- [著]茂木 健一郎
- カテゴリ:
- 単行本 (237頁)
- ISBN:
- 4121502647
- 発売元:
- 中央公論新社 (2007/12)
- 価格:
- ¥ 735 (税込)
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書いてあることに説得力はあるが・・・
書いてあることひとつひとつに十分な説得力はあると思うのだが、
一旦喋り出すと、話し方に知性が感じられないと言うか
馬鹿っぽいと言うか・・・。
全く受け付けない。
自分の言動と脳の関係は調べないのか?
科学的な本ではない
この著者の本は初めて読みました。
読み物としては非常に面白く読めたのは確かですが、読む前に「脳科学」の本だと期待して読んでしまったためにちょっと物足りなく感じてしまったというのが正直なところです。(本書の直前に「進化しすぎた脳」を読んでしまっていたので。。。)
内容としては脳の話は直接ほとんど出てきません。生の体験の大切さなどについての軽いエッセイを読み進めることで自然に「脳にとって大事なこと」がすぅっと心にインストールされるというような内容です。
普通に読めば星4つの価値は在ると思います。変に科学的な本だと期待して読んでしまった場合は星2つか3つになってしまうと思いますのでご注意ください。(私だけかな?)
心について
脳科学者の本というと脳の部位について機能的に分割して解説をしているものが多いだろう。
しかし本書はそういった視点では脳について触れていない。
日常生活の中での脳の活動や働きについて、触れている。
いわば「心」や「意識」について、脳を通して解説をしているのだ。
誰もが一度は経験をしたことがあるような感覚。
それを改めて解説される。自分を見つめなおす瞬間が訪れる。
そこが面白い。
脳のたくらみを楽しむ
茂木さんの脳の話を、楽しく読んでいます。
本書も、その期待に十分応えてくれました。
脳をはたらかせるのは、苦しみ、感動、反省などなど、生の体験を多く重ねることのようです。
そして、人とのつながりも欠かせません。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」で出会った人たちの交流を紹介し、そこから学んだこと、感動したことを書き記しています。
これも興味深いものがありました。
人間の脳は、すばらしいはたらきをしながら、成熟していきます。
本書を読みながら、人生の経験を積むこともいいな〜、という気がしてきました。
森の中で深呼吸するように
脳科学者・茂木健一郎が、読売ウィークリーに連載したエッセイの新書化。
日常的なことを綴っていくうちに、自然に脳の働きのことに結びついていく。
脳の働きと言っても、茂木健一郎の場合は、記憶力だとか、思考力だとか、
いう話には決してならない。もっと奥深いところで脳の働きをとらえている。
「もともと、人間の脳は退屈しやすいものである。いつも興味深い入力を求めている。」
「私たち人間の脳は、「より多く高価なものを」といった単純なる原理では把握できない
奥行きを持っている。幸せの方程式は実に複雑なのである。」
「空腹時のごちそうが格別なように「わからない」ことが「わかった」瞬間のよろこびは
天にも昇る気持ちである。そのような脳の中にある官能のよろこびを、私たちは忘れては
いないか。」
ここに引用した茂木健一郎の言葉は、無論、脳科学者としてのその研究成果を説いている
わけではない。
むしろ、このような原初感覚から、脳の研究に入っていったのだと思う。
街の中を走り回り、人より少しでも早く、目的地にたどり着くことが書かれている本は多い。
それに対し、茂木健一郎の本は、森の中で深呼吸をしているような感覚とでも言えばよいのだろうか。
一読してわかる本ではある。しかし何度も、読み返すに値する本でもある。
森の中で深呼吸をすることが、体と心と、そして脳に優しいように。
