- [著]栗本 薫
- カテゴリ:
- 文庫 (304頁)
- ISBN:
- 4150309272
- 発売元:
- 早川書房 (2008/06)
- 価格:
- ¥ 567 (税込)
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影にスポット
シルヴィアの破天荒ぶりが際立っています。
どこまでも実直で人格者揃いのケイロニアにあって、彼女の存在がバランスをとり、
物語に厚みをもたらしているようでもあります。
ただの愚痴、という評価も多いですが、秘密がどんどん明らかにされ、
あっという間に読んでしまいました。
次巻が楽しみです。
第1章、第2章は粗読でOK
第1章と第2章は、あーなってこーなって悲喜こもごも・・というどうでもいいようないつものパターンです。最近は、第1章〜第3章がこのパターンで、第4章でちょっとヒキを入れていましたが、本巻は第3章からそれなりに展開しています。とはいえ、この展開、また風呂敷を拡げるような。
グインサーガ初期のような「気合(カツカツした感じ)」をもういっぺん、筆に込めて欲しいです。
買い続けているけど。
もうファンをやめるので全巻まとめてオークションで売ろうと思っているけど、
全巻揃っていても誰も買ってくれない。
最新刊が入っていないとなおさら売れないから、取りあえず買ってみたものの、
またも無意味な新展開。
「豹頭王の花嫁」を出版するための伏線かね。
まあいずれにせよ、つまらんことこの上なし。
いくらなんでも....。
話が進んでるのはいいけどいくらなんでもシルヴィアの扱いが酷すぎる。
あんまりすぎ。
確かにもともとうかつな娘だったけどあそこまで異常な人間にしなくても。
それにあの宮廷にはちゃんとした医者はいなかったのか?って気になる。
性犯罪の被害にあった娘に対するケアを何もしなかったのかって感じ。
(小説の中の話に現実の病気の話を持ち出してなんですけど、性犯罪の被害に遭った人の中には現実に多淫症になってしまう人もいます。理由は自分の身におきた事は大した事ではないのだ、性行為などなんでもないことだと思おうとするからだそうですよ。それとまだ若すぎる時に被害に遭って淫乱症になってしまうこともあるとか)
父親も嫌いな女の子供だからってもう一人の娘と差別しすぎ。
そりゃぐれるわ。
グインよりシルヴィアに同情するね。
娘の心のケアを怠った父親にも同情できん。
やっとケイロニアへ
やっと、ホントにやっと、グインがケイロニアへ帰ってきます。
しかし、物語の後半はまぁ、暗澹とすると言うか、何と言うか。
そこまで、シルヴィアを貶めなくても、という扱いに、ちょっと呆れてしまいました。
今更、そんなに怒らなくてもねぇ、ハゾスさん。
グインを取り巻く重臣達は好漢で、シルヴィアだけが悪者扱いされるんですね。
かなり凹むラストへの展開ではありますが、まぁ、一応ストーリーが進んだ、って事で★4つ。
後半はまるで怪談を読んでいるかのよう
シルヴィアの場面はまるで怪談を読んでいるようでした。主人公の妻をここまでおとしめるなんて・・
面白かったのは女官クララがシルヴィアに気に入られるくだり、そんなことがあったっけ?とずいぶん前の巻を読み返したくなりました。
最後は予想していなかったので驚きました。敏腕宰相ハゾスはどう始末をつけるのか?気になります。
どろどろ
栗本さんの好きなパターンのひとつの典型の巻かな。
男の人間関係は「好漢同士の気持ちよいお付き合い」(除く男色)
女の人間関係は「どろどろ」
という設定が多いのでは?
アムネリス、アリストートス(彼はある意味「女」)
もちろん本巻の主役シルヴィアもまた。
人間にはどうしようもない一面があって、その描写であるのはよくわかりますが読み直したい巻ではないですね。
外伝も含めて伏線になって...。
完結するしないは別としても、昔の推理小説をたくさんお書きになってた頃のように書き味の「鮮やかさ」が戻ってくるといいのですが。
これなら……
許せる……なんて書いたらものすごく失礼なのは承知なんですが、最新刊が出ても「あ〜出てたんや……」と何日も経ってから思い出すような、惰性で読み続けている作品になってしまっていただけに、ようやくというか少なくとも物語が転がる雰囲気が見えただけでも安心してしまいます。
サイロンに帰ってきたグインを歓迎する国民の「光」と、奥深くに沈んでしまったシルヴィアの「影」の前後半の対比が鬱屈としてきて、栗本さんらしい1巻になりました。
爽快感はかけらほどもないですが、テンポが悪くてもこれなら次を読もうかなぁという気にはなれます。
ここ数巻、同じ言葉を書いていますが著者の健康をとにかく祈っています。
長台詞が減った分、最近ではマシな方
今の時点で星3とか4が多いですが・・・
マリウスやリンダなんかの、
うだうだな自分語り長台詞で枚数埋めして、
橋○壽賀子のドラマか?っていうここ何巻かの状況からすれば、
主人公であるグインがメインで、
(売国妃になると決定済みの)妻との確執という、
当初の設定に近づくための伏線的?な内容であれば、
あぁ、ちゃんと物語は進んでいるのね!ってね、
長く読んでるファンは星3つ4つ、つけちゃいますよね。
物語としては衝撃の内容かもしれませんが、
これはヒロイックファンタジーではない。
最近、1巻から読み返してるんですが、ホントにもう・・・
グインに頑張って欲しいな...
やっとグインがケイロニアに帰って来ます!
アキレウス大帝との感動の再会、妻シルヴィアとの衝撃的な再会...。
私はシルヴィアの事は予想してて、アキレウス大帝はシルヴィアの所為で、体調を悪くしたのかと思っていたのですが、そうではなかった。
産まれた時から、かなり不幸なシルヴィアですが、最悪の事態に陥っています。
グインはどう対処するのか!?最初の衝撃の後の対応を期待しています。
私は、シルヴィアにとても同情しています。
彼女は愚かですが、とても正直に生きています。
嘘がつけないのが、彼女の不幸なのかもしれません。
グインは、この頃とかく人間臭くなってきました。
昔のグインなら「人間とは弱きもの」ぐらい言ってそうですが、今回はかなり落ち込んでいます。
弱き人間に近づいている様に思える...。
