- [著]森 博嗣
- カテゴリ:
- 文庫 (326頁)
- ISBN:
- 4122049369
- 発売元:
- 中央公論新社 (2007/11)
- 価格:
- ¥ 680 (税込)
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いろんな人に読んでいただきたい本
今まで読んできたスカイ・クロラシリーズの中で一番感動しました。
主人公の周りにいるさまざまな人の心情も想像でき、心の葛藤なども上手く表現されていたと思います。読んでいて、無理なくスッと感情移入できました。
また、情景を表す単語が羅列的に並んでいるページもあり、一枚の絵を見ているかのように感じたところもあります。
情景描写と感情描写とが入り混じって、読み手に大きなインパクトと細く長くの余韻を残してくれます。読んで損は無かったです。
ミステリーです。
私だけか??ミステリーだと思うのは。いつも、読み始めてしばらく経つまで、主人公が誰だかわからない・・。これって私の解読力がないから?って戸惑ってましたけど、これが「わざと」かかれてるんだよね??と思いました。いやはやもうこの本を読んでる頃には、このシリーズにはまっていて、特に哲学的な思考っていうのかな?主人公の回想とでもいいますか?そこが、読んでて潔くてきれいと感じました。いつ死んでもいい・・というかその覚悟ができている戦闘機乗りの思考・・・。なるほど・・と。この本を読んで、本当にあ・・・これってミステリーなんだね??と思いました。興味深いです。この映画のアニメのイラストがさわやかでかわいらしい表紙ですが、いやいや・・・深いです。
この話が一番好きです。
このシリーズの中では、この本の主人公だけが何にも囚われていない、すべての関心が、ただ飛行機と空にだけ向けられていると思います。
だから読んでいて、とても気持ちがいい。
他の4冊は幾分主人公が他に関心や執着を持っている感じがするのです。
この本の主人公は自分の周囲で起こる、自分を含めた出来事をあるがままに受け入れるだけ。
抗いもしない。疑問も持たない。
これってある種、究極の生き方のような気がします。
