- [著]梶原 しげる
- カテゴリ:
- 新書 (190頁)
- ISBN:
- 4106101165
- 発売元:
- 新潮社 (2005/04/15)
- 価格:
- ¥ 714 (税込)
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日本語の乱れを指摘する書だが、気になる表現を羅列しているのみで残念
フリーアナウンサーである梶原しげる氏の著書。会話における日本語の乱れについて、時事ネタなどを盛り込んで言及している。小学校高学年以上であれば数時間で読破できる内容で、広い読者層を対象としている。
日本語の文章には『正確な単語や表現で相手に正しい意味を伝える』ことと『適切な言い回しで話し手の感情を伝える』ことの2点に注意が払われる。本書の特徴は、後者、つまり日本語の乱れの中でも特に言い回しについて主観的に言及している点である。日本語ではどのような言葉をどのような言い回しを使うかで話し手の感情が相手に伝わるようになっている。したがって、丁寧に話したつもりでも『○○の方はよろしかったでしょうか』というような不自然な言い回しをすると、聞き手によっては耳障りになることもある。これに対して英語では、先の2点のうち前者が主体であり、『あなた』のように丁寧な場合も『お前』のような乱暴な場合も同じ『you』で表現されるため、言い回しに払われる注意は日本語のそれと比較すると少ない。したがって、本書で得られる主たる情報は『適切な表現法』に集約されると思う。また、日本語が乱れる理由として述べられている携帯電話の普及やテレビアナウンサーの事例(イチローへのインタビュー)などは非常に面白い。
難点はいくつかある。全体的に主観的な印象が強く、自身が根拠なしとしているにもかかわらず、血液型別の言い回し分類を敢えてしている点などは望ましくないと思う。また、日本語の乱れについて教育的に述べるならば、『あの言い方は駄目』『これも駄目』という羅列に終始するのではなく、前述の2点に沿って文章の構造を分解し、何に焦点を当てているかという背景をもっと詳しく述べるべきと思う。思いつきで集めたような内容になってしまっているため、テレビアナウンサーに蔓延している、順接の文章にもかかわらず『○○なんですけれども』という逆説の接続詞を頻用する病理などには気づいていない。さらに難を言うならば、日本語の乱れをテーマにしているために表現がおとなしくせざるをえず、冗談半分の表現も中途半端で面白くない。
ためになる情報もあり、短時間で気軽に読める点はいいのだが、情報量としてはやや物足りなくまとまりも内容に感じる。前述の問題点も考慮して星3つとするも、実質3.5くらいの評価であり、読んで損することはない。
「ことばの生活習慣病」を改善する即効薬が多く紹介されています。
「ことばの生活習慣病」を改善する即効薬が多く紹介されています。
特に、「です」「ます」「おります」「ございます」で終えることと
短いフレーズをいつもよりずっとゆっくり話すことは、今日から
意識的に変えることができそうです。
このように「ことばの生活習慣病」を改善できる
自分自身のマニュアルを増やすことができます。
世間でマニュアルがどのように改訂されたか見ることもできます。
例えば、ロイヤルホストでは以下のように改訂することで
「ことばの生活習慣病」を改善しています。
旧:こちらのほうがメニューになります。 ×〜のほう、〜になります
新:どうぞ、メニューでございます。
全くだめではないですか・・・。実践伴わず。
本書を結構楽しく読ませていただきましたが、
先日著者がテレビに出ているのを拝見しました。
「なんだ、実物の言い方、全くだめではないですかぁ〜」
と突っこんでしまいました(^^;)。
「現代の話し言葉」を主題にした随筆
流石に話し言葉を仕事にするだけのことはある。
「現代の話し言葉」に対する著者、梶原氏の日頃の嗅覚を感じる。
また、所々で披露される心理学に対する理解も素晴らしい。
健康心理士なのだから当然なのかもしれないが、専門的な内容を
平易に説明するところは、一見何気ないが凄いことだと感じる。
内容を理解していないと、噛み砕いた表現はできない。
本書、内容は面白いが、あくまで随筆だ。
参考になる内容があるとはいえ、日常の会話が正しいかを
確認するチェック表でもなければ、正しい表現のための参考書でもない。
その点は間違えないで欲しい。
本書を楽しく読ませてもらい、「~でよろしかったでしょうか」という
店員さんの対応に違和感を覚えるのは私だけではなかったと知って、
少し安心しました。
参考までに電車の中での一冊にいかがでしょうか。
そんな言いかたしないだろう~もあります
職業病からなんだろう、かなり細かく言葉尻を押さえてます
確かに、読む、書く、話すで考えると
訂正が難しい話すという行為は言葉1つで相手の反応が変わります
ただ、年齢差か東京のみで使用されてるのか
「そんな言い方しないだろう」と「し」を入れて一人つっこみした言葉尻もありました
最近、言葉遣いが気になる方にお勧めです。
最近個人的に気になって仕方がないのが、お店で買い物をしたときなどに言われる「~でよろしかったでしょうか」という言い方。「お時間よろしかったでしょうか」「以上でよろしかったでしょうか」・・・。時々、いえ、ダメです。と答えている自分に気がつきます。こういった経験のあるかたには、少し溜飲の下がる読み物だと思います。最近の日常会話の不適切な言い回しを「言葉の生活習慣病」と名づけていろんな事例が紹介されています。お互い気をつけたいものだと思いました。著者は、ラジオアナウンサー。アナウンサーという職業は、話し言葉を最も大事にする人達なのですね。ラジオのパーソナリティー同様、やさしくわかりやすく軽妙で読みやすい本でした。
そんな言い方ないんじゃない・・・
なかなか軽い気持ちで、アッと言う間に読めてしまい、それでいて内容もしかっりしていて、参考になりました。
自分のしゃべり方(口のきき方)を再認識させられました。
人に勧めてもいい!!
この人のラジオを聴いていたので、知っていると言う事もありますが、前作「口のきき方」といい、今回といいチョット引っかかる“タイトル”に、気になって手にとって読んでしまいました。
内容は今回も比較的読みやすく、うなずいてしまったり、反省させられたりで、なかなか参考になる本だと思います。
中でも「AOB型別」口のきき方という章は、是非読んで参考にしてみては。。。その反面、やっぱり血液型(著者は○型タイプと呼んで、血液型と区別していました)できたかぁ、という感じもありました。
全体としては読みやすく、買って損はしない本です。
前作同様読みやすかった。
通勤の往復で読めてしまうほどの、読みやすさ。
また、前作同様、この人の目の付け所が、なかなかで面白い!
人事担当の私としては、新入社員や研修などで読ませてやりたい。
税込みで700円とチョットは、お得だと思う。
しいて言えば、もっとたくさん身近な出来事を斬ってみてもよかったのでは・・・。
拾い物
タイトルからして軽そうだし、実際に2時間足らずで読めるのだが、では中身がないかというと逆で、むしろ笑いながら唸らされたという感じだった。
ありがちな若者批判、マニュアル言葉批判ではなく、その背景や効能についても思いを馳せているところが良い。
また「ABO型別」口のきき方も、自分のしゃべり癖を知るのに役立ち、反省させられた。
