- [著]中井 浩一
- カテゴリ:
- 新書 (350頁)
- ISBN:
- 4121501470
- 発売元:
- 中央公論新社 (2004/09)
- 価格:
- ¥ 882 (税込)
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大学法人化の経緯を こと細かに記述した本
「大学法人化」のタイトルに「徹底検証」との副題がついているとおり、大学法人化の経緯を340ページにわたって事細かに記述した本である。
大学法人化とは一見関係なさそうにもみえる「新構想大学・筑波の挑戦と挫折」や「東大医学部・97年の反乱」をとりあげるとともに、「文部省と国立大学の関係」「国立大学協会の無為無策」など、関係機関が法人化構想に対応してどのように対応したかを記述している。
大学法人化の経緯がよくわかるので、その面に関心がある人には良い本と思う。反面、法人化のしくみや影響、今後大学はどうあるべきか等に関心のある読者にとっては、経緯が長々と書かれているだけの、うるさい本に感じるかもしれない。
改革は人がするもの
大学法人化に関わった「人」の動きを記した本です.
ほとんどの組織人にとって制度は「上から降ってくるもの」と認識される昨今,意思決定の過程を覗いてみるのも,なにかと為になるかもしれません.
それにしても,現場を消耗させますね.こういった改革は.
よい芽生えとなりますようにとお祈りしてしまいます.
法人化されて、みんなどうなった
~大学の法人化は終了した。これから、サバイバルゲームが始まる。もう学生数は減るばかり、みんなが大学に進学してくれなければ今の大学が全部生き残れるわけにはゆかない。「学問」に走るもの「人気」に走るもの「実利」に走るもの、これから見物である。
で、この法人化という流れがどのように作られてきたのか、ここにコンパクトにまとめられている。変な~~スローガンはなく、様々な情報や見方が示されている。「筑波大学問題」が法人化への流れの一つとして紹介されているのも新鮮な感じがした。また、要所要所に「東京大学」が出てくるが、法人化の流れを先取りしたりせき止めようとしたり、様々な役割を果たしてきたことも記されている。それを取り巻く、「旧帝大」や「地方大学」。こんな、色分けがあること自~~体、もう法人化ではなく「解体」に向かって欲しいという気にもなる。
法人化の流れを推し進められたのは、大多数の国民の法人化への反対の反対と、無関心であった。これからどこに向かうのか。読み終えたとき、そこに気持ちが向いていた。~
大学法人化について丁寧に経緯を追った本
大学法人化は内と外の人とでの感じ方に大分温度差があるようです。
この本は、社会的にはそれほど話題にならなかった大学法人化について丁寧にその経緯を追っています。単純な官僚批判に終始するのではなく、大学人、官僚双方の主張を検討しており、慎重かつ丁寧な論じ方に好感が持てます。
