比べると,この長い旅で宮脇先生が見たこと聞いたこと食べたこと,そして感じたことが詳細に理解できる。
他の著書で「メモをとらなければならないようなことは書くに値しないこと。」と述べていた宮脇先生が,処女作「時刻表2万キロ」を世に送り出した後に第2作目として「片道切符」を執筆するために人知れず懸命に努力していたことがうかがわれ,その真摯な姿勢にはいまさらながら頭の下がる思いがする。
特に印象に残ったのは,車窓風景もさることながら,夜の街に繰り出して食べた酒肴のあれこれやビジネスホテルで下着類を洗濯したのに乾きが悪くて困っていること,夜に何度も目を覚ますことなど。そうした何気ない一つ一つから,宮脇先生の人柄がしのばれるようで興味深かった。
取材ノートというより、すでにこれは紀行文。素敵な旅のスケッチ。
「最長片道切符の旅」の取材ノートが出版された。
現在の鉄道ブームにあやかろうという出版社の魂胆も見え隠れするが、
まずは貴重な資料を出版してくれて感謝。
想像していたのは、
もっと荒削りな混沌であったが
意外なことに完成度が高い。
取材のまとめというより、本作自体が紀行文になっている。
ノートのレイアウトも記されていたが、それがきっちりしている。
几帳面な方だと感じた。
旅の風景、人々の表情、疑問点などを簡潔にまとめている。
旅のスケッチ。
本編を読まれた方は楽しめます。
久しぶりに「最長片道切符の旅」を探しました。
