- [著]レイモンド カーヴァー
- [著]Raymond Carver
- [著]村上 春樹
- カテゴリ:
- 単行本 (447頁)
- ISBN:
- 4124029349
- 発売元:
- 中央公論社 (1992/09)
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- ¥ 3,360 (税込)
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ヴィンテージ・カーヴァー
カーヴァーの短編小説とそれ以外の作品、例えば詩やエッセイ、インタビューなどを集めた言わばヴィンテージ・カーヴァーと言った作品集。彼の多彩な才能が一望の元に見渡せるコンパクトな一冊。印象に残ったのは、インタビューで創作の秘密を明かした部分。率直に解き明かしてくれる創作過程の話には作家としての見得など微塵も感じられない。しかし彼が一つの作品を作り上げるために繰り返す推敲(rewrite)のプロセスには、より良きものを作ろうとする彼の読者に対する善意のようなものすら感じられる。やはり短編は最初は一気に書かねばならないのだ。その後でじっくりと細部を仕上げていく。また、やはり彼自身も言っているようにヘミングウェイの影響をかなり受けているようだ。確かに、文体や題材に相通ずるものが感じられる。
英語も極めてシンプルで分かり易く、カーヴァーの多彩な才能を見渡すには最適の一冊としてお勧めである(H13.4.22)。
レイモンド・カーヴァーあるいは詩の入門書に最適
彼は短編作家として有名だけれど、詩もたくさん残している。詩人でもあるのだ。ぼくは今まで「詩」と呼ばれるものを国語の教科書ぐらいでしか読んだことがなかったので、彼の詩を読むことを(あるいは全ての詩に対して言えることだけれど)遠慮というか敬遠してきた。だからカーヴァー全集も詩集の巻はまだ購入していない。本書は自選集ということで、エッセイ+詩+小説という構成になっていて、今回初めてカーヴァーの詩を読んでみた。最初はいまいちピンと来なかったけれど、何十も読み進めるうちに、素直にああ、良いなあと思えた。散文じゃないから表現できることがある。短い語句にふくまれた深遠な余韻。そして何よりも大切なのかも知れないが、心地よいリズム。お金を貯めて、彼の詩集を買おうと思った。
カーヴァー・ワールド
エッセイと詩と短編の混ざった本。普段詩を読むことのない私でも十二分に楽しめた。またカーヴァーはエッセイストとしても秀逸。読む者を勇気づけてくれる。
