- [著]田所 昌幸
- カテゴリ:
- 単行本 (346頁)
- ISBN:
- 4120031497
- 発売元:
- 中央公論新社 (2001/05)
- 定価:
¥ 1,890 (税込)- 在庫状況:
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2003
05/12
Mon
いまひとつ物足りなさを感じる
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冷戦終結後の世界において、経済分野に関する外交問題はその相対的重要性を飛躍的に高めた。にもかかわらず、通貨をめぐる各国の外交について語る研究所はこれまで存在してこなかった。そういうこともあり、非常な期待をもって本書を読んだが、今ひとつの物足りなさを感じる。
たとえば本書では、アメリカが通貨交渉においてずっと強力な交渉力をもっていたことが繰り返し主張されるが、ではそれは根本的には何故なのか、という点についてはアメリカ経済の強さ、という一般論以上の回答はなく、国際政治学者の著作であることを考えると、物足りない。つまるところ、これまでの経済学者が書いてきたような通貨制度史との決定的な差がいまいちわかりにくいのである。
