- [著]戸田山 和久
- カテゴリ:
- 単行本 (297頁)
- ISBN:
- 4140019549
- 発売元:
- 日本放送出版協会 (2002/11)
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- ¥ 1,176 (税込)
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不要な要素を多分に含む。
論文作成のノウハウ本は本書以外にも数多く存在している。
「苦手な君にピッタリ」などと一見もっともらしい謳い文句で不安な学生を騙す事にある程度成功し、優良とまで過大評価されているという。
学生設定の主人公による時間の無駄でしかない日常会話やジョークに付き合わされる覚悟があるならば、これも経験と思って購入してみるのも良いだろう。
退学寸前の、自分の意志の無い抜け殻のような学生が焦ってこの本を手に取る様子を想像すると、何だか微笑ましくもある。
これはマックファンが書いた論文執筆指南書だ!
やたらにアウトラインの説明がある、アウトラインは本文中でも詳細にして反復的にその意図を説明している。よく読むとマックの専用ソフトでアウトライン・プロセッサー「インスピレーション」を、思考の視覚化機能を文章にして書き上げられたことが章立てを読んでいると見えてくる。かくいう私も愛用者だった!だから、何処となく平板。知的な駄洒落は、中々、ハイブロウ〜!本文後半でも自ら紹介している山内志朗「ぎりぎり合格」の駄洒落をかなり意識して、向こうを張って書いている。哲学者は駄洒落なくしては勤まらない、フーコー曰く、「哲学にはある種のびっくりするような陽気な愚行を突きつけることによって、理解しがたいある種の爆笑によって、最終的には理解することですし、いずれにしても(哲学を)破壊することなのです」(「わたしは花火師です」p.66, 2008)
さて、受講者(読者)は、破壊的に学習力が、作文力がついたか知らん!
レポートの書き方がわからないという方に
文章が堅苦しくなく会話形式のように書かれているのでどんどん読み進む事ができます。
それでいて明瞭にレポートや論文の作成のルールやフローチャート等について書かれてい
るので、特に大学に入ってレポートの書き方がわからないという人にとてもお勧めできる
良本だと思います。ちなみに漫画「あずまんが大王」が好きな人は読んでると思わずニヤリ
とするのではないでしょうか。
論文の書き方を概観するには良い
副題が「レポートから卒論まで」となっています。実際にはレポートと卒論にはトピックの選び方から構成の複雑さまでいろいろと違いがありますが、そのあたりの違いに関しては本書を読むだけではよくわかりません。
ただし論文というのはどういう文章か、ということから、トピックのたて方、パラグラフや論文全体の構成など、必要なことはすべておさえられていて、しかも読みやすい本だと思います。
これ一冊読んで論文が上達、というわけにはなかなか行かないかもしれませんが、困っている人たちに道筋を示す良書だと思います。
あとはトレーニングと更なる勉強あるのみです。
一読の価値あり!!
「作文ヘタ夫」という学生に、著者が対談形式で論文の書き方をたたき込むというストーリー。
なかなか良くできている。
たとえば、論文の「アウトライン」作成には、単語で構成された「項目アウトライン」から、
短い文で構成された「文アウトライン」に進むという方法は勉強になった。
また、問いを見つけるために、
テーマにいろいろな種類の問い(「いかにして?:経緯」、「なぜ?:因果」、「どうすべきか?:当為」、「どんな?様態」)を
ぶつていくという「ビリヤード法」という提案は、なるほどと思った。
それにしても感心するのが、著者の文体模写で、ヘタ夫の最初のレポートのヒドさは驚嘆するし、
司馬遼太郎文体でパラグラフライティングを紹介する箇所には大笑い。
個人的に最も有益だったのは、Endnoteという文献入力支援ソフトの存在を知れたこと。
本書には出てこないけど、これを手がかりにref for windowsというフリーソフトを見つけられた。
この本を学生が読んでからレポートを書いてくれたら、
大学の教員は採点が少しは楽しくなるのだろう。
でも学生さんじゃなくても読む価値はあり!!
読み物として完成している
筆者が冒頭で述べるように、「読み物として楽しいもの」になるように心がけたという目標は達成されていると思う。論文を書いたことのない大学生が主人公であり、先生の助けを借りてまともな論文を書けるようになるまでの道のりが軽妙に描かれる。読んでいて飽きさせない。なお、論文を書くための情報の提供には妥協していないので、奥が深い本になっていると思われる。
りあえず、レポートから卒論までのレベルの論文の書き方の基本がわかる
卒論レベルまでの論文の書き方のノウハウを手取足取り教えてくれる本ですが、論証の組み立て方が丁寧に説明され、資料の探し方の細かなノウハウも示されているので、「学問の仕方」を学べる本になっています。既存の論文・文章の書き方の本の方法と著者の方法の比較とその評価をきちんと載せている点も良いです。私も大学生の時にこの本に出会いたかった。はじめて論文もどきの文章を書くことになったため、AMAZONで評判の良いコメントが多かった本書を買いました。私も色々な機関誌に雑文を書きましたが、いつもアウトラインを作らずにいきなり書き出していましたので、この本の中に出てくる作文下手夫君の気持ちは良く解ります。これからはアウトラインを作成してから書くことにします。それにしてもこの本の内容は高校で教えるべきものではないでしょうか?民主主義社会では、議論の組み立て方・表現の仕方を国民全員が学んでおくことが必要です。
論文を書くのに困っている人に
そこらへんにいそうな学生、「作文ヘタ夫」君が論文を完成させるにはどうしたらいいのかを、具体例、演習問題をあげて解説してあります。
テーマへの取り掛かり方、たとえば、まずテーマに関連する新書を買ってくる、から始まり、アウトラインの作成、それをもとに構成を膨らましていくという段階をおっているので、
実践的だと思います。
こんな学生でも論文を完成させられるのか、という安心感と、だから自分もできるかも、という妙な自信がわいてきます。
論文を書く必要に迫られている人、必読です!
冴えてますね
論文系のマニュアル本は何冊か読みましたが、内容、読みやすさ、面白さともダントツでした。「頭のよい人の・・・」系の冗長さがありません。論文系の隠れたベストセラー本です。 論文界のドラゴン桜でしょうか。(こういう言われ方、嫌いじゃなさそうな著者です)
まずはこの本からどうぞ
論文を書くたびにいつも困っている人なら、まず一度この本を読んでみることをお勧めします。大学生が陥りやすい論文に対する誤解から、どのように論文を構造的に組み上げていけばよいのかを詳しい用例と弁証形式によって解き明かしてくれます。内容も読みやすいので、論文の課題が与えられたら、論文に取りかかる前に半日でも一日でもいいのでこの本を眺めてみてはどうでしょうか?
